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アバンダン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『Abandon』
ディープ・パープルスタジオ・アルバム
リリース
録音 1997年~1998年
ジャンル ハードロック
時間
レーベル EMI (UK)
CMC International (US)
プロデュース ディープ・パープル/ロジャー・グローヴァー
ディープ・パープル アルバム 年表
紫の証
(1996)
アバンダン
(1998)
バナナズ
(2003)
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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
Allmusic3/5stars[1]

アバンダン』(原題:Abandon)はディープ・パープルが1998年春に発表した16枚目のスタジオ・アルバム。1994年に加入した3代目ギタリストのスティーヴ・モーズには2枚目、オリジナル・メンバーのジョン・ロードには最後のアルバムになった。

解説

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「アバンダン」(Abandon)とは「永遠に去る、完全にあきらめる」の意味だが、本作のタイトルはイアン・ギランの"A band on"(「仕事中のバンド」という意味)という駄洒落に由来する。

「ブラッド・サッカー(Bludsucker)」は、『ディープ・パープル・イン・ロック』(1970年)に収録された同名曲(Bloodsucker)の再録音版である。このような旧作の再録音は彼等の他のスタジオ・アルバムには見られず、本作だけの特徴だった。

「ドント・メイク・ミー・ハッピー(Don't Make Me Happy)」は誤ってモノラルに仕上げられてしまったが、修正なしにそのまま発表された。異なる録音版がステレオでシングル発表された。

彼等は本作発表に続いて、1998年から1999年にかけて「ア・バンド・オン・ツアー」(A Band On Tour)と名付けたワールド・ツアーを行なった。再結成後15年にして初めてオーストラリア公演を行ない[注釈 1]、1999年4月20日のメルボルン公演を収録したライブ・アルバム「Total Abandon: Australia '99」と同名DVDを発表した。

収録曲

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特記なき楽曲はイアン・ギランスティーヴ・モーズジョン・ロードロジャー・グローヴァーイアン・ペイスの共作。

  1. エニ・フール・ノウ・ザット - Any Fule Kno That - 4:29
  2. オールモスト・ヒューマン - Almost Human - 4:26
  3. ドント・メイク・ミー・ハッピー - Don't Make Me Happy - 4:56
  4. セヴンス・ヘヴン - Seventh Heaven - 5:25
  5. ウォッチング・ザ・スカイ - Watching the Sky - 5:26
  6. フィンガーズ・トゥ・ザ・ボーン - Fingers to the Bone - 4:47
  7. ジャック・ルビィ - Jack Ruby - 3:48
  8. シー・ワズ - She Was - 4:19
  9. ホワッツアネーム - Whatsername - 4:26
  10. ’69 - '69 - 4:59
  11. イーヴル・ルイ - Evil Louie - 4:56
  12. ブラッドサッカー(ニュー・ヴァージョン) - Bludsucker (リッチー・ブラックモア、ギラン、グローヴァー、ロード、ペイス) - 4:27

メンバー

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その他

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  • フロリダ州アルタモントスプリングズ、グレッグライクスタジオにて、97-98年に録音
  • プロデュース:ディープ・パープル/ロジャー・グローヴァー
  • エンジニア:ダレン・シュナイダー
  • エンジニア:キース・アンドリュース
  • プラチナ・ポスト・スタジオにてミックス:ダレン・シュナイダー
  • アシスタント・エンジニア:ケント・ハフナグル&シャノン・ブラディ
  • マスターディスク制作:グレッグ・カルビ、ニューヨークにて

脚注

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注釈

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  1. ^ ディープ・パープルとしては、第4期メンバーによる1975年の公演以来。

出典

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  1. ^ Erlewine, Stephen Thomas. アバンダン - オールミュージック