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アプソロブラッティナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アプソロブラッティナ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: Blattoptera
: Archimylacridae
亜科 : Archimylacrinae
: アプソロブラッティナ属 Aphthoroblattina
学名
Aphthoroblattina
Handlirsch1906
和名
アプソロブラッティナ
アプトロブラッティナ

アプソロブラッティナAphthoroblattina、よくApthoroblattinaと誤表記される)は古生代石炭紀に生息していたゴキブリと似た姿をした昆虫。化石はイングランドウェールズアメリカ合衆国ロシア連邦より発見されている。

大きさについて

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前翅の長さ2.7cm - 4.8cm[1]

一部のウェブサイトで「50cmの巨大ゴキブリ」として取り上げられることがあるが、デマである可能性が高いとされる[2]

マッコーリー大学の古生物学のデータベース、「fossilworks」によれば、Aphthoroblattina johnsoniは大きさが33.5mm x 24.0mm、前羽が36.5 mm x 38.0mm(平均値)であり、50cmには到底及ばない。[3]

2001年時点では、オハイオ州の炭鉱で発見された9.5cmのXenoblatta scudderi (Necymylacris属とされる場合もある[4])が化石記録最大のゴキブリとされる[5]

脚注

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  1. ^ Fossilworks: Aphthoroblattina”. fossilworks.org. 2020年1月20日閲覧。
  2. ^ 金子隆一『ぞわぞわした生きものたち 古生代の巨大節足動物』サイエンス・アイ新書、2012年。 
  3. ^ Fossilworks: Aphthoroblattina johnsoni”. fossilworks.org. 2021年7月16日閲覧。
  4. ^ Joerg W. Schneider, Frank Scholze, Sebastian Germann, Spencer G. Lucas (2021). “THE LATE PENNSYLVANIAN NEARSHORE INSECT FAUNA OF THE KINNEY BRICK QUARRY INVERTEBRATE AND VERTEBRATE FOSSIL LAGERSTÄTTE, NEW MEXICO”. Bulletin of the American Museum of Natural History 84. 
  5. ^ Easterday, Cary Ray (2004) (英語). Stratigraphy and paleontology of Cemetery Hill (Desmoinesian-Missourian: Upper Carboniferous), Columbiana County, eastern Ohio. https://etd.ohiolink.edu/apexprod/rws_olink/r/1501/10?p10_etd_subid=68187&clear=10.