コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

アイマン・ウマロヴァ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アイマン・ウマロヴァ
Aiman Umarova
アイマン・ウマロヴァ
生誕 ジャンブール州
国籍 カザフスタンの旗 カザフスタン
出身校 カザフ州立大学
職業 弁護士
活動拠点 アルマトイ
肩書き 人権活動家
子供 2人
受賞 国際勇気ある女性賞(2018年)
テンプレートを表示

アイマン・ウマロヴァカザフ語: Айман Омарова または Айман Умаровой, : Aiman Omarova または Aiman Umarova, : 艾曼·烏瑪洛娃)は、カザフスタン弁護士人権活動家である[1][2][3][4][5][6]国際勇気ある女性賞の受賞者である[7]

経歴

[編集]
メラニア・トランプ

ジャンブール州に生まれる[7]。17歳のときに家を出て大学に入学する[8]。3つの高等教育を履修している[8]。最終学歴はカザフ州立大学卒業であり、国際関係と国際言語を修めた[8]

ウマロヴァは当初、社会的な不平等に立ち向かって人々を守ろうと考え、法執行機関において捜査官としてのキャリアを積んでおり、その傍らで法学の学士号を取得するために勉学に勤しんだ[7]。2018年、アメリカ合衆国国務省による国際勇気ある女性賞を受賞している[1][4][9]。2019年には、国民の法律に関する知識を向上させることを目的として、オンラインの法律学校を創設している[10]

人物

[編集]

アルマトイを拠点に活動している[9]。子どもや女性を対象とする性犯罪や、テロリズム暴力的過激主義などに関連する犯罪事案の他、人権を侵害する目的あるいは政治的な目的で、投獄されている囚人と協力する行為を扱っている[3][7][2]カザフスタンの大統領のもとに組織された、人権に関する専門家会議のメンバーを務めている[2]

カザフスタンの法務関連の諮問部会における懲戒委員会のメンバーを務めている[3]。アルマトイ地域弁護士会に所属している[7]。公的な財団である “Human Rights Lawyers”(: «Правозащитники»)の設立者の1人である[11][7]

カザフ語ロシア語の他に、英語やチュルク語を話すことができる[8]。二児の母である[7]。好きな作家として、サマセット・モームオー・ヘンリーサキマーク・トウェインフレデリック・フォーサイスの他に、フョードル・ドストエフスキーアントン・チェーホフなどを挙げている[8]

脚注

[編集]
  1. ^ a b マッシモ・イントロヴィーニャ (2019年4月2日). “アイマン・ウマロヴァ(Aiman Umarova)弁護士「中国の強制収容所の囚人に人生を捧げる」”. BITTER WINTER. 2020年8月13日閲覧。
  2. ^ a b c In the words of Aiman Umarova: “If violence is condemned to silence, that does not mean that it’s not in our lives””. UNウィメン (2018年11月16日). 2020年8月13日閲覧。
  3. ^ a b c ЦЕЛЬ ПРОЕКТА”. ПРАВОВАЯ ШКОЛА Айман Умаровой. 2020年8月13日閲覧。
  4. ^ a b “Kazakh Human Rights Lawyer Suspects Her Dog Was Poisoned”. ラジオ・フリー・ヨーロッパ. (2019年6月5日). https://www.rferl.org/a/kazakh-human-rights-lawyer-suspects-her-dog-was-poisoned/29983013.html 2020年8月13日閲覧。 
  5. ^ Women of Courage Awards 2018”. ボイス・オブ・アメリカ (2018年4月9日). 2020年8月13日閲覧。
  6. ^ マッシモ・イントロヴィーニャ (2019年4月12日). “哈薩克斯坦的「中共孤兒」:我們要爸爸媽媽!”. BITTER WINTER. 2020年8月13日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g Biographies of the Finalists for the 2018 International Women of Courage Awards”. アメリカ合衆国国務省. 2020年8月13日閲覧。
  8. ^ a b c d e Айман Умарова, адвокат: Важно, кто с нами...”. Издательство "Время" (2016年12月7日). 2020年8月13日閲覧。
  9. ^ a b Defending those who need it the most”. Norwegian Helsinki Committee (2019年10月22日). 2020年8月13日閲覧。
  10. ^ “Айман Умарова открыла правовую онлайн-школу”. Яндекс. https://yandex.kz/news/story/V_Kazakhstane_otkrylas_pravovaya_onlajn-shkola_advokata_Ajman_Umarovoj--d2178d3ff5b9d150977880da99488e71 2020年8月13日閲覧。 
  11. ^ “«Оранжевые дни» Айман Умаровой”. Newtimes.kz. (2018年11月20日). https://newtimes.kz/obshchestvo/81763-kazakhstanskij-advokat-ajman-umarova-poluchit-nagradu-gosdepa-ssha 2020年8月13日閲覧。 

外部リンク

[編集]