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アニコ・カプロス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アニコ・カプロス
Anikó Kapros
基本情報
国籍  ハンガリー
出身地 同・ブダペスト
生年月日 (1983-11-11) 1983年11月11日(40歳)
身長 173cm
体重 62kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2000年
引退年 2010年
ツアー通算 0勝
シングルス 0勝
ダブルス 0勝
生涯通算成績 222勝227敗
シングルス 197勝184敗
ダブルス 25勝43敗
生涯獲得賞金 $490,850
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(2004)
全仏 3回戦(2002)
全英 3回戦(2003)
全米 1回戦(2001・03・04)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 2回戦(2005)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 44位(2004年5月10日)
ダブルス 280位(2002年4月29日)

アニコ・カプロスAnikó Kapros, 1983年11月11日 - )は、ハンガリーブダペスト出身の女子プロテニス選手。WTAツアーでシングルス・ダブルスとも優勝はないが、2003年ジャパン・オープンマリア・シャラポワに敗れた準優勝がある。ベースライン・プレーヤーで、オーバーヘッド・スマッシュ(頭上から打ち下ろすスマッシュ)を最も得意にする。シングルス自己最高ランキングは44位。身長173cm、体重62kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

来歴

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アニコ・カプロスの母親は、1972年ミュンヘン五輪体操の団体銅メダルを獲得した名選手だった。一家はバハマに住んだことがあり、カプロスはそこでテニスを始めた。2000年全豪オープン女子ジュニア部門でシングルス・ダブルスの単複2冠獲得を果たし、直後の2月末にプロ転向。2002年全仏オープンで、当時18歳のカプロスは予選3試合を勝ち上がった後、本戦1回戦で第5シードのジュスティーヌ・エナンを 4-6, 6-1, 6-0 で破る金星を挙げ、マリー・ピエルスとの3回戦まで勝ち進んだ。同年のウィンブルドンでは、予選1回戦で日本森上亜希子に敗れたことがある。ウィンブルドンでは2003年に3回戦進出があり、この時も予選3試合を勝ち上がった後、1回戦で第19シードのメガン・ショーネシーアメリカ)を 6-3, 6-2 で破ったが、3回戦でエレーナ・デメンチェワに 3-6, 1-6 で敗れている。この年、カプロスは日本の「ジャパン・オープン」に出場し、シングルス準々決勝で第1シードの杉山愛を破り(杉山が第2セットの途中で棄権)、初めて女子ツアー大会の決勝戦に進出したが、第5シードのマリア・シャラポワに 6-2, 2-6, 6-7 の逆転で敗れて初優勝を逃した。これがシャラポワの女子ツアー大会での初優勝であった。

2004年全豪オープンで、アニコ・カプロスは4大大会の自己最高成績を出し、4回戦まで進出した。1回戦でロシアナディア・ペトロワを 6-3, 6-3 で圧倒して勢いに乗るが、初進出の4回戦でコロンビアファビオラ・ズルアガに 4-6, 2-6 で敗れている。同年のアテネ五輪では、メリンダ・ツィンクとペアを組んで女子ダブルス部門に出場したが、1回戦で日本ペアの森上亜希子&小畑沙織組に 6-3, 5-7, 3-6 の逆転で敗れた。この年もジャパン・オープンに出場したが、タマリネ・タナスガーンタイ)との準々決勝で止まった。

2005年ウィンブルドンの予選1回戦敗退を最後に、しばらく4大大会から遠ざかっていたカプロスだったが、2006年全米オープンで1年ぶりの予選再挑戦をした。ランキングが大きく下降し、ツアー下部のサーキット大会を主に転戦していたが、2010年全米オープンの予選敗退を最後に現役を引退した。

WTAツアー決勝進出結果

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シングルス: 1回 (0勝1敗)

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大会グレード
グランドスラム (0–0)
ティア I (0–0)
ティア II (0–0)
ティア III (0–1)
ティア IV & V (0–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2003年10月5日 日本の旗 東京 ハード ロシアの旗 マリア・シャラポワ 6-2, 2-6, 6-7

4大大会シングルス成績

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略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 通算成績
全豪オープン A 1R 1R 4R 1R A A A A LQ 3–4
全仏オープン LQ 3R LQ 1R LQ A A A A LQ 2–2
ウィンブルドン LQ LQ 3R 2R LQ A A A A LQ 3–2
全米オープン 1R LQ 1R 1R A LQ A A LQ LQ 0–3

外部リンク

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