アヌ族
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アヌ族(サンスクリット語 अनु Anu)は、古代インドの宗教文献『リグ・ヴェーダ』に言及される部族のひとつ(1.108.8, 8.10.5)。十王戦争に、プール族をはじめとする十王軍のひとつとして参戦し、スダース王率いるトリツ族・バラタ族軍に敗れた。
パルシャニー川(Parusni、現在のラーヴィー川 - Ravi River)周辺に存在した部族であるとする説がある。
後期ヴェーダ時代
[編集]アヌ族は、後期ヴェーダ時代が背景となるブラーフマナにも言及されている。すなわち、『アイタレーヤ・ブラーフマナ』に、アヌ族の王アンガが、転輪聖王として挙げられている(8.22)。
『マハーバーラタ』の中にも、アヌ族は登場している。