アセトンヒドラゾン
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アセトンヒドラゾン | |
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Propan-2-ylidenehydrazine | |
別称 Isopropylidenehydrazine | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 5281-20-9 |
PubChem | 78937 |
ChemSpider | 71270 |
EC番号 | 226-110-0 |
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特性 | |
化学式 | C3H8N2 |
モル質量 | 72.11 g mol−1 |
危険性 | |
GHSピクトグラム | |
GHSシグナルワード | 危険(DANGER) |
Hフレーズ | H226, H301, H311, H314, H331, H351, H411 |
Pフレーズ | P203, P210, P233, P240, P241, P242, P243, P260, P261, P264, P270, P271, P273, P280 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
アセトンヒドラゾン(英語: acetone hydrazone)または、イソプロピリデンヒドラジン(英語: isopropylidenehydrazine)は、アセトンとヒドラジンの縮合生成物である。2-ジアゾプロパンの合成中間体である[1]。
アセトンヒドラゾンは、アセトンアジンとヒドラジンを反応させることによって大規模に製造することができ、アセトンとヒドラジンを直接反応させるよりも簡便な反応である[2]。水の存在下では、不均化してアセトンアジンとヒドラジンに戻りやすい[2]。
アセトンヒドラゾンは降圧薬ヒドララジンの代謝生成物の一つであり、それ自体にも降圧作用がある[3]。
出典
[編集]- ^ Andrews, S. D.; Day, A. C.; Raymond, P.; Whiting, M. C. (1970). "2-Diazopropane". Organic Syntheses (英語): 27.; Collective Volume, vol. 6, 1988, p. 392
- ^ a b Day, A. C.; Whiting, M. C. "Acetone Hydrazone". Organic Syntheses (英語).; Collective Volume, vol. 6, p. 10
- ^ “Direct-acting vasodilators”. Journal of Clinical Hypertension 13 (9): 690–692. (2011). doi:10.1111/j.1751-7176.2011.00507.x. PMC 8108999. PMID 21896152 .