アリファーナ鉄道
設立 | 1913年3月30日 |
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業種 | 陸運業 |
事業内容 | 鉄道事業 |
特記事項:2005年にメトロカンパーニア・ノルドエスト(MCNE)に買収される |
アリファーナ鉄道(アリファーナてつどう、イタリア語:Ferrovia Alifana)は、かつてイタリア南部に存在した鉄道会社である。同社はナポリとピエディモンテ・ダリーフェ(今のピエディモンテ・マテーゼ)を接続する路線を運営していた。2005年には、メトロカンパーニア・ノルドエスト(MCNE)(カンパニア州北部で旅客輸送を行う別の有限会社)に取得された。
会社は1913年3月30日に発足し、最初の営業区間は、ナポリ・カルロⅢ世広場駅=サンタ・マリーア・カープア・ヴェーテレ駅、サンタンドレア・デ・ラーニ=ビフォルカツィオーネ=カプア(43km)間で、11,000V、25Hzの交流電気運転を行った。カイアッツォからピエディモンテ・マテーゼ駅間の営業は1914年に、蒸気機関車で始まった。ナポリ・セコンディリアーノからサンタ・マリーア・カープア・ヴェーテレまでの路線はその後開通した。軌間は両路線とも935mmであった。
路線は第二次世界大戦中に大きな損害を受けた。最初の路線は1963年に、標準軌およびディーゼル機関車を使用して復旧されたが、セコンディッリアーノからの路線は同じ対応をされず、高い輸送量にもかかわらず1976年に廃線となり、バス路線に置き換えられた。この動きは一時的で、2005年には、ピシノーラからムニャーノを接続する区間だけに更新されて再開された(ナポリ=アヴェルサ線)。
同年、アリファーナ鉄道のすべての業務は、新しい有限会社メトロカンパーニア・ノルドエストに取得された。同社は現在、サンタ・マリーア・カープア・ヴェーテレ駅から、トレニタリアのナポリ方面への接続、ピエディモンテ・マテーゼ間、およびピスチノーラ駅=ムニャーノ駅間(テヴェローラまで延長運転する)の路線を管理している。