アクワイアリング・ザ・テイスト
表示
『アクワイアリング・ザ・テイスト』 | ||||
---|---|---|---|---|
ジェントル・ジャイアント の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ロンドン AIRスタジオ、アドヴィジョン・スタジオ | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ヴァーティゴ | |||
プロデュース | トニー・ヴィスコンティ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ジェントル・ジャイアント アルバム 年表 | ||||
|
『アクワイアリング・ザ・テイスト』(Acquiring the Taste)は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、ジェントル・ジャイアントが1971年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]前作『ジェントル・ジャイアント』(1970年)に引き続きトニー・ヴィスコンティがプロデューサーを務め、ヴィスコンティは本作では楽器演奏でも参加した[1]。オリジナルLPは見開きジャケットとなっており、一部だけを見ると尻を舐めているように見えるが、実際には桃を舐めているデザインである[2]。なお、当初は桃でなく牡蠣を舐める図柄(クンニリングスのようにも見える)にする案もあったという[2]。
評価
[編集]Bruce Ederはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「ハードロックとグレゴリオ聖歌の要素を自由奔放に混ぜ合わせて、全編にわたり十分に驚くべき内容となっている」と評している[3]。一方、本作のジャケットはピッチフォークが選出した「史上最悪のレコード・カヴァー」の一つに挙げられ「示唆的にしてみたつもりなのだろうか? 露骨に肛門接吻でよだれを垂らしている図柄ではないのか?」と評されている[4]。
収録曲
[編集]全曲ともデレク・シャルマン、レイ・シャルマン、フィル・シャルマン、ケリー・ミネアの共作。
- パンタグリュエルズ・ネイティヴィティ - "Pantagruel's Nativity" - 6:53
- エッジ・オブ・トワイライト - "Edge of Twilight" - 3:51
- ザ・ハウス、ザ・ストリート、ザ・ルーム - "The House, the Street, the Room" - 6:05
- アクワイアリング・ザ・テイスト - "Acquiring the Taste" - 1:39
- レック - "Wreck" - 4:40
- ザ・ムーン・イズ・ダウン - "The Moon Is Down" - 4:48
- ブラック・キャット - "Black Cat" - 3:54
- プレイン・トゥルース - "Plain Truth" - 7:36
参加ミュージシャン
[編集]- デレク・シャルマン - リード・ボーカル、バッキング・ボーカル、クラヴィコード、サクソフォーン、カウベル
- ケリー・ミネア - リード・ボーカル(on #1)、ピアノ、エレクトリックピアノ、オルガン、メロトロン、モーグ・シンセサイザー、ハープシコード、チェレスタ、クラヴィコード、チェロ、ヴィブラフォン、シロフォン、ティンパニ、タンブリン、マラカス、ストリングス・アレンジ
- ゲイリー・グリーン - ギター、12弦ギター、ベース
- レイ・シャルマン - ベース、ヴァイオリン、ヴィオラ、12弦ギター、オルガン、タンブリン、ボーカル
- マーティン・スミス - ドラムス、タンブリン
- フィル・シャルマン - リード・ボーカル(on #5, #7)、サクソフォーン、クラリネット、トランペット、ピアノ、マラカス
アディショナル・ミュージシャン
- ポール・コッシュ - トランペット、オルガン
- トニー・ヴィスコンティ - リコーダー、バスドラム、トライアングル
- クリス・トーマス - モーグ・プログラミング
脚注・出典
[編集]- ^ Tony Visconti | Credits | AllMusic
- ^ a b Stump, Paul (2005). Gentle Giant: Acquiring the Taste. SAF Publishing. pp. 39-40. ISBN 0946719616 Google Books参照。
- ^ Eder, Bruce. “Acquiring the Taste - Gentle Giant”. AllMusic. 2018年2月25日閲覧。
- ^ “The Worst Record Covers of All Time - page 8”. Pitchfork. Condé Nast. 2018年2月25日閲覧。