アフター・ザ・レイン〜コルトレーン・トリビュート
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『アフター・ザ・レイン〜コルトレーン・トリビュート』 | ||||
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ジョン・マクラフリン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1994年10月4日 - 5日 ニューヨーク クリントン・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ジャズ、フュージョン | |||
時間 | ||||
レーベル | ヴァーヴ・レコード | |||
プロデュース | ジョン・マクラフリン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ジョン・マクラフリン アルバム 年表 | ||||
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『アフター・ザ・レイン〜コルトレーン・トリビュート』(原題:After the Rain)は、ジョン・マクラフリンが1995年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]かつてマクラフリンが所属していたトニー・ウィリアムス・ライフタイムと同様、ギター、オルガン、ドラムスのトリオ編成で録音された[2]。ジョーイ・デフランセスコは、1993年よりマクラフリンのリーダー・バンド「フリー・スピリッツ」に参加しており、本作で初めてマクラフリンとレコーディングで共演したエルヴィン・ジョーンズは、ジョン・コルトレーン・カルテットの元メンバーとして知られるドラマーである[3]。
収録曲の大部分は、コルトレーンによる録音が残されている曲のカヴァーである。なお、本作収録曲のうち「ナイーマ」は、以前にもマクラフリンとカルロス・サンタナのコラボレーション・アルバム『魂の兄弟たち』(1973年)で取り上げられた[4]。
反響・評価
[編集]アメリカの『ビルボード』では、ジャズ・アルバム・チャートで9位に達した[5]。スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「音楽的にはライフタイムとの共通点は殆どない」「このコラボレーションは、名盤として結実したとまでは言えないが、なかなかユニークである」と評している[2]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はジョン・コルトレーン作。
- テイク・ザ・コルトレーン - "Take the Coltrane" (Duke Ellington) - 6:02
- マイ・フェイヴァリット・シングズ - "My Favorite Things" (Oscar Hammerstein II, Richard Rodgers) - 6:16
- シング・ミー・ソフトリー・オブ・ザ・ブルース - "Sing Me Softly of the Blues" (Carla Bley) - 6:31
- エンクエントロス - "Encuentros" (Gato Barbieri, John McLaughlin) - 7:33
- ナイーマ - "Naima" - 4:44
- トーンズ・フォー・エルヴィン・ジョーンズ - "Tones for Elvin Jones" (J. McLaughlin) - 6:36
- クレッセント - "Crescent" - 7:41
- アフロ・ブルー - "Afro Blue" (Mongo Santamaría) - 6:54
- アフター・ザ・レイン - "After the Rain" - 4:53
参加ミュージシャン
[編集]- ジョン・マクラフリン - ギター
- ジョーイ・デフランセスコ - ハモンドオルガン
- エルヴィン・ジョーンズ - ドラムス
脚注
[編集]- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b Yanow, Scott. “John McLaughlin - After the Rain Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2022年12月18日閲覧。
- ^ 日本初回盤CD (POCJ-1269)ライナーノーツ(成田正、1995年3月)
- ^ Jurek, Thom. “John McLaughlin, Santana, Carlos Santana - Love Devotion Surrender Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2022年12月18日閲覧。
- ^ “John McLaughlin - Awards”. AllMusic. 2013年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月18日閲覧。