アイマン・ウマロヴァ
アイマン・ウマロヴァ Aiman Umarova | |
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アイマン・ウマロヴァ | |
生誕 | ジャンブール州 |
国籍 | カザフスタン |
出身校 | カザフ州立大学 |
職業 | 弁護士 |
活動拠点 | アルマトイ |
肩書き | 人権活動家 |
子供 | 2人 |
受賞 | 国際勇気ある女性賞(2018年) |
アイマン・ウマロヴァ(カザフ語: Айман Омарова または Айман Умаровой, 英: Aiman Omarova または Aiman Umarova, 中: 艾曼·烏瑪洛娃)は、カザフスタンの弁護士、人権活動家である[1][2][3][4][5][6]。国際勇気ある女性賞の受賞者である[7]。
経歴
[編集]ジャンブール州に生まれる[7]。17歳のときに家を出て大学に入学する[8]。3つの高等教育を履修している[8]。最終学歴はカザフ州立大学卒業であり、国際関係と国際言語を修めた[8]。
ウマロヴァは当初、社会的な不平等に立ち向かって人々を守ろうと考え、法執行機関において捜査官としてのキャリアを積んでおり、その傍らで法学の学士号を取得するために勉学に勤しんだ[7]。2018年、アメリカ合衆国国務省による国際勇気ある女性賞を受賞している[1][4][9]。2019年には、国民の法律に関する知識を向上させることを目的として、オンラインの法律学校を創設している[10]。
人物
[編集]アルマトイを拠点に活動している[9]。子どもや女性を対象とする性犯罪や、テロリズムや暴力的過激主義などに関連する犯罪事案の他、人権を侵害する目的あるいは政治的な目的で、投獄されている囚人と協力する行為を扱っている[3][7][2]。カザフスタンの大統領のもとに組織された、人権に関する専門家会議のメンバーを務めている[2]。
カザフスタンの法務関連の諮問部会における懲戒委員会のメンバーを務めている[3]。アルマトイ地域弁護士会に所属している[7]。公的な財団である “Human Rights Lawyers”(露: «Правозащитники»)の設立者の1人である[11][7]。
カザフ語やロシア語の他に、英語やチュルク語を話すことができる[8]。二児の母である[7]。好きな作家として、サマセット・モームやオー・ヘンリー、サキやマーク・トウェイン、フレデリック・フォーサイスの他に、フョードル・ドストエフスキーやアントン・チェーホフなどを挙げている[8]。
脚注
[編集]- ^ a b マッシモ・イントロヴィーニャ (2019年4月2日). “アイマン・ウマロヴァ(Aiman Umarova)弁護士「中国の強制収容所の囚人に人生を捧げる」”. BITTER WINTER. 2020年8月13日閲覧。
- ^ a b c “In the words of Aiman Umarova: “If violence is condemned to silence, that does not mean that it’s not in our lives””. UNウィメン (2018年11月16日). 2020年8月13日閲覧。
- ^ a b c “ЦЕЛЬ ПРОЕКТА”. ПРАВОВАЯ ШКОЛА Айман Умаровой. 2020年8月13日閲覧。
- ^ a b “Kazakh Human Rights Lawyer Suspects Her Dog Was Poisoned”. ラジオ・フリー・ヨーロッパ. (2019年6月5日) 2020年8月13日閲覧。
- ^ “Women of Courage Awards 2018”. ボイス・オブ・アメリカ (2018年4月9日). 2020年8月13日閲覧。
- ^ マッシモ・イントロヴィーニャ (2019年4月12日). “哈薩克斯坦的「中共孤兒」:我們要爸爸媽媽!”. BITTER WINTER. 2020年8月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g “Biographies of the Finalists for the 2018 International Women of Courage Awards”. アメリカ合衆国国務省. 2020年8月13日閲覧。
- ^ a b c d e “Айман Умарова, адвокат: Важно, кто с нами...”. Издательство "Время" (2016年12月7日). 2020年8月13日閲覧。
- ^ a b “Defending those who need it the most”. Norwegian Helsinki Committee (2019年10月22日). 2020年8月13日閲覧。
- ^ “Айман Умарова открыла правовую онлайн-школу”. Яндекс 2020年8月13日閲覧。
- ^ “«Оранжевые дни» Айман Умаровой”. Newtimes.kz. (2018年11月20日) 2020年8月13日閲覧。
外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、アイマン・ウマロヴァに関するカテゴリがあります。
- Aiman Umarova (@aimanumarova) - X(旧Twitter)