アルキメンデス
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販売会社 | 大塚食品 |
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種類 | 即席麺 |
販売開始年 | 1985年 |
販売終了年 | 1987年 |
完成国 | 日本 |
関係する人物 | アン・ルイス |
アルキメンデスは、大塚食品が1985年4月11日[1]に発売したカップ麺の名称。
概要
[編集]商品名は「歩きながら食べ(られ)る麺」であることと、古代ギリシアの数学者「アルキメデス」をかけて名づけられた[2][3]。
内容はかた焼きそばに近いもので、他のカップ麺とは違い、お湯が不要で待ち時間がなく、あん(レトルト中華ソース)をかけるだけで食べられるインスタント麺[1][4]として、当初は販売地域を首都圏(中部地方の一部を含む)及び近畿地方に限定して売り出された。
しかし、当時200円[1][4]という価格の割には味の評判が悪く(レンジで温めると味が良くなるといわれた)、発売から約2年で生産中止になった。
味(具)の種類は発売当初は八宝菜味のみだったが、発売開始より1年後に酢豚味が追加発売された。
エピソード・関連
[編集]- CMキャラクターにはアン・ルイスを起用していた[1][4]。
- 同年発売されたファミコン用テレビゲームソフト『グラディウス』とのタイアップがあり、作中に登場する「パワーアップカプセル」をアルキメンデスのパッケージにさしかえたオリジナルバージョン「グラディウス・アルキメンデス編」が景品として作成された。
- 商品の特質から、どこでも気軽に食べられることをアピールするべくイベント会場等でのPRを精力的に行っていた。つくば万博ではおびただしい数の屋外売店を出していた。
- 同様の商品として、2019年にまるか食品から発売された『ペヤング中華風そのまま皿うどん』がある。こちらは皿うどんという点以外は、お湯が不要で、温めずにあんを掛けられるという共通点がある[5]。
脚注
[編集]- ^ a b c d 「今月の新製品」『企業と広告』1985年5月号、48頁。NDLJP:2853026/27
- ^ 「食マーケットの変化、その傾向と対策(10) コンビ、ブレンド、ハイブリッド=合わせ」『総合食品』1987年8月号、114頁。NDLJP:3326347/60
- ^ 江口俊夫「商標随想(22)」『工業所有権法研究』32巻2号(通巻89号)、萼工業所有権研究所出版部、1986年、12頁。NDLJP:2679536/8
- ^ a b c 「大塚食品工業 焼そばで即席麺参入『アルキメンデス』」『缶詰時報』1985年6月号、日本缶詰びん詰レトルト食品協会、53-54頁。NDLJP:3319644/36
- ^ ペヤング 中華風そのまま皿うどん | まるか食品株式会社