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アビゲイル・ウィリアムズ (バンド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アビゲイル・ウィリアムズ
Abigail Williams
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
アリゾナ州 フェニックス (1期)
オハイオ州 クリーブランド (2期)
ニューヨーク州 ニューヨーク (3期)
カリフォルニア州 ロサンゼルス (4期)
ワシントン州 オリンピア (5期)
ジャンル シンフォニックブラックメタル
メロディックブラックメタル
メタルコア (最初期)
活動期間 2004年 - 2007年
2007年 - 2012年
2012年 -
レーベル キャンドルライト・レコード
ブラッド・ミュージック
アヴァロン・レーベル
公式サイト Official Facebook
メンバー ケン・ソーセロン (ギターボーカル)
旧メンバー コナー・ウッズ (ボーカル)
ビョーン・ダノヴ (ギター)
ブラッド・リフス (ギター)
マイケル・ウィルソン (リードギター)
イアン・ジェケリス (リードギター)
ジェフ・ウィルソン (ギター)
マーク・コズバック (ベース)
カイル・ディッキンソン (ベース)
トーマス・ヘイウッド・ジュニア (ベース)
グリフィン・ウィタワ (ベース)
ジェイムス・ユングマン (ベース)
ブライアン・オサリヴァン (ベース)
ウィル・リンドセイ (ベース)
マイカ・レオネッティ (ベース)
アシュリー・ユルゲマイヤー (キーボード)
クリステン・ランドール (キーボード)
アラナ・ポトクニック (キーボード)
ザック・ギブソン (ドラムス)
アンディ・シュローダー (ドラムス)
サム・ポーリセリ (ドラムス)
ケン・ベディン (ドラムス)
アラン・キャシディ (ドラムス)
チャーリー・フェル (ドラムス)
チェイソン・ウェストモアランド (ドラムス)

アビゲイル・ウィリアムズ (英語: Abigail Williams) は、アメリカ合衆国フェニックス出身のシンフォニックブラックメタルバンド。バンド名は、セイラム魔女裁判の告発者の一人であるアビゲイル・ウィリアムズに由来する。

バンドメンバーの入れ替えが多く、中心メンバーのケン・ソーセロン以外のメンバーは流動的である。さらに、バンドの本拠地の移転が多く、現在まで4回の移転を行っている。また、2度の解散を行っているが、いずれも1年と経たず再結成している。

略歴

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アリゾナ州フェニックスにおいて、2004年末に、ケン・ソーセロン (G)によって結成[1]。結成からしばらくは、メンバーが固定されず、多くのメンバー変更が起こっている[1]。結成初期は、当時アメリカで隆盛しつつあったメタルコアを演奏していた[1]。その後、バンドはインターネット上でデモ音源を公開した。これがきっかけとなって、イギリスの大手レーベルキャンドルライト・レコード」と契約することとなった。契約と前後して、メンバーが大幅に変わり、ケン・ソーセロンがボーカルも兼任するようになった。ちなみに、このネット上の音源は、後にファンが勝手に『Gallow Hill』というEPにまとめるという事件が発生している[1]2006年には、エンペラーカリフォルニア公演で共演[1]。更には、スーサイド・サイレンスらとイギリスツアーを共にしている[1]。2007年初めには、ダーク・フューネラルエンスレイヴド北米ツアーにも参加している[1]。これらのツアーの最中に、1stEP『Legend』をリリースしデビューしている。実際は、フルアルバムをリリースする予定だったが、曲数をそろえることができず、EPとしてのリリースとなった[1]。『Legend』時点でのメンバーは、ケン・ソーセロン (Vo, G)、ビョーン・ダノヴ (G)、ブラッド・リフス (G)、カイル・ディッキンソン (B)、アシュリー・ユルゲマイヤー (Key)、ザック・ギブソン (Ds)の6名であった。しかし、2007年初めのツアー終了後に活動を停止し、解散する[1]

