アリスティデス・ゴメス
アリスティデス・ゴメス(Aristides Gomes、1954年11月8日 - )はギニアビサウの政治家。同国首相を2度務めている。
経歴
[編集]1954年に生まれる。パリ第8大学で社会学および政治学を専攻する。
ギニアビサウ実験テレビ局(Televisão Experimental da Guiné-Bissau)局長(1990年 - 1992年)となる前に、ジョアン・ヴィエイラ首相の下で国家計画・国際協力相を務めた。
ゴメスは長い間ギニア・カーボベルデ独立アフリカ党(PAIGC)の党員であり、副党首の地位にあった。しかし2005年の大統領選挙の際には、PAIGCのマラム・バカイ・サニャ候補を差し置いて無所属のジョアン・ヴィエイラ候補を支援し、選挙後にPAIGCを離党した。2018年4月に再び首相に就任[1]。2019年10月28日にジョゼ・マリオ・ヴァス大統領より解任されたが、ゴメスはこれに異を唱え、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)も11月23日の大統領選挙までは内閣を解任できないとヴァスに警告した[2][3]。翌29日、ヴァス大統領はファウスティノ・インバリ元首相を新首相に任命したが、ゴメスは異を唱え論争状態となった[4]。ゴメスは11月7日に開催されたECOWASの緊急会合でも首相としての支持を取り付け、インバリは翌8日に首相を辞任した[5]。2019年12月に決選投票が実施された大統領選挙は当選者をウマロ・シソコ・エムバロ元首相としたものの、敗北した与党側候補が疑義を申し立て、最高裁判所は票の再点検を命じたが2020年2月25日に選挙管理委員会はエムバロの当選を改めて認定。2月27日にエムバロは大統領就任の宣誓を強行し、翌28日にはゴメスを首相から解任、ヌノ・ゴメス・ナビアムを後継の首相に据えた[6]。
出典
[編集]- ^ “Decree: Guinea-Bissau's Vaz Names Aristides Gomes as New PM”. ボイス・オブ・アメリカ. (2018年4月16日) 2018年4月18日閲覧。
- ^ “Guinea-Bissau President Dismisses Cabinet Over Political Crisis”. bloomberg.co.jp. ブルームバーグ. (2019年10月29日) 2019年10月29日閲覧。
- ^ “Guinea Bissau leader sacks gov't prior to presidential elections”. 新華社. (2019年10月29日) 2019年10月29日閲覧。
- ^ “Guinea-Bissau president names new prime minister but old one refuses to go”. ロイター. (2019年10月30日) 2019年10月30日閲覧。
- ^ “Guinea-Bissau’s Prime Minister Resigns After 11 Days in Role”. ブルームバーグ. (2019年11月9日) 2019年11月9日閲覧。
- ^ “Cipriano Cassamá assume Presidência interina da Guiné-Bissau”. ボイス・オブ・アメリカ. (2020年2月29日) 2020年3月1日閲覧。
公職 | ||
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先代 アルトゥル・シルヴァ |
ギニアビサウ共和国首相 第25代:2018 - 2020 |
次代 ヌノ・ゴメス・ナビアム |
先代 カルロス・ゴメス・ジュニオル |
ギニアビサウ共和国首相 第15代:2005 - 2007 |
次代 マルチーニョ・ンダファ・カビ |