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アフメット・チェリク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アフメット・チェリク
基本情報
国籍 トルコの旗 トルコ
出身地 シャンルウルファ県スルチュ
生年月日 1987年(36 - 37歳)
騎手情報
所属団体 トルコジョッキークラブ
初免許年 2004年
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アフメット・チェリク(Ahmet Çelik、1987年 - )は、トルコ騎手トルコ競馬最高峰のダービー競走であるガジ賞(ガジダービー)において2015年から2021年にかけて7連続優勝記録を樹立した[1]2023年6月までの通算勝利数は2838勝で、歴代第5位(現役第4位)[2]

来歴

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シャンルウルファ県スルチュで生まれた。中学校卒業後、9人兄弟の家庭で進学が難しかったため、馬主となっていた兄の勧めで2001年イスタンブールに出てエクレム・クルト見習騎手教育センターに入校、2003年に卒業して2004年に見習騎手としてデビュー[3]。当初は勝ち星を挙げるのに苦労し(2004年2勝、2005年17勝)[2]シャンルウルファ競馬場のローカル開催を中心に騎乗経験を積んだ[3]

3年目の2006年から50勝を超えるようになり、2008年にはデビューから主戦騎手を任されたアラブ(純血アラブ)馬のハヤートゥムで重賞を初勝利、2010年には同馬でG1を初勝利し[4]、同年に初めて100勝を超えて騎手リーディングの7位と躍進した[2][3]

2011年から2014年まで騎手リーディングでベテランのハリス・カラタシュに次ぐ2位につけるが[2]ガジ賞には縁がなく、2012年にはガジ賞前哨戦のサイト・アクソン賞に勝利した有力馬のマタドールヤシャールの騎乗を予定しながらガジ賞の直前に騎乗停止処分を受け、カラタシュ騎乗でガジ賞を制覇した同馬の騎乗機会を逃した[5]

2015年は騎乗予定の有力馬が芝適性を見せずダート路線を進んだため騎乗馬がなかったが、カラタシュがガジ賞で有力馬レンクを選ばなかったため、騎乗したことのなかった同馬の騎乗依頼を受けて出走し、ガジ賞初制覇を果たした[3]。この年以降、ガジ賞の有力馬からの騎乗依頼が集まるようになり、2021年ブルガスで優勝するまで前人未到の7年連続優勝を達成した[5]

ガジ賞8連覇のかかった2022年はザラベイで前哨戦サイト・アクソン賞に臨むがカラタシュ騎乗のファイナルダンスの2着となり、ファイナルダンスに次ぐ2番人気に押されたガジ賞では13着に敗退、連勝記録が途切れた[6]

2023年4月9日アダナイェシロバ競馬場の第3レースで進路妨害による不利を受けたチェリクは、レース後に馬場上で加害馬の騎手に暴力を振るい、検量室でも暴言を吐いて暴力を振るおうとしたことから120日間の騎乗停止処分を受けた[7]。騎乗停止期間は6月10日に発効し、チェリクは同年のガジ賞に騎乗できなかった[8]

脚注

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  1. ^ TJK History” (英語). TJK. 2023年7月8日閲覧。
  2. ^ a b c d Jockey Statistics” (英語). TJK. 2023年7月8日閲覧。
  3. ^ a b c d Ahmet ÇELİK: Hala kazandığıma inanamıyorum, rüyada gibiyim” (トルコ語). TJK (2015年6月29日). 2023年7月8日閲覧。
  4. ^ HAYATIM” (英語). TJK. 2023年7月8日閲覧。
  5. ^ a b Gazi Koşusu’nu 7 kez kazanan Ahmet Çelik, SÖZCÜ’ye konuştu” (トルコ語). TJK (2021年7月11日). 2023年7月8日閲覧。
  6. ^ ZALA BEY” (英語). TJK. 2023年7月8日閲覧。
  7. ^ Jokey Ahmet Çelik’in cezası belli oldu…” (トルコ語). Yarış Dergisi (2023年4月17日). 2023年7月8日閲覧。
  8. ^ 120 gün ceza başladı. Usta jokey bugün at binemiyor…” (トルコ語). Yarış Dergisi (2023年6月10日). 2023年7月8日閲覧。