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アドリフト 41日間の漂流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アドリフト 41日間の漂流
Adrift
監督 バルタザール・コルマウクル
脚本 アーロン・カンデル英語版
ジョーダン・カンデル英語版
デヴィッド・ブランソン・スミス
原作 タミー・オールダム・アシュクロフト英語版
スージー・マックギアハート
Red Sky in Mourning: A True Story of Love, Loss, and Survival at Sea
製作 バルタザール・コルマウクル
アーロン・カンデル
ジョーダン・カンデル
シャイリーン・ウッドリー
製作総指揮 ラルフ・ウィンター
マグヌス・ビーザル・シーグルスソン
アンドレア・スカルソ
トム・ローゼンバーグ
ゲイリー・ルチェッシ
エリック・リード
ワン・チョンジュン
ワン・チョンレイ
フェリス・ビー
ロバート・シモンズ
アダム・フォーゲルソン
デヴィッド・コッシ
出演者 シャイリーン・ウッドリー
サム・クラフリン
音楽 フォルカー・ベルテルマン
撮影 ロバート・リチャードソン
編集 ジョン・ギルバート
製作会社 フワイ・ブラザーズ英語版
インジーニアス・メディア英語版
レイクショア・エンターテインメント
RVKスタジオズ英語版
STXフィルムズ
配給 アメリカ合衆国の旗 STXエンターテインメント
日本の旗 キノフィルムズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2018年6月1日
日本の旗 2020年6月12日
上映時間 96分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $35,000,000[2]
興行収入 世界の旗 $59,945,012[2]
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アドリフト 41日間の漂流』(アドリフト よんじゅういちにちかんのひょうりゅう、Adrift)は2018年アメリカ合衆国恋愛映画。監督はバルタザール・コルマウクル、出演はシャイリーン・ウッドリーサム・クラフリンなど。タミー・オールダム・アシュクロフト英語版とスージー・マックギアハートが1998年に上梓したノンフィクションRed Sky in Mourning: A True Story of Love, Loss, and Survival at Sea』を原作としている。

ストーリー

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1983年、タミー・オールダムとリチャード・シャープはヨットでタヒチを出港した。2人は太平洋を横断してサンディエゴへ向かう予定だったが、航行中に非常に強い勢力を持ったハリケーンに巻き込まれてしまった。荒れ狂うような波と暴風雨を辛うじて切り抜けることができた2人だったが、シャープは重傷を負い、ヨットは操縦不能な状態に陥っていた。生還は絶望的な状況に思われたが、オールダムは全身全霊をかけて生き延びようとするのだった。

キャスト

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製作

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2017年2月、バルタザール・コルマウクル監督の新作映画にシャイリーン・ウッドリーが起用されたと報じられた[3]。4月、マイルズ・テラーが本作の出演交渉に臨んでいるとの報道があった[4]。5月、スケジュールの都合で降板したテラーの代役として、サム・クラフリンが起用された[5]

7月、本作の主要撮影フィジーで始まり、5週間にわたって撮影が行われた[6][7]。ロケ地に選ばれた沖合まで移動するのに2時間を要し、それが撮影終了まで毎日続いたため、撮影クルー及び俳優たちは船酔いに苦しめられることとなった[8]

STXエンターテインメントは本作の製作費3500万ドルのうち300万ドルを負担し、広告費用に2500万ドルを投じている[9]

当初、本作は2020年4月10日に日本で公開される予定だったが、新型コロナウイルスの流行が拡大していることを受けて、8日、配給元のキノフィルムズは本作の公開を6月12日に公開することを発表した[10]

興行収入

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本作は『アップグレード』及び『ジョニー・ノックスヴィル アクション・ポイント/ゲスの極みオトナの遊園地』と同じ週に封切られ、公開初週末に1300万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが[11]、実際の数字はそれを下回るものとなった。2018年6月1日、本作は全米3015館で公開され、公開初週末に1160万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場3位となった[12]

