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アリハント (原子力潜水艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アリハント級原子力潜水艦(想像図)

アリハントサンスクリット: अरिहंतラテン文字転写: Arihant)は、インド海軍アリハント級原子力潜水艦の1番艦である。 “アリハント(अरिहंत)”とは、サンスクリット語で「敵を討ち倒すもの」を意味する。

概要

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インド海軍初の国産原子力潜水艦である[1]2009年7月26日進水。2013年8月9日に原子炉が臨界に達し[2]、2016年8月に就役した[3]

1960年代から先進技術艦(Advanced Technology Vessl:ATV)の名で開発を進められていたインド初の国産原潜で、2009年7月26日のネームシップの進水によって、その存在が明らかになった。全体のデザインにはロシア攻撃原潜の影響が感じられるが、注目すべきはセイル直後にK-15潜水艦発射弾道ミサイル(発射筒4基に各3発)を搭載している点で、ミサイルの射程は700キロメートルと短いが、艦種区分上は戦略原潜となる。

2017年2月、艦内が浸水する事故が発生。ハッチを閉め忘れたまま行動したことが原因と報道された。2018年現在も腐食したパイプの交換などが行われており、復旧には1年以上の時間がかかっている[4]。その後、2018年11月修理が完了し任務に復帰。最初の戦略パトロールが行われたことが発表された。

要目

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スペックは公式発表されておらず、推定値である。

出典

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  • 世界の艦船』2010年2月号 No.719 特集・原子力潜水艦
    • 同一縮尺で見る世界の原子力潜水艦 P.113
    • 写真特集 世界の原子力潜水艦全タイプ P.36 

脚注

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  1. ^ “インドが実用化を目指す「究極の核」”. ニューズウィーク日本版(2013年2月19日号). 阪急コミュニケーションズ. (2013-02-13). p. 19. 
  2. ^ 岩田智雄 (2013年8月10日). “インド原潜 原子炉が臨界に 核弾頭搭載目指す”. MSN産経ニュース. 2013年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月10日閲覧。
  3. ^ “India set to complete N-triad with Arihant commissioning”. The Times of India. オリジナルの20 October 2016時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20161020071532/http://timesofindia.indiatimes.com/india/India-set-to-complete-N-triad-with-Arihant-commissioning/articleshow/54907081.cms 2021年10月21日閲覧。 
  4. ^ インドの核ミサイル搭載原潜、ハッチの閉め忘れで沈没寸前に” (2018年1月12日). 2019年6月13日閲覧。

関連項目

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