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アイスクリームのうた

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アイスクリームの歌から転送)
みんなのうた
アイスクリームのうた
歌手 旗照夫天地総子
作詞者 さとうよしみ
作曲者 服部公一
映像 アニメーション
映像制作者 中原収一
初放送月 1962年6月 - 7月
再放送月 2016年6月 - 7月(ラジオ)
2022年8月 - 9月(同上)
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アイスクリームのうた」は、佐藤義美作詞、服部公一作曲の日本童謡

曲名は「アイスクリームの[1]、「アイスクリームの[2] と表記されることもある。

昔話の王子や王女ですら食べられないアイスクリームを、現代の子供が食べられる幸せを歌った楽曲。歌ではアイスクリームの冷たさ・甘さ・旨さを音楽隊で表現した。

歌い出しがヨハン・ゼバスティアン・バッハ無伴奏チェロ組曲第3番ブーレIに類似している。

来歴

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もともとは1960年ABCラジオ(朝日放送)の『ABC子どもの歌』のために書き下ろされた楽曲である[3]。同番組のチーフプロデューサーの阪田寛夫からの依頼で佐藤義美の詞を渡された服部公一がスウィング・ジャズ風に作曲した[3]。朝日放送大阪本社のスタジオにて録音が行われ[4]、歌は宝塚歌劇団の歌専科のOGだった山元篤子が歌い[4]、伴奏はキャスバオーケストラのメンバーによるコンボ[4]トランペット演奏は義則忠夫が担当した[4]。録音ディレクターは中川隆博[4]

1962年にはNHKの『みんなのうた』で旗照夫天地総子の歌で放送された[注 1]。『みんなのうた』のアニメーションは中原収一。その後、同じNHKの『うたのえほん』『おかあさんといっしょ[5][6]いないいないばあっ![7]などでも放送された。

『みんなのうた』での放送が、この曲が大いに売れるきっかけとなった[8]

この曲はアイスクリームの新製品のコマーシャルソングとして使われたこともある[8]。例として2009年放送のグリコ「パリッテ」のコマーシャルソングとしてTOMOが替え歌で歌った[9]

初期はLPレコード化され、現在ではCD化はされているが、『みんなのうた』では再放送はされず、DVD化もされてはいなかった。しかし映像は現存していないが発掘プロジェクトで音声は発掘され、2016年6月-7月に54年振りに再放送、6年後の2022年8月-9月にも再放送される。

録音した歌手

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参考文献

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  • 「アイスクリームのうた」服部公一『童謡はどこへ消えた 子どもたちの音楽手帖』平凡社(平凡社新書)、2015年、202-204頁。ISBN 978-4-582-85778-8

脚注

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注釈

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  1. ^ 同番組では数少ない民間放送出自の楽曲が放送された例となっている(その他には「以心伝心しよう」などがある)。

出典

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  1. ^ 『保育のためにこどものうた140選』ドレミ楽譜出版社、1992年、46-47頁。ISBN 978-4-8108-0261-0
  2. ^ 寺田真由美(監修)、寺田雅典 (著)『園の先生厳選! カンタンキレイなピアノ伴奏譜 保育のうた155』ひかりのくに、2014年、68-69頁。ISBN 978-4-564-60840-7
  3. ^ a b 服部2015、202頁。
  4. ^ a b c d e 服部2015、203頁。
  5. ^ 日本放送協会『「うたのリクエスト 夏スペシャル2022」 - おかあさんといっしょhttps://www.nhk.jp/p/okaasan/ts/ZPW9W9XN42/episode/te/KW8P6KGN9Q/2024年8月21日閲覧 
  6. ^ 日本放送協会『火曜日 - おかあさんといっしょhttps://www.nhk.jp/p/okaasan/ts/ZPW9W9XN42/episode/te/76YJ8PPGGM/2024年8月21日閲覧 
  7. ^ 日本放送協会『なつのコンサート(1) - いないいないばあっ!https://www.nhk.jp/p/inaiinai/ts/E4G3263MG7/episode/te/68QXGQ8G9Z/2024年8月21日閲覧 
  8. ^ a b 服部2015、204頁。
  9. ^ アイスクリームの歌[替え歌] TOMO Glico(江崎グリコ) Palitte(パリッテ) 「輝くショーウインドー」編、曲名探偵団、2009年。

外部リンク

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