アルドース-1-エピメラーゼ
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アルドース-1-エピメラーゼ(Aldose 1-epimerase、EC 5.1.3.3)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- α-D-グルコース β-D-グルコース
従って、この酵素の基質はα-D-グルコース、生成物はβ-D-グルコースである。
この酵素は、異性化酵素、特に炭化水素やその誘導体に作用するラセマーゼやエピメラーゼに分類される。この酵素の系統名は、アルドース-1-エピメラーゼである。また、ムタロターゼ(Mutarotase)やアルドースムタロターゼ(Aldose mutarotase)とも呼ばれる。この酵素は、解糖系と糖新生に関与している。
構造
[編集]2007年末時点で、23個の構造が解かれている。蛋白質構造データバンクのアクセスコードは、1L7J、1L7K、1LUR、1MMU、1MMX、1MMY、1MMZ、1MN0、1NS0、1NS2、1NS4、1NS7、1NS8、1NSM、1NSR、1NSS、1NSU、1NSV、1NSX、1NSZ、1SNZ、1SO0、1YGAである。
出典
[編集]- Bentley R and Bhate DS (1960). “Mutarotase from Penicillium notatum. I. Purification, assay, and general properties of the enzyme” (PDF). J. Biol. Chem. 235 (5): 1219–1224. PMID 13799037 .
- Bentley R and Bhate DS (1960). “Mutarotase from Penicillium notatum. II. The mechanism of the mutarotation reaction” (PDF). J. Biol. Chem. 235 (5): 1225–1233. PMID 13799038 .
- KEILIN D, HARTREE EF (1952). “Biological catalysis of mutarotation of glucose”. Biochem. J. 50 (3): 341–8. PMC 1197658. PMID 14915955 .
- LEVY GB, COOK ES (1954). “A rotographic study of mutarotase”. Biochem. J. 57 (1): 50–5. PMC 1269703. PMID 13159947 .