解散後、ケン・ソーセロンはマイケル・ウィルソン (G)とトーマス・ヘイウッド・ジュニア (B)と共に新バンドを立ち上げる[1]。しかし、このバンド自体は短命に終わり、この3名を中心にアビゲイル・ウィリアムズが復活する。復活後には、解散時のメンバーの内、ビョーン・ダノヴ (G)、ザック・ギブソン (Ds)が復帰、新たにクリステン・ランドール (Key)が加入した。また、再結成に際して活動拠点をオハイオ州クリーブランドに移している[1]。復活から間もなく、クリステン・ランドールとザック・ギブソンがバンドを離れ、アシュリー・ユルゲマイヤー (Key)が復帰している。ドラムスについては正式メンバー加入が遅れ、1stアルバムレコーディング開始時には、正式メンバーはいなかった。そのため、1stアルバムの楽曲の多くに、元エンペラーのタリムがセッション・参加した[1]。また、この間にサム・ポーリセリ (Ds)が加入。1stアルバムの数曲をサムが担当した[1]2008年に1stアルバム『In the Shadow of a Thousand Suns』をリリースした。リリース後、活動拠点をニューヨーク州ニューヨークへと移転[1]。その後、2009年までにケン・ソーセロン以外の全メンバーが脱退。ケン・ベディン (Ds)、アラナ・ポトクニック (Key)、イアン・ジェケリス (G)が加入し、4人体制となる。また、ケン・ソーセロンがボーカル、ギター、ベースを兼任するようになる。しかし、2009年中にアラナは脱退し、3人体制となった。キーボードはケン・ソーセロンがさらに兼任することになった。この間に、1stシングル『Watchtower』、2ndシングル『Malediction』をリリース。3人体制のまま、2010年に2ndアルバム『In the Absence of Light』をリリース。

2011年にケン・ベディンが脱退。ザック・ギブソン (Ds)が復帰し、並行してアラン・キャシディ (Ds)も加入。また、グリフィン・ウィタワ (B)が加入。しかし、グリフィン・ウィタワは短期間で脱退し、ジェイムス・ユングマン (B)が加入。更にジェイムスも短期間で脱退し、ブライアン・オサリヴァン (B)が加入した。2012年に3rdアルバム『Becoming』をリリース。ただし、このアルバムでは、ほとんどの楽曲でベースをケン・ソーセロンが担当している。同年7月に解散を発表[2]。しかし、短期間で再結成。また、アシュリー・ユルゲマイヤー (Key)が加入する[3]が、2013年にはアラン・キャシディ、アシュリー・ユルゲマイヤーとブライアン・オサリヴァンが脱退した[4]。同年に、ジェフ・ウィルソン (G)が加入した[5]2014年になってウィル・リンドセイ (B)とチャーリー・フェル (Ds)が加入する。この布陣で4thアルバム『The Accuser』を2015年にリリース。しかし同年中にベーシストがウィル・リンドセイからマイカ・レオネッティ (B)に交代。加えて、チャーリー・フェルも脱退する。2016年にはマイカ・レオネッティ、イアン・ジェケリスも脱退し、チェイソン・ウェストモアランド (Ds)が加入し3人組となっている。

2017年1月にフィンランドのブラッド・ミュージックと契約した[6]。これとは別に、ウェストモアランドとウィルソンも相次いで脱退してしまい、ケン・ソーセロンの一人バンドとして活動を継続。2019年に5thアルバム『Walk Beyond the Dark』をリリースする。なお、本アルバムのベースパートは元メンバーのブライアン・オサリヴァン、ドラムスパートはフィア・ファクトリーのマイク・ヘラーが務めた。

メンバー

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現メンバー

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時期によって、ベースキーボードなどを担当することもあるなど、担当楽器はかなり流動的である。
ロード・マンティスでも活動。

