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アルベルト・カヤスポ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルベルト・カヤスポ
Alberto Callaspo
チャールストン・ダーティーバーズ
基本情報
国籍 ベネズエラの旗 ベネズエラ
 コロンビア
二重国籍[1]
出身地 ベネズエラの旗 ベネズエラ
アラグア州マラカイ
生年月日 (1983-04-19) 1983年4月19日(41歳)
身長
体重
5' 9" =約175.3 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 三塁手二塁手
プロ入り 2001年 アマチュア・フリーエージェント
初出場 2006年8月6日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

アルベルト・ホセ・カヤスポ・ブリトーAlberto José Callaspo Brito , 1983年4月19日 - )は、ベネズエラアラグア州マラカイ出身のプロ野球選手内野手)。右投両打。独立リーグ・アトランティックリーグチャールストン・ダーティーバーズ所属。

経歴

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エンゼルス傘下時代

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2001年2月16日アナハイム・エンゼルスと契約[2]

2002年、ルーキー級プロボ・エンゼルスでプロデビュー。70試合に出場し、打率.338・3本塁打・60打点・13盗塁、だった。

2003年はA級シーダーラピッズ・カーネルズで133試合に出場し、打率.327・2本塁打・67打点・20盗塁、だった。

2004年はAA級アーカンソー・トラベラーズで136試合に出場し、打率.284・6本塁打・48打点・15盗塁だった。オフの11月18日にエンゼルスとメジャー契約を結び[3]40人枠入りを果たした。

2005年2月25日にエンゼルスと1年契約に合意[4]。AA級アーカンソーで開幕を迎え、89試合に出場。打率.297・10本塁打・49打点・9盗塁の成績で、7月16日にAAA級ソルトレイク・スティンガーズへ昇格。AAA級ソルトレイクでは50試合に出場し、打率.316・1本塁打・31打点・2盗塁だった。

2006年2月24日にエンゼルスと1年契約に合意した[5]

ダイヤモンドバックス時代

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2006年2月28日ジェイソン・バルジャーとのトレードで、アリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した[2]3月24日に傘下のAAA級ツーソン・サイドワインダーズへ異動した。開幕後はAAA級ツーソンでプレーし、8月6日にメジャーへ昇格[6]。同日のヒューストン・アストロズ戦でメジャーデビュー。7回裏に代打として出場し、1打数無安打に終わった。その後は主に代打として11試合に出場したが、安打を記録したのは2試合のみに終わり、8月25日にAAA級ツーソンへ降格。9月16日に再昇格した[7]。この年は23試合に出場し、打率.238・6打点だった。

2007年は開幕ロースター入りし、開幕後は二塁手三塁手遊撃手右翼手を守るなど、ユーティリティープレイヤーとしてプレーしていたが、5月10日に妻へのDV容疑で逮捕され、5月11日に制限リスト入りした[8]。後に不起訴となり[9]5月19日に復帰した[10]。復帰後は12試合に出場したが、6月14日にAAA級ツーソンへ降格[11]9月5日に再昇格した。この年は56試合に出場し、打率.215・7打点・1盗塁だった。

ロイヤルズ時代

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ロイヤルズ時代(2009年)

2007年12月14日ビリー・バックナーとのトレードで、カンザスシティ・ロイヤルズに移籍した[12]

2008年2月27日にロイヤルズと1年契約に合意[13]。開幕後は二塁と遊撃のバックアップとして起用されていたが、6月28日に非公表の病気を理由に15日間の故障者リスト入りした[14]8月23日に復帰[15]。復帰後は正二塁手のマーク・グルジラネックが故障で離脱したため、二塁手として先発に固定された。この年は74試合に出場し、打率.305・16打点・2盗塁だった。

2009年は前年オフにグルジラネックが退団したため、二塁の定位置を奪取。自己最多の155試合に出場し、打率.300・11本塁打・73打点・2盗塁だった。

2010年3月4日にロイヤルズと46万ドルの1年契約に合意[16][17]。前年オフに正三塁手だったマーク・ティーエンがトレードでシカゴ・ホワイトソックスへ移籍したため、開幕から三塁手として起用された。4月中旬に三塁手のアレックス・ゴードンが故障から復帰したため、二塁手に回ったが、ゴードンが5月2日に不調でAAA級オマハ・ロイヤルズへ降格したため、三塁に復帰した。ロイヤルズでは88試合に出場し、打率.275・8本塁打・43打点・3盗塁だった。

エンゼルス復帰

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2010年7月22日ショーン・オサリバンウィル・スミスとのトレードで、古巣のエンゼルスに復帰した[18]。移籍後も三塁手として起用され、58試合に出場し、打率.249・2本塁打・13打点・2盗塁だった。この年は2球団で146試合に出場し、打率.265・10本塁打・56打点・5盗塁だった。

