アウトルック (カナダのユダヤ系雑誌)
編集長 | カール・ローゼンバーグ |
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カテゴリ | ユダヤ系、社会主義 |
刊行頻度 | 年4-6回刊 |
総発行部数 (2016年) | 500 |
創刊号 | 1963年10月、『Canadian Jewish Outlook』 |
最終号 | 2016年春 |
国 | カナダ |
拠点 | バンクーバー(1979年以降) |
言語 | 英語 |
ウェブサイト | http://www.outlookmagazine.ca |
『アウトルック』(Outlook: Canada's Progressive Jewish Magazine) は、かつてカナダのブリティッシュコロンビア州バンクーバーを拠点に、年6回刊行されていた、独立系で世俗的内容のユダヤ系の定期刊行物[1]。
1963年に創刊されたときは[2][リンク切れ]、『カナディアン・ジューイッシュ・アウトルック (Canadian Jewish Outlook)』と題され、「社会主義的=ヒューマニズム的 (socialist-humanist)」観点をもったイディッシュ語の新聞『ヴォチェンブラット (Vochenblatt)』の附録であった。『アウトルック』は、連合ユダヤ人民団から支援を受けていたが、正式にその組織の一部であったことはなかった。『アウトルック』は、イディッシュ文化とともに、ユダヤ人の倫理的ヒューマニズム、イスラエル・パレスチナ間の平和と正義の問題を取り上げた、カナダでは唯一の刊行物であった。
誌名が短くされたのは、1986年であった。1988年には、最初の25年間にこの雑誌に掲載された記事や社説、評論などを集めたアンソロジー『The Canadian Jewish Outlook Anthology』が、 ヘンリー・ローゼンタール (Henry Rosenthal) とキャシー・バーソン (Cathy Berson) を編集者として出版された.[3]。
この雑誌の発行部数は、最盛期の1990年代で3,000部であったが[2][4]、2016年には 500部まで落ち込んでいた。創刊当初はトロントに拠点を置き、ジョシュア・ガーシュマン (Joshua Gershman) が発行人で事実上の編集長でもあり、彼が死去した1978年までこの体制であったが、1979年にはバンクーバーへ移って、ハンク・ローゼンタール (Hank Rosenthal)、ベン・チャド (Ben Chud)、シルヴィア・フリードマン (Sylvia Friedman) が編集にあたるようになり、さらに1998年からはカール・ローゼンバーグ (Carl Rosenberg) とフリードマンが編集を担った。52年間にわたって刊行を継続した同誌であったが、2016年春の号を最後に廃刊となった[5]。
脚注
[編集]- ^ “Outlook: Canada's Progressive Jewish Magazine”. Jewish Federation. 2015年11月13日閲覧。
- ^ a b http://www.outlookmagazine.ca/images/Outlook-Summer-2016.pdf
- ^ Canada Jewish Anthology
- ^ JTA (2016年6月15日). “CANADA’S ‘ONLY PROGRESSIVE JEWISH MAGAZINE’ PUBLISHES LAST ISSUE”. Canadian Jewish News. 2019年6月13日閲覧。
- ^ Barbara Silverstein (2016年6月22日). “CANADIAN JEWISH MAGAZINE OUTLOOK PUBLISHES ITS LAST ISSUE”. Canadian Jewish News. 2019年6月13日閲覧。
外部リンク
[編集]- Official website
- Outlook (Spring 2016) Farewell edition of Outlook