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アシュリー・バーンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アシュリー・バーンズ
ブライトンでのバーンズ(2011年)
名前
本名 アシュリー・ルーク・バーンズ
ラテン文字 Ashley Luke Barnes
基本情報
国籍 イングランドの旗 イングランド
生年月日 (1989-10-30) 1989年10月30日(35歳)
出身地 バース
身長 186cm
選手情報
在籍チーム イングランドの旗 ノリッジ・シティFC
ポジション FW
背番号 10
利き足 右足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
0000-2007 イングランドの旗 ポールトン
2007-2010 イングランドの旗 プリマス・アーガイル 22 (4)
2007 イングランドの旗 オックスフォード・ユナイテッド (loan) 3 (1)
2008 イングランドの旗 ソールズベリー・シティ (loan) 5 (0)
2008-2009 イングランドの旗 イーストボーン・バラ (loan) 8 (5)
2010 イングランドの旗 トーキー・ユナイテッド (loan) 6 (0)
2010 イングランドの旗 ブライトン (loan) 8 (4)
2010-2014 イングランドの旗 ブライトン 141 (42)
2014-2023 イングランドの旗 バーンリー 268 (52)
2023- イングランドの旗 ノリッジ
代表歴
2008  オーストリア U-20 1 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年5月19日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

アシュリー・バーンズ(Ashley Barnes,1989年10月30日 - )は、イングランド出身のサッカー選手ノリッジ・シティFC所属。ポジションはフォワード

クラブ経歴

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プリマス

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子どもの頃はスコット・シンクレアと同じチームでプレーしており、地元のサザンフットボールリーグに所属するポールトン・ローヴァーズFCに加入した。2007年3月にプリマス・アーガイルFCのトライアル試験を受け合格。18ヶ月契約を結び、リザーブチームでは7得点を挙げた。2007年11月にオックスフォード・ユナイテッドFC期限付き移籍し5試合に出場する。その後2クラブに期限付き移籍し、2009年1月にプリマスに復帰した。

ブライトン

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しかしプリマスでは安定した出場機会を得られず、2010年3月にフットボールリーグ1に所属する古豪ブライトンに期限付き移籍した。

7月8日、ブライトンに2年契約で完全移籍。2011年4月11日のダゲナム・アンド・レッドブリッジFC戦ではチームのフットボールリーグ・チャンピオンシップ昇格を決定づける得点を決めた。同シーズンはグレン・マレーに次ぐチーム2番目の20得点を挙げた。

2011-12シーズンはチームのエースとして14得点を挙げた。

2012-13シーズンもストライカーの地位を確保するも、3月9日のボルトン戦で審判を倒したことで7試合の出場停止処分を受ける。当時チームのFWである2選手が負傷していたため、この行為にサポーター及びクラブから批判を受けた。

バーンリー

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2014年1月10日、バーンリーと3年半契約を結んだ。2015年2月のチェルシー戦でネマニャ・マティッチへ激しいタックルを仕掛け、マティッチの報復行為を誘発し退場させた。このことをチェルシー監督のジョゼ・モウリーニョは公的にバーンズを批判している[1]。2015年5月24日のアストン・ヴィラ戦で膝を負傷。すでにバーンリーの降格は決定していたが、これによりバーンズは翌シーズンを全欠場した。

2017-18シーズンはバーンリーの前線をクリス・ウッドとともに担当。バーンリーの7位躍進に貢献した。

2019年11月7日、2022年6月まで契約を更新した[2]

2021年1月21日に行われたリヴァプールとのリーグ戦で、バーンズはキャリア100ゴール目を決めて1-0で勝利した。この勝利はリヴァプールのリーグ戦ホーム無敗記録を68試合で途絶えさせるものであり[3]、1974年以来となるバーンリーのアンフィールドでの勝利だった[4]

2023年4月7日、リヴァーサイド・スタジアムで行われたミドルズブラ戦では、プレミアリーグ昇格を果たす先制点を決め、ラストマッチとなった満員のターフ・ムーアでのカーディフとの試合でもゴールネットを揺らした[5]

ノリッジ・シティ

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2023年5月17日、契約満了に伴い2022-23シーズンをもってバーンリーを退団することを発表した。同時に、7月からノリッジ・シティに2年契約で加入することも発表された[5]。背番号はバーンリーでプレーしていた時と同じ「10」を着用する[6]

