アイデミー
種類 | 株式会社 |
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機関設計 | 監査役会設置会社 |
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒100-0004 東京都千代田区大手町一丁目2番1号 Otemachi Oneタワー6F |
設立 | 2014年6月10日 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | オンライン上で人工知能(AI)やデジタルトランスフォーメーション(DX)について学ぶサービスの提供。内製化支援のコンサル。 |
代表者 | 石川 聡彦(代表取締役 執行役員 社長) |
資本金 | 8.0億円(2023/5/31時点、資本剰余金含む) |
発行済株式総数 | 3,917,600 |
売上高 | 1,666(百万円) |
営業利益 | 238(百万円)[1] |
経常利益 | 240(百万円)[1] |
総資産 | 1,451(百万円)[1] |
従業員数 | 従業員数:119名(2023/5/31時点、アルバイト含む) |
会計監査人 | 有限責任 あずさ監査法人 |
主要株主 |
石川 聡彦. 50.04% UTEC4号投資事業有限責任組合. 21.03% Skyland Ventures 1号投資事業有限責任組合6.56% DCIベンチャー成長支援投資事業有限責任組合 2.26% ダイキン工業2.26% テクノプロ2.26% 古河電気工業1.96% 日本ゼオン1.96% 中川 綾太郎1.13% 谷 修造1.13% (2023年5月31日現在) |
株式会社アイデミーは、2005年に設立された日本のIT企業であり、オンラインAI教育プラットフォーム及びAI/DXサービスを提供している。同社のプラットフォームは、プログラミング、デザイン、ビジネスなど多岐にわたるコースを提供しており、利用者は自分のペースで学習することができる。同社は、教育のアクセスを広げ、知識を共有することを使命としている。また、アイデミーは、日本国内で多数のパートナーシップを結び、教育機関や企業と連携している。
沿革
[編集]2014年
2016年
- 7月 本社を東京都渋谷区に移転
2017年
- 7月 商号を株式会社アイデミーに変更
- 9月 個人領域におけるデジタル人材育成支援プログラム「Aidemy Premium(アイデミー プレミアム)」をリリース
- 12月 無料で学べるAIプログラミング学習サービス「Aidemy Free(アイデミーフリー)」をリリース
2018年
- グッドデザイン賞受賞(詳細後述)
- 7月 エンタープライズ企業のデジタル変革に向けて必要なデジタル人材の育成支援を行うオンラインDXラーニング「Aidemy Business(アイデミー ビジネス)」をリリース
- 本社を東京都文京区に移転
2019年
- 3月 「Aidemy Business」に付随したサービスとして講師派遣型でデジタル人材育成研修を行う「Aidemy Practice(アイデミープラクティス)」をリリース
- 12月 一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)に入会
2020年
- 1月 ダイキン工業株式会社と資本業務提携契約を締結。AI人材の育成を強化し、AIを活用したソリューションを創出。
- テクノプロと資本業務提携契約を締結。AI人材育成からサービス開発まで共同で実施
- 4月 エンタープライズ企業のデジタル変革をテーマ選定からPoC開発、システム開発、運用まで一気通貫で伴走型支援するサービス「Modeloy(モデロイ)」をリリース
- 8月 本社を東京都千代田区に移転
2021年
- 2月 「Aidemy」シリーズの受講者数が10万人を突破
- 6月 古河電気工業株式会社と資本業務提携契約を締結。デジタル人材育成から新規事業開発まで共同で実施
- 11月 KDDI株式会社と地域のDX人材育成に関する業務提携契約を締結
2022年
- 7月 個人のデジタルスキルを可視化するアセスメントテスト 「DSAT (Digital Skill Assessment Test)」をリリース
- 12月 日本ゼオン株式会社と資本提携契約を締結。マテリアルズ・インフォマティクス(ビッグデータ、AIなどのデジタル技術の活用により、材料の製造方法を予測するなど、材料開発の効率化を図る取り組み) 領域での本格的な協業を開始
- 12月 「Aidemy」シリーズの受講者数が20万人を突破[3]
2023年
- 6月22日 東証グロースに上場
- 10月13日 Webクリエイティブ事業およびWebアプリケーション構築事業を行っている株式会社ファクトリアル(東京都三鷹市)の株式80%を取得し、子会社化することを発表[4]。
グッドデザイン賞受賞
[編集]2018年、グッドデザイン賞を受賞する。グッドデザイン賞はデザインの機能や役割、可能性、魅力などを社会に普及・定着させるために企業・行政を奨励することであるため、デザインの優劣を品評しているわけではない[5]。
高専での導入
[編集]ICT教育ニュースによるとアイデミーは文部科学省の「高専スタートアップ教育環境整備事業」の一環として、9月から、沼津工業高等専門学校(沼津高専)に、AIやデータサイエンス領域の教育機関向けオンライン学習サービス「Aidemy for School」の提供をしている。このサービスのより、画像認識、自然言語処理、機械学習など、AI分野の学習カリキュラムを重点的に準備し、同校の学生の自己学習を支援している[6]。
Modeloy(モデロイ)
[編集]Modeloy(モデロイ)とは開発に加えDX教育とシステム更新の内製化も同時に支援するサービスである。サービス詳細は、Modeloy Business Consulting(課題選定)、Modeloy Data Science Consulting(PoC)、Modeloy Engineering(開発支援)、Modeloy Cloud(実運用プラットフォーム)である。このサービスはコンサルタント・エンジニア・データサイエンティストから成るアイデミーのプロフェッショナルらがプロジェクトを立ち上げ・推進し、社内にノウハウが蓄積する形でサービスを提供している。日刊工業新聞によるとこれを導入後は使用データの更新に伴うAIモデルの更新や修正も、開発元のアイデミーに頼らず自社内で解決できるようサポートされる[7]。
買収
[編集]2023年10月13日に、株式会社ファクトリアルの株式80%を取得し、子会社化すると発表した。 ファクトリアルとは1年以上、一部案件の委託実績もあり、事業シナジーがあるため子会社化された。正式に子会社となるのは2024年1月4日であると予定されている[8]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 会社概要 Aidemy.
- ^ “ついに上場 東大発AIスタートアップのビジョンに迫る|M&Aコラム”. www.nihon-ma.co.jp (2023年9月5日). 2024年5月29日閲覧。
- ^ “AI/DX内製化支援を通じて、あらゆる企業の変革をサポートする|株式会社アイデミー” (2023年6月21日). 2024年5月29日閲覧。
- ^ https://www.nihon-ma.co.jp/news/20231013_5577/
- ^ “人工知能系ソフトウェア”. GOOD DESIGN AWARD. 2024年5月29日閲覧。
- ^ “アイデミー、沼津高専にAIやデータサイエンスのオンライン教育を提供”. ict-enews.net. 2024年5月29日閲覧。
- ^ SHIMBUN,LTD, NIKKAN KOGYO. “SIer最前線/アイデミー 顧客のDX教育・内製化も支援”. 日刊工業新聞電子版. 2024年5月29日閲覧。
- ^ https://ssl4.eir-parts.net/doc/5577/tdnet/2345528/00.pdf