アドア (スマッシング・パンプキンズのアルバム)
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『アドア』 | ||||
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スマッシング・パンプキンズ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1997年12月 - 1998年3月 Sunset Sound, The Village Recorder, Chicago Recording Company, and various studios | |||
ジャンル |
オルタナティヴ・ロック エレクトロニカ | |||
時間 | ||||
レーベル | ヴァージン・レコード | |||
プロデュース | ビリー・コーガン、フラッド、ブラッド・ウッド | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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スマッシング・パンプキンズ アルバム 年表 | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「Ava Adore」(Official Music Video) - YouTube 「Perfect」(Official Music Video) - YouTube |
『アドア』(Adore)はスマッシング・パンプキンズの4枚目のスタジオ・アルバム。1998年にヴァージン・レコードからリリースされた。
概要
[編集]前作『メロンコリーそして終りのない悲しみ』のツアー中に、ドラマーのジミー・チェンバレンが薬物摂取事件を受けて解雇されたため、正式なドラマーが不在の元で製作された。後にフロントマンのビリー・コーガンはこのアルバムに関して、「バンドの崩壊期」と語っている[1]。
その帰結として、アルバム全体は大半が閑散とした雰囲気のエレクトロニカ、ニュー・ウェイヴ調の楽曲で占められており、『ローリング・ストーン誌』などはこのことについて、「過去を完全に断絶した」と称している[2]。前二作のアルバムと趣を異にする作風に元来のリスナーには距離を置かれ、売り上げも前二作に比べて伸び悩む結果となった。一方で、評論家からは高い評価を受け、グラミー賞の「ベスト・オルタナティヴ・ミュージック・パフォーマンス賞」にノミネートされている[3]。
収録曲
[編集]- 全曲、作詞:作曲:編曲 / ビリー・コーガン
- ※日本盤のみ、ボーナストラック「ワンス・イン・ア・ホワイル」(Once in a While)収録。
- トゥ・シーラ To Sheila - 4:46
- アヴァ・アドア Ava Adore - 4:21
- パーフェクト Perfect - 3:23
- ダフニ・ディセンズ Daphne Descends - 4:39
- ワンス・アポン・ア・タイム Once Upon a Time - 4:06
- テア Tear - 5:53
- クレストフォールン Crestfallen - 4:09
- アペル+オランジュ Appels + Oranjes - 3:35
- パグ Pug - 4:47
- ザ・テイル・オブ・ダスティ&ピストル・ピート The Tale of Dusty and Pistol Pete - 4:35
- アニー・ドッグ Annie-Dog - 3:38
- シェイム Shame - 6:40
- ビーホールド! ザ・ナイト・メア Behold! The Night Mare - 5:13
- フォー・マーサ For Martha - 8:18
- ブランク・ペイジ Blank Page - 4:58
- 17 - 0:17
参加アーティスト
[編集]- スマッシング・パンプキンズ
- 追加ミュージシャン
- マット・キャメロン - ドラム (For Martha)
- マット・ウォーカー - ドラム (To Sheila, Ava Adore, Daphne Descends, Tear, The Tale of Dusty and Pistol Pete, Annie-Dog, Behold! The Night Mare)
- ジョーイ・ワロンカー - ドラム (Perfect, Once Upon a Time, Pug)
- デニス・フレミオン - コーラス (To Sheila, Behold! The Night Mare)
- ジミー・フレミオン - コーラス (To Sheila, Behold! The Night Mare)
- ボン・ハリス - プログラミング (#2, 3, 4, 5, 7, 8, 9, 13), コーラス(For Martha)
- ブラッド・ウッド - 製作、エンジニアリング (#1, 2, 4, 6, 13, 15)、コーラス (Behold! The Night Mare)、オルガン (Blank Page)
- スタッフ
- ロビー・アダムス - エンジニアリング、ミキシング
- クリス・ブリックリー - 録音補助
- フラッド - 製作、ミキシング
- エリック・グリーディー - ミキシング補助
- スティーヴ・ジョンソン - 録音補助
- ロン・ロウィー - 録音補助
- ジェイ・ニコラス - ミキシング補助
- フランク・オリンスキー - 美術・デザイン監修
- ネイル・ペリー - エンジニアリング、ミキシング
- マット・プロック - 録音補助
- クリス・シェパード - エンジニアリング
- ジェミー・シーゲル - ミキシング補助
- ビョルン・ソースラッド - デジタル製作、エンジニアリング
- エド・ティンリー - 録音補助
- アンディ・ヴァン・デット - デジタル製作・編集
- ジェフ・ヴァーブ - 録音補助
- ハウィー・ウェインバーグ - マスタリング
- ハワード・C・ウィリング - エンジニアリング、ミキシング補助
- ジョン・ウィドリックス - ミキシング補助
- エレーナ・エムチュク - 写真、美術・デザイン監修
脚注
[編集]- ^ Interview: Billy Corgan. INsite Magazine. May 14, 2000.
- ^ Kot, Greg (May 18, 1998). “Adore”. Rolling Stone. January 12, 2013閲覧。
- ^ “41st annual Grammy nominees and winners”. CNN.com. (February 24, 1999). オリジナルのDecember 22, 2006時点におけるアーカイブ。 February 11, 2007閲覧。