アイヌカイセイ
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ぼろぼろのアットシ(シナノキやオヒョウニレの樹皮の繊維で織った、アイヌの民族衣装)を身に纏い、空家や古い家などに現れる。人が眠っていると、胸や首を押し付けて苦しめるという[1]。
民話研究家・佐々木喜善は著書において、座敷童子との関連性があるのではないかと述べている[2]。
なお、名称の「カイセイ」はアイヌ語で「死骸」を意味する[1]。
脚注
[編集]- ^ a b 村上健司編著 『日本妖怪大事典』 角川書店、2005年、4頁。ISBN 978-4-04-883926-6。
- ^ 佐々木喜善 『遠野のザシキワラシとオシラサマ』 中央公論新社〈中公文庫〉、2007年、55頁。ISBN 978-4-12-204892-8。