2011年1月11日にエンゼルスと1年契約に合意[19]。この年は正三塁手として141試合に出場し、本塁打は規定打席に到達したシーズンとしては初めて10本に届かなかったが、打率は.288まで上昇した。この年は、左投手相手に.306と、よく打った[20]。三塁の守備では、129試合で15失策を犯し、守備率は.959と低かったが、DRSは + 4だった。

2012年1月16日にエンゼルスと315万ドルの1年契約に合意[21]。この年も三塁のレギュラーとして138試合に出場し、打率は.252まで低下したが2年ぶりに二桁本塁打を放った。守備面では、僅かに失策を減らし (15から12) 、DRSも + 7まで上昇した。

2013年1月17日にエンゼルスと総額900万ドルの2年契約を結んだ[22]4月19日に右脚の脹脛を痛め、15日間の故障者リスト入りした[23]5月3日に復帰[24]。エンゼルスでは86試合に出場し、打率.252・5本塁打・36打点だった。

アスレチックス時代

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2013年7月30日グラント・グリーンとのトレードで、オークランド・アスレチックスへ移籍[25]。移籍後は主に二塁手として起用され、50試合に出場。勝負強さを発揮して決勝打や同点打を何度か放ち[26]、5本塁打・22打点という成績を記録。打率も移籍前から上昇し、打率.270だった。この年は2球団で136試合に出場し、打率.258・10本塁打・58打点だった。

2014年は二塁にエリック・ソガードが起用され、三塁には前年158試合に出場したジョシュ・ドナルドソンがいたため、開幕後は指名打者の起用が続いた。その後は守備位置を固定せず、ユーティリティープレイヤーとして出場していたが、7月12日に右ハムストリングの故障で15日間の故障者リスト入りした[27]。7月27日に復帰[28]。復帰後はソガードが故障で離脱したため、二塁手として起用された。9月に入ると打率は2割2分台まで下降し、終盤は代打起用となった。9月30日に行われたロイヤルズとのワイルドカードゲームでは、同点の延長12回表1死二塁の場面で代打として出場。ジェイソン・フレイザーのワイルドピッチでランナーが三塁に進むと、勝ち越しの左前適時打を放った。しかし直後の12回裏にサヨナラ負けを喫し、チームは地区シリーズ進出を逃した[29]。この年は127試合に出場したが、2009年に規定打席に到達して以降では、初めて規定打席未達だった。打撃面では不振に陥り、打率.223は自己ワースト2位、4本塁打はホームランを放ったシーズンとしては自己最少の本数に終わった。守備では、DRSが低下傾向にあり、内野のユーティリティとして起用され、指名打者としては34試合に出場した。

ブレーブス時代

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2014年12月15日アトランタ・ブレーブスと300万ドル+出来高100万ドルの1年契約を結んだ[30][31]

ドジャース時代

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2015年5月27日フアン・ウリーベクリス・ウィズロウとのトレードで、エリック・スタルツイアン・トーマスフアン・ハイメと共にロサンゼルス・ドジャースに移籍した[32]8月19日チェイス・アトリーの加入に伴ってDFAとなり[33]、27日に自由契約となる。

ドジャース退団後

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2016年はベネズエラのウィンターリーグの出場のみ。

2017年3月28日に独立リーグ・アトランティックリーグブリッジポート・ブルーフィッシュと契約するが、5月25日にメキシカンリーグラグナ・ユニオン・カウボーイズに移籍[34]

2018年3月1日にトレードでユカタン・ライオンズに移籍[34]。5月2日にトレードでラグナ・ユニオン・コットンファーマーズに移籍するが、6月4日に解雇となる[34]。オフはベネズエラのウィンターリーグに参加。

2020年12月8日、カナダのセミプロリーグであるインターカウンティ・ベースボール・リーグ英語版ウェランド・ジャックフィッシュ英語版と契約[35]