代表経歴

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バースでイギリス人の両親のもとに生まれたバーンズは、父方の祖母がクラーゲンフルト出身であるためオーストリア国籍を取得できればオーストリア代表での出場資格を得ることができると考えていた[7][8]

2008年7月、プリマスでのプレシーズンツアー中にオーストリア代表の関係者の目に留まり、その結果、2008年8月19日にスイスと対戦する20歳以下のチームに招集され、バーンズは73分に交代出場として250名の観客を前にデビューした[9][7][10]

しかし、2015年4月にバーンズはオーストリアサッカー協会とは2008年以降連絡を取っていないことを明かし、機会があればイングランド、オーストリアのどちらかのA代表にも前向きであると述べた[11]

2017年3月、プレミアリーグバーンリーで評価を高めていたバーンズは、イングランドとオーストリアの両方の代表資格があることを前提としながらも、オーストリア代表でのプレーが第一希望であることを明言した[7]

2018年、当時オーストリア代表監督だったフランコ・フォーダはアシスタントコーチにバーンズのプレーを視察に行かせたことを認めた[12]。 その年、バーンズはオーストリアへの帰化を申請したが、2019年2月にオーストリア内務省によって却下されたためバーンズはオーストリア国籍を取得できず、オーストリア代表としての資格はないことが確定した[13]

タイトル

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ブライトン
バーンリー

脚注

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  1. ^ モウリーニョ、バーンズのマティッチに対するタックルは「犯罪」”. フットボールチャンネル (2015年2月23日). 2019年11月26日閲覧。
  2. ^ Barnes Signs New Deal” (英語). Burnleyfootballclub (2019年11月7日). 2019年11月26日閲覧。
  3. ^ リバプール黒星、リーグ戦ホーム無敗記録が68試合で止まる”. AFP通信 (2021年1月22日). 2023年5月18日閲覧。
  4. ^ キャリア100ゴール目でリバプールを沈めたバーンズが歓喜「特別なこと」”. スポーツブル (2021年1月22日). 2023年5月18日閲覧。
  5. ^ a b BARNES SET TO JOIN CANARIES” (英語). バーンリーFC (2023年5月17日). 2023年5月19日閲覧。
  6. ^ Ashley Barnes to join Norwich City” (英語). ノリッジ・シティFC (2023年5月17日). 2023年5月19日閲覧。
  7. ^ a b c Mathew Nash (11 March 2017). “Burnley striker Ashley Barnes admits desire to play for Austria” (英語). HITC. 2023年5月19日閲覧。
  8. ^ “Ash Called Up For Austria”. paultonroversafc.co.uk. (1 August 2008). オリジナルの24 August 2011時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110824034227/http://paultonroversafc.co.uk/joomla/content/view/63/1/ 14 February 2010閲覧。 
  9. ^ VIELE CHANCEN, ABER DIE SCHWEIZ TRIFFT” (ドイツ語). OFB (August 2008). 24 September 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。22 April 2014閲覧。
  10. ^ ÖFB MEDIAINFO 137/2008: FRANZÖSISCHE REFEREES BEI ITALIEN VS ÖSTERREICH/DIE ÖFB KADERLISTEN FÜR U20, U21 UND A-TEAM PLUS TERMINE FÜR DIE KOMMENDEN LÄNDERSPIELE” (ドイツ語). OFB (August 2008). 24 September 2016時点のオリジナルよりアーカイブ。22 April 2014閲覧。
  11. ^ Hunter, Andy (10 April 2015). “Ashley Barnes: 'I got a text saying Mourinho had gone on TV to criticise me. I found it funny'”. The Guardian. https://www.theguardian.com/football/2015/apr/10/ashley-barnes-burnley-jose-mourinho-matic-chelsea-arsenal 24 February 2019閲覧。 
  12. ^ Burnley striker Ashley Barnes being monitored by Austria - Franco Foda”. ESPN (2018年3月2日). 2023年5月18日閲覧。
  13. ^ Innenministerium legt sich fest: Barnes wird kein Österreicher”. Tiroler Tageszeitung Online (27 February 2019). 2023年5月19日閲覧。

外部リンク

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