アイ・キャッチャー
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アイ・キャッチャー、アイキャッチャー (eye catcher) は、各種のデザインにおいて、人の注意を引きつけるための視覚的要素[1][2]の総称。英語で「人目を引くもの」[2][3]の意。
狭義では複数の広告作品で継続的に使用するために意図的に制作された図像を意味し[1]、一瞥で商品や広告主を想起させるものとも説明される[2]。なお、広告業界ではこのような要素をアイキャッチとも称する[4]。
概要
[編集]広告
[編集]アイ・キャッチャーの具体例として、特定の写真、イラストレーション、キャラクター、ロゴタイプ、特定の人物の顔[1][5]、アイコン[6]、色などがある[7]。このうち、写真は視覚効果が高い[8]。
文字情報は図形と組み合せることで印象が強まる[9]。
美人 (Beauty)、動物 (Beast)、赤ん坊 (Baby) は「三つのB」と称されるほどに宣伝や広告で多用される[10]。
その他の分野
[編集]日本では、建築・造園の分野において、関心を高める要素を「アイキャッチャー」[11]と称する。
また、日本の放送業界には、番組タイトルを印象させるための演出の呼称「アイキャッチ」がある。
脚注
[編集]- ^ a b c 流通用語辞典『アイ・キャッチャー』 - コトバンク
- ^ a b c デジタル大辞泉『アイキャッチャー』 - コトバンク
- ^ Weblio 研究社 新英和中辞典 eye‐catcher
- ^ 鈴木貴子. “売れる仕組みをつくるコツ Vol.4「売れる広告の作り方」写真や図形をどう使えば売上がアップする?”. ドリームゲート. 2015年7月26日閲覧。
- ^ “アイキャッチャー”. ドリームゲート. 2015年7月26日閲覧。
- ^ “広告用語辞典 アイキャッチャー”. 広告転職.com/プロフェッショナルメディア. 2015年7月26日閲覧。
- ^ “新聞折り込み広告を機能させるデザインの考え方 チラシの機能は「知らせる」「理解させる」「行動させる」”. 読売IS. 2015年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月26日閲覧。
- ^ “5つのポイントでわかる、アイキャッチ効果の高い画像素材”. みんなのコピー (2013年1月25日). 2015年7月26日閲覧。
- ^ “チラシの作り方 6「アイ・キャッチャー」”. 塾専門広告制作 (2012年1月18日). 2015年7月26日閲覧。
- ^ 百科事典マイペディア『アイ・キャッチャー』 - コトバンク
- ^ 造園手法についての記述の例:岡田昌彰「産業廃墟景観論・試論(日本造園学会研究発表論文集19)」『ランドスケープ研究:日本造園学会誌』第64巻第5号、2001年3月30日、765-768頁。「ピクチャレスク庭園における廃壗の位置付けの1つに、「アイキャッチャー」がある。これは、風景構図に多様性を与えるべく特に目を惹く一要素として廃墟を配置する手法である。」 NAID 110004305242