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アボガドロ石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アボガドロ石
アボガドロ石(黄茶色)上のフェルサイト (白色)、画像の大きさは5 mm
分類 ハロゲン化鉱物
シュツルンツ分類 3.CA.10
化学式 (K,Cs)BF4
結晶系 斜方晶系
対称 Pnma
単位格子 a = 8.6588, b = 5.48
c = 7.0299 [Å]; Z = 4
晶癖 管状から平板状の八面体結晶、微小結晶、伸長
光沢 ガラス質、脂質
白色-黄色、黄色-赤色
透明度 半透明
比重 2.9
光学性 二軸 (-)
屈折率 nα = 1.3239, nβ = 1.3245, nγ = 1.3247
複屈折 δ = 0.001
光軸角 2V 75°(測定値), 58° (計算値)
その他の特性 苦味
文献 [1][2][3]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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アボガドロ石またはアボガドライト(Avogadrite, (K,Cs)BF4)は、カリウム-セシウムテトラフルオロホウ酸塩からなるハロゲン化鉱物である。直方晶系結晶空間群 Pnma)であり、格子定数は、a = 8.66 A、b = 5.48 A、c = 7.03 Aである。

歴史

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イタリア鉱物学フェルッチョ・ザンボニーニが1926年に発見した。彼は、ヴェスヴィオ近くの火山噴気孔リーパリ島由来のいくつかのサンプルを分析し、イタリアの化学者アメデオ・アヴォガドロに因んで命名した[4]。天然では、火山の噴気孔の周りの火山昇華物としてのみ見られる[1]

関連項目

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出典

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  1. ^ a b Handbook of Mineralogy: Avogadrite”. The Mineralogical Society of America. 2010年1月9日閲覧。
  2. ^ Avogadrite on Mindat.org
  3. ^ Avogadrite data on Webmin
  4. ^ Zambonini, Ferruccio (1926). Sulla presenza, tra i prodotti dell'attuale attività del Vesuvio, di una varietà cesifera del fluoborato di potassio, (On the presence, among the products of Vesuvius, of a caesium-bearing variety of potassium fluoborate), Rend. Accad. Lincei. 6. pp. 644–649.