評価

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本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには85件のレビューがあり、批評家支持率は71%、平均点は10点満点で6.2点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「主演のシャイリーン・ウッドリーの見事な演技に助けられ、『アドリフト 41日間の漂流』はラブストーリーとサバイバル劇の間をスムーズに往来している。」となっている[13]。また、Metacriticには28件のレビューがあり、加重平均値は56/100となっている[14]。なお、本作のCinemaScoreはBとなっている[15]

出典

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  1. ^ アドリフト 41日間の漂流”. 映画.com. 2020年2月22日閲覧。
  2. ^ a b Adrift” (英語). Box Office Mojo. 2020年2月22日閲覧。
  3. ^ Fleming, Mike Jr (2017年2月6日). “STX Boarding Shailene Woodley, Baltasar Kormakur Sea Survival Tale ‘Adrift’” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2017/02/shailene-woodley-baltasar-kormakur-adrift-stx-films-1201903453/ 2018年6月4日閲覧。 
  4. ^ McNary, Dave (2017年4月7日). “Miles Teller in Talks to Join Shailene Woodley’s Survival Drama ‘Adrift’” (英語). Variety. https://variety.com/2017/film/festivals/miles-teller-shailene-woodley-adrift-1202026776/ 2018年6月4日閲覧。 
  5. ^ Kroll, Justin (2017年5月23日). “Sam Claflin to Star Opposite Shailene Woodley in Survival Drama ‘Adrift’ (EXCLUSIVE)” (英語). Variety. https://variety.com/2017/film/news/sam-claflin-shailene-woodley-adrift-1202442377/ 2018年6月4日閲覧。 
  6. ^ Ashna Kumar Suva (2017年7月11日). “Yacht Club Sets Platform For Movie Shoot” (英語). Fiji Sun. https://fijisun.com.fj/2017/07/11/yacht-club-sets-platform-for-movie-shoot/ 2018年6月4日閲覧。 
  7. ^ Baleilevuka, Rusiate (2017年7月10日). “Hollywood stars Woodley and Claflin in Fiji to shoot movie 'Adrift'” (英語). Fijivillage. https://fijivillage.com/news/Hollywood-stars-Woodley-and-Clafin-in-Fiji-to-shoot-movie-Adrift-29rs5k/ 2018年6月4日閲覧。 
  8. ^ Joest, Mick (2018年5月27日). “Shailene Woodley Said There Was Lots Of Puking While Filming ADRIFT” (英語). GeekTyrant. https://geektyrant.com/news/shailene-woodley-said-there-was-lots-of-puking-while-filming-adrift 2018年6月4日閲覧。 
  9. ^ D'Alessandro, Anthony (2018年6月3日). “‘Solo’ Hits Asteroid With $29M+; ‘Action Point’ Condemned To $2M+: Post-Memorial Day Blues At The B.O.” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2018/06/shailene-woodley-adrift-solo-star-wars-story-action-point-weekend-box-office-1202401740/ 2018年6月4日閲覧。 
  10. ^ “映画『アドリフト 41日間の漂流』公開延期”. シネマライフ. (2020年4月8日). http://www.cinema-life.net/p200408_adpr/ 2020年4月12日閲覧。 
  11. ^ Brevet, Brad (2018年5月31日). “No New Summer Blockbusters This Weekend as 'Adrift', 'Action Point' & 'Upgrade' Debut” (英語). Box Office News. https://www.boxofficemojo.com/article/ed3563127812/ 2018年6月4日閲覧。 
  12. ^ Domestic 2018 Weekend 22 / June 1-3, 2018” (英語). Box Office Mojo. 2018年6月4日閲覧。
  13. ^ Adrift (2018)” (英語). Rotten Tomatoes. 2018年6月4日閲覧。
  14. ^ Adrift (2018) Reviews” (英語). Metacritic. 2018年6月4日閲覧。
  15. ^ CinemaScore [@CinemaScore] (2018年6月2日). "@AdriftMovie receives a B #CinemaScore grade" (英語). X(旧Twitter)より2018年6月4日閲覧

外部リンク

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