アルギニン負荷試験
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アルギニン負荷試験(アルギニンふかしけん)とは、下垂体機能および膵臓内分泌機能を調べる検査のこと。
概説
[編集]アルギニンは、成長ホルモン(GH)、インスリン、グルカゴンの分泌を刺激する。人為的にアルギニンを投与し、負荷前後に成長ホルモン、インスリン、グルカゴン、血糖値、C-ペプチドを測定する。
下垂体からの成長ホルモン分泌不全(小人症)や、膵臓からのインスリン分泌予備能評価、インスリノーマの補助診断などに用いられる。
方法
[編集]早朝空腹時に塩化アルギニン製剤を体重1kg当り0.5g(最大30gまで)を30分間で静脈投与し経時的に採血する[1]。
健常人ではインスリン、グルカゴンはアルギニン投与開始 5分と30分に二相性に分泌され、成長ホルモンは45~60分に7ng/mLを超える増加反応を示す。
脚注
[編集]- ^ 川村智行: アルギニン負荷試験. 小児内科 38(8): 1304-1306, 2006
- ^ Fritsche A, et al: A novel hyperglycaemic clamp for characterization of islet function in humans: assessment of three different secretagogues, maximal insulin response and reproducibility. Eur J Clin Invest 30: 411-418, 2000
- ^ Stumvoll M, et al: Clinical characterization of insulin secretion as the basis for genetic analyses. Diabetes 51(Suppl 1): S122-129, 2002