旧メンバー

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  • コナー・ウッズ (Connor Woods) - ボーカル (2005-2006)
  • ビョーン・ダノヴ (Bjorn "Bjornthor" Dannov) - ギター (2005-2007, 2008-2009)
  • ブラッド・リフス (Brad Riffs) - ギター (2005-2006)
  • マイケル・ウィルソン (Michael "Mike" Wilson) - リードギター (2006-2007, 2007-2009)
  • イアン・ジェケリス (Ian Jekelis) - リードギター (2009-2012, 2012-2016)
アビスマル・ダウンでも活動。
  • ジェフ・ウィルソン (Jeff Wilson) - ギター (2013-2018)
ナクトミスティアムウォルフハンマーでも活動。
  • マーク・コズバック (Mark Kozuback) - ベース (2005-2006)
  • カイル・ディッキンソン (Kyle Dickinson) - ベース (2006)
  • トーマス・ヘイウッド・ジュニア (Thomas "Plaguehammer" Haywood Jr.) - ベース (2007-2009)
  • グリフィン・ウィタワ (Griffin Wotawa) - ベース (2011-2012)
  • ジェイムス・ユングマン (James Jungmann) - ベース (2012)
  • ブライアン・オサリヴァン (Bryan O'Sullivan) - ベース (2012-2013)
脱退後に、5thアルバム『Walk Beyond the Dark』のベースパートに参加した。
  • ウィル・リンドセイ (Will Lindsay) - ベース (2014-2015)
  • マイカ・レオネッティ (Micah Leonetti) - ベース (2015-2016)
  • アシュリー・ユルゲマイヤー (Ashley "Ellyllon" Jurgemeyer) - キーボード (2004-2007, 2007-2008,2012-2013)
クレイドル・オブ・フィルスでも活動。
  • クリステン・ランドール (Kristen Randall) - キーボード (2007)
  • アラナ・ポトクニック (Alana Potocnik) - キーボード (2009)
  • ザック・ギブソン (Zach Gibson) - ドラムス (2006-2007, 2007, 2011-2012)
ザ・ブラック・ダリア・マーダーでも活動。
  • アンディ・シュローダー (Andy Schroeder) - ドラムス (2006)
  • サム・ポーリセリ (Sam "Samus" Paulicelli) - ドラムス (2008-2009)
  • ケン・ベディン (Ken Bedene) - ドラムス (2009-2011)
  • アラン・キャシディ (Alan Cassidy) - ドラムス (2011-2013)
ザ・ブラック・ダリア・マーダーでも活動。
  • チャーリー・フェル (Charlie Fell) - ドラムス (2014-2015)
  • チェイソン・ウェストモアランド (Chason Westmoreland) - ドラムス (2016)
ヘイト・エターナルザ・フェイスレス等で活動。

ディスコグラフィ

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  • 2006年 Legend (EP)
  • 2008年 In the Shadow of a Thousand Suns
  • 2009年 Watchtower (Single)
  • 2010年 Malediction (Single)
  • 2010年 In the Absence of Light
  • 2012年 Becoming
  • 2015年 The Accuser
  • 2019年 Walk Beyond the Dark

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 渡辺清之、アビゲイル・ウィリアムズ「イン・ザ・シャドウ・オヴ・ア・サウザンド・サンズ」『In the Shadow of a Thousand Suns』、アヴァロン・レーベル日本東京都新宿区、2009年。MICP-10827。 
  2. ^ https://www.facebook.com/abigailwilliamsofficial/posts/435921323106149?stream_ref=10 2014年3月31日閲覧。
  3. ^ https://www.facebook.com/abigailwilliamsofficial/posts/485150891516525?stream_ref=10 2014年3月31日閲覧。
  4. ^ https://www.facebook.com/abigailwilliamsofficial/posts/532069050158042?stream_ref=10 2014年3月31日閲覧。
  5. ^ https://www.facebook.com/abigailwilliamsofficial/posts/673512699347009?stream_ref=10 2014年3月31日閲覧。
  6. ^ https://www.facebook.com/abigailwilliamsofficial/posts/1347788871919385 2018年2月25日閲覧。

外部リンク

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