アドニトキシン
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アドニトキシン | |
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3β-(6-deoxy-α-L-mannopyranosyloxy)-14,16β-dihydroxy-19-oxo-5β-card-20(22)-enolide | |
別称 Adonitoxigenin 3-O-α-L-rhamnoside | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 17651-61-5 |
PubChem | 441838 |
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特性 | |
化学式 | C29H42O10 |
モル質量 | 550.64 g mol−1 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
アドニトキシン(Adonitoxin)は、フクジュソウ(Adonis ramosa)などに含まれる強心配糖体である[1]。
フクジュソウの全草に、シマリンとともに含まれ、高い水溶性がある。摂取すると嘔吐や心臓麻痺を引き起こし、誤って摂取し死亡した事例もある。フクジュソウはフキノトウなどと誤認されることがある(フクジュソウにはアドニトキシン約0.25%が含まれている)。
フクジュソウは心臓病に効果があるとの言い伝えがあり、植物解説書等にも記載例がある。今より民間療法が一般的であったときには、心臓病に悩む人がこれを信じ、自己流にフクジュソウの根を煎じて服用し死亡する例があった。
脚注
[編集]- ^ Katz, A., and Reichstein, T. (1947). “Glykoside und aglykone; adonitoxin, das zweite stark herzwirksame Glykosid aus Adonis vernalis”. Pharm. Acta. Helv. 22: 437–459.