2021年5月28日、独立リーグ・アトランティックリーグのウェストバージニア・パワーと契約した[34]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2006 ARI 23 47 42 2 10 1 1 0 13 6 0 1 0 1 4 0 0 6 0 .238 .298 .310 .607
2007 56 156 144 10 31 8 0 0 39 7 1 1 1 1 9 0 1 14 8 .215 .265 .271 .535
2008 KC 74 234 213 21 65 8 3 0 79 16 2 1 1 1 19 0 0 14 6 .305 .361 .371 .731
2009 155 634 576 79 173 41 8 11 263 73 2 1 0 5 52 4 1 51 15 .300 .356 .457 .813
2010 88 373 349 40 96 19 2 8 143 43 3 1 0 5 19 2 0 29 14 .275 .308 .410 .718
LAA 58 228 213 21 53 8 0 2 67 13 2 2 1 1 12 1 1 13 8 .249 .291 .315 .605
'10計 146 601 562 61 149 27 2 10 210 56 5 3 1 6 31 3 1 42 22 .265 .302 .374 .675
2011 141 536 475 54 137 23 0 6 178 46 8 1 0 2 58 8 1 48 11 .288 .366 .375 .740
2012 138 520 457 55 115 20 0 10 165 53 4 3 3 4 56 1 0 59 6 .252 .331 .361 .692
2013 86 336 294 32 74 13 0 5 102 36 0 2 3 5 34 2 0 22 8 .252 .324 .347 .671
OAK 50 180 159 20 43 7 0 5 65 22 0 0 0 1 19 0 1 25 4 .270 .350 .409 .759
'13計 136 516 453 52 117 20 0 10 167 58 0 2 3 6 53 2 1 47 12 .258 .333 .369 .702
2014 127 451 404 37 90 15 0 4 117 39 0 1 0 6 40 1 1 50 18 .223 .290 .290 .580
2015 ATL 37 123 107 12 22 2 0 1 27 8 0 0 0 2 14 1 0 10 4 .206 .293 .252 .545
LAD 60 138 123 8 32 5 0 0 37 7 0 0 1 0 14 0 0 24 2 .260 .336 .301 .637
'15計 97 261 230 20 54 7 0 1 64 15 0 0 1 2 28 1 0 34 6 .235 .315 .278 .594
MLB:10年 1093 3956 3556 391 941 170 14 52 1295 369 22 14 10 34 350 20 6 365 104 .265 .329 .364 .693
  • 2018年度シーズン終了時

背番号

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  • 44 (2006年)
  • 13 (2007年 - 2010年途中)
  • 12 (2010年途中 - 同年終了)
  • 6 (2011年 - 2013年途中)
  • 18 (2013年途中 - 2014年途中)
  • 7 (2014年途中 - 同年終了)
  • 1 (2015年 - 同年途中)
  • 5 (2015年途中 - 同年途中)

脚注

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  1. ^ Colombia tiene la mira puesta en el Clásico Mundial” (スペイン語). El Heraldo (2017年2月1日). 2017年2月2日閲覧。
  2. ^ a b Callis, Jim(2006-02-28). Diamondbacks Benefit From Angels' Surplus[リンク切れ]. Baseball America.com(英語). 2011年11月24日閲覧
  3. ^ Angels add five players to 40-man roster”. MLB.com Angels Press Release (November 18, 2004). December 16, 2014閲覧。
  4. ^ Angels agree with seven players”. MLB.com Angels Press Release (February 25, 2005). December 16, 2014閲覧。
  5. ^ Alan Eskew (February 24, 2006). “Notes: Adjusting for the Classic”. MLB.com. December 16, 2014閲覧。
  6. ^ Lindsey Frazier (August 7, 2006). “Notes: Diamondbacks bring up a pair”. MLB.com. December 16, 2014閲覧。
  7. ^ Lindsey Frazier (September 17, 2006). “Notes: Callaspo called up from Minors”. MLB.com. December 16, 2014閲覧。
  8. ^ Callaspo will not join D-backs in Houston”. MLB.com D-backs Press Release (May 11, 2007). December 16, 2014閲覧。
  9. ^ Callaspo placed on restricted list without pay. The Associated Press(英語). 2011年11月24日閲覧
  10. ^ Callaspo to rejoin team in Pittsburgh tonight”. MLB.com D-backs Press Release (May 19, 2007). December 16, 2014閲覧。
  11. ^ Steve Gilbert (June 14, 2007). “Notes: Callaspo optioned to Triple-A”. MLB.com. December 16, 2014閲覧。
  12. ^ Royals acquire infielder Alberto Callaspo from Arizona in exchange for pitcher Billy Buckner”. MLB.com Royals Press Release (December 14, 2007). December 16, 2014閲覧。
  13. ^ Royals sign three players to 2008 contracts”. MLB.com Royals Press Release (February 27, 2008). December 16, 2014閲覧。
  14. ^ Royals place infielder Alberto Callaspo on DL; recall Billy Butler”. MLB.com Royals Press Release (February 27, 2008). December 16, 2014閲覧。
  15. ^ Max Utsler (August 24, 2008). “Royals make yet another roster move”. MLB.com. December 16, 2014閲覧。
  16. ^ Royals agree to terms with first baseman Billy Butler and infielder Alberto Callaspo”. MLB.com Royals Press Release (March 4, 2010). December 16, 2014閲覧。
  17. ^ Dick Kaegel (March 5, 2010). “Royals reach deals with Butler, Callaspo”. MLB.com. December 16, 2014閲覧。
  18. ^ Angels acquire infielder Alberto Callaspo from Kansas City in exchange for RHP Sean O'Sullivan and LHP Will Smith”. MLB.com Angels Press Release (July 22, 2010). December 16, 2014閲覧。
  19. ^ Angels Agree To Terms On 2011 Contract With Inf Alberto Callaspo”. MLