アバグ旗
中華人民共和国 内モンゴル自治区 アバグ旗 | |
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簡体字 | 阿巴嘎 |
繁体字 | 阿巴嘎 |
拼音 | Ābāgā |
カタカナ転写 | アーバーガー |
モンゴル文字 | ᠠᠪᠠᠭᠠ ᠬᠣᠰᠢᠭᠤ |
モンゴル語キリル文字 | Авга хошуу |
モンゴル語ローマ字転写 | Abaɣ-a qosiɣu |
国家 | 中華人民共和国 |
自治区 | 内モンゴル |
盟 | シリンゴル盟 |
行政級別 | 旗 |
面積 | |
総面積 | 27,494 km² |
人口 | |
総人口(2020) | 4.5 万人 |
経済 | |
電話番号 | 0479 |
郵便番号 | 011400 |
行政区画代碼 | 152522 |
公式ウェブサイト: http://www.abg.gov.cn/ |
アバグ旗(アバグき、モンゴル語:ᠠᠪᠠᠭᠠ
ᠬᠣᠰᠢᠭᠤ 転写:Abaɣ-a qosiɣu)は中華人民共和国内モンゴル自治区シリンゴル盟に位置する旗。地方政府は別力古台鎮にある。蒙古文語ではアバガ旗と読む。人口は約4.5万人、そのうちモンゴル族は55.1%を占める。
地理
[編集]アバグ旗はシリンゴル盟中北部に位置し、北はモンゴル国と国境を接し、国境線は175キロメートルである。北部は丘陵部により構成され、管轄区域の大部分は草原により構成される。
歴史
[編集]1949年、アバグ右翼旗とアバハノール右翼旗が合併し西部聯合旗、アバガ左翼、アバガノール左翼旗、ホチト左翼旗が合併し中部聯合旗が成立した。1952年5月26日、内モンゴル人民政府は中部西部聯合旗の合併を承認、西部聯合旗と称し旗人民政府をハンバイン・ソム(罕布音廟)に設置した。1956年7月3日、国務院は西部聯合旗をアバグ旗と改称した。
産業
[編集]2019年の産業構成では、一次産業が27%、二次産業が32%、三次産業が41%であった[1]。
鉱業
[編集]様々な天然資源が豊富で、主な鉱物は、石炭、オイルシェール、鉄、石油、ニッケル、タングステン、蛍石、石灰岩、石膏、リン、芒硝、水晶などである。地中から浅いが埋蔵量が多く、高品位であるという特徴がある。2012年には石炭の総埋蔵量は約200億トン、石灰石の埋蔵量は約5億6000万トン、タングステン鉱石の埋蔵量は約700トン、鉄鉱石の埋蔵量は約7815万トンと確認されている[2]。
エネルギー
[編集]風量の多い日は年間80%以上を占め、輝騰梁と別里古台に著名な風力発電所がある。
農畜産業
[編集]雨量が乏しいため農耕に適さず、主産業は草地を利用した牧畜業である。肉類総生産量は約3万トン、生乳生産は2.9万トン[1]。
1997年以降森林伐採による砂漠化が深刻となっており、1999年から2000年には大干害により地域内の8割以上が被害を受けた。その他、砂嵐にも苦しめられている。
行政区画
[編集]3バルガス(鎮)、4ソム(蘇木)を管轄
- バルガス(鎮)
- ベルグティー・バルガス(別力古台鎮)
- ホンゴルゴル・バルガス(洪格爾高勒鎮)
- チャガーンノール・バルガス(査干淖爾鎮)
- ソム(蘇木)
- ナランボラグ・ソム(那仁宝拉格蘇木)
- イフゴル・ソム(伊和高勒蘇木)
- ジャルガラント・ソム(吉爾嘎郎図蘇木)
- バイントグ・ソム(巴彦図嘎蘇木)
- その他:マニト(瑪尼図)炭鉱、71個の牧業ガチャー(嘎査、村民委員会)、4個の社区