アフリカ稲作振興のための共同体
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アフリカ稲作振興のための共同体(アフリカいなさくしんこうのためのきょうどうたい、英:Coalition for African Rice Development、略称:CARD)は、アフリカのコメ生産国、研究機関等が参加する国際協議グループ。
概要
[編集]日本で開催された第4回アフリカ開発会議のサイドイベントで、アフリカ緑の革命のための同盟(AGRA:Alliance for a Green Revolution in Africa)と日本の国際協力機構(JICA)が中心に提唱し、2008年に発足。2018年までに、サブサハラアフリカでのコメの年間生産量を、1,400万トンから2,800万トンへ倍増させることを目標とし、アフリカにおける稲作振興を目的とした情報の共有、既存のイニシアティブ・プロジェクト活動の調整と調和、追加的投資の呼びかけを行なう。支援策は、コメの優良品種(ネリカ米)の開発、農業技術の改善、人材育成等多岐にわたる[1]。 2018年9月28日に国際協力機構は、「アフリカ・サブサハラ地域でコメの生産量を2008年から2018年の10年間で倍増させる」との目標が達成されることが確実になったと発表した[2]。
支援対象国
[編集]- 第1グループ:カメルーン、ガーナ、ギニア、ケニア、マリ、モザンビーク、ナイジェリア、セネガル、シエラレオネ、タンザニア、ウガンダ、マダガスカル
- 第2グループ:ガンビア、リベリア、コートジボワール、ブルキナファソ、トーゴ、ベナン、中央アフリカ共和国、コンゴ民主共和国、ルワンダ、エチオピア、ザンビア
出典
[編集]- ^ 「アフリカ稲作振興のための共同体」(“Coalition for African Rice Development:CARD”)について(国際協力機構ホームページ) (PDF)
- ^ https://www.jica.go.jp/topics/2018/20180928_01.html アフリカ・サブサハラで「コメ生産量10年間で倍増」の目標達成へ
関連項目
[編集]- 国際農林水産業研究センター
- 外国援助
- ネリカ (ネリカ米、New Rice for Africa)