アジアリーグアイスホッケー2021-2022

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アジアリーグアイスホッケー 2021-2022→アジアリーグジャパンカップ2021
リーグアジアリーグアイスホッケー
スポーツアイスホッケー
期間2021年9月11日 - 2022年3月29日
試合数80+α(レギュラーリーグ80・プレーオフ 本文参照)
チーム数5 (日本5)
レギュラーリーグ
レギュラーリーグ1位レッドイーグルス北海道
シーズンMVPデニー・シモン (東北フリーブレイズ)
得点王田中遼(東北フリーブレイズ)
プレーオフ
優勝レッドイーグルス北海道
  準優勝東北フリーブレイズ
ファイナルMVP髙木健太 (レッドイーグルス北海道)
アジアリーグアイスホッケー seasons
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アジアリーグアイスホッケージャパンカップ2021は2021年から2022年まで行われる予定だったアジアリーグアイスホッケー19回目のシーズンの代替大会として、2021年9月11日から2022年3月29日まで実施されたアイスホッケーのリーグ戦である。

概要[編集]

当初はCOVID-19の影響で防疫体制の観点から、アジア近隣諸国の出場する本来のリーグ戦の開催の9月開幕を断念・12月以後に行う前提で、前回の2020年度大会と同じく日本国内の5チームのみによる4回戦総当たりを、9-11月に開催する予定していた[1]が、全世界的な蔓延が収まらず、防疫体制の強化が必要なことから最終的に12月以後の本来のアジアリーグとしての開催も断念[2]し、大会期間も当初の2021年11月28日までのところを 2022年3月29日まで延長、4回総当たり(32試合)は変更しないものの、1シーズン制から、各2回ずつ総当たりの2シーズン制に変更して開催することになった[3]

しかし2022年1月に入ると新型コロナウイルスに感染する選手が相次いだ。特に、2022年1月15日、16日に行われた試合会場では、選手、観客多数が感染する大規模クラスターが発生[4]。 中止される試合も生じた。

開催要項[編集]

  • リーグ戦
    • 前期 2021年9月11日-11月28日
    • 後期 2021年12月4日-2022年3月6日
  • プレーオフ 2022年3月10日-3月29日
  • リーグ戦試合方式
    • 5チームがそれぞれ前後期2回ずつ・合計4回総当たり(1チーム前後期16試合ずつの32試合 全体で前後期40試合ずつの80試合)のリーグ戦をホーム・アンド・アウェー方式に準じて行う。
    • 正規の3ピリオド60分間で決着がつかなかった場合、サドンデス方式によるオーバータイムをフィールドプレーヤー3人ずつにより5分間を限度として行い、それでも決着がつかず引き分けとなった場合は、ペナルティーショット合戦で勝敗を決める。
    • 順位は勝率を参考として決定し、勝率が同じ場合は当該チーム間における
  1. 直接対戦成績で勝ち星の多いチーム
  2. 延長戦負けの少ないチーム
  3. ペナルティーショット合戦負けが少ないチーム
  4. ペナルティーショット合戦勝ちの少ないチーム
  5. 60分勝ちの多いチーム
  6. 総得点の上位
  7. それでも同じ場合は成立全試合の総得点の上位
  8. 得失点差の上位
  9. ペナルティー時間の合計で少ないチームを参考として順位を確定させる。
    ※ただし、前後期とも各12試合ずつ以上の全体の試合消化が3/4以上を満たすことを条件とする。
  • プレーオフ方式
    • 前期・後期それぞれの1位(ステージ優勝)となった2チームの対戦を基本として、最大5戦3勝制で開催する。
    • ただし、前後期同じチームが1位(ステージ優勝)となった場合は、
    1. 前後期1位チームはファイナルへシードし、前期と後期の2位チーム同士により、前期2位チームのホームリンクでの3戦2勝方式によるセミファイナルを実施し、その勝者がファイナルへ進出する。
    2. 前後期の1位・2位がいづれも同じ場合は、その2チームによる対戦のみとする。
      ※ホームゲームの比率は、基本形として後期1位側で先に2試合を行い、その後前期1位側で最大3試合を実施する。
      ただし、前後期1位が同じで、2位が異なる場合のセミファイナルが実施される場合は、セミファイナルの勝者側で先に2試合→前後期1位側で最大3試合。
      前後期1・2位が全く同じ場合は、2位側で先に2試合→1位側で最大3試合。
  • 登録選手
  1. 1チームにつき2名まで外国人枠の登録を認める。
  2. 自国籍保有選手以外は外国人枠外登録とみなす。
  3. 1チームの登録上限は40名までとする。
  4. 追加登録締め切り2021年12月31日

出場チーム[編集]

以下の5チームである。

順位表[編集]

(2021年10月3日終了時点)

順位 チーム GP W OTW SOW SOL OTL L Goals Average
1 レッドイーグルス北海道 6 4 1 1 0 0 0 22:10 1.000
2 東北フリーブレイズ 4 2 0 0 1 1 0 18:11 .500
3 ひがし北海道クレインズ 4 2 0 0 0 0 2 16:12 .500
4 横浜グリッツ 4 0 0 0 0 0 4 9:28 .000
5 H.C.栃木日光アイスバックス 2 0 0 0 0 0 2 4:8 .000
  • GP:試合数、W:60分勝利、OTW:延長戦勝利、SOW:シュートアウト勝利、SOL:シュートアウト負け、OTL:延長戦負け、L:60分負け、Goals:総得点と総失点、Average:勝率

表彰[編集]

最優秀選手[編集]

部門 受賞者 所属
最優秀選手 シモン・デニー 東北フリーブレイズ

ベスト6[編集]

部門 受賞者 所属
ベストプレイメイクFW 人里茂樹 東北フリーブレイズ
ベストオフェンシブFW 古橋真来 H.C.栃木日光アイスバックス
ベストディフェンシブFW 中島彰吾 レッドイーグルス北海道
ベストオフェンシブDF シモン・デニー 東北フリーブレイズ
ベストディフェンシブDF 橋本僚 レッドイーグルス北海道
ベストGK 橋本三千雄 日本製紙クレインズ

個人タイトル[編集]

部門 受賞者 チーム 成績
最多得点 田中遼 東北フリーブレイズ 18
最多アシスト 橋本僚 レッドイーグルス北海道 34
最多ポイント 古橋真来 H.C.栃木日光アイスバックス 42
最優秀防御率GK 成澤優太 レッドイーグルス北海道 2.22

その他[編集]

部門 受賞者 所属
ヤングガイ・オブ・ザ・イヤー 生江太樹 東北フリーブレイズ
ベストレフリー 川口健司 北海道

脚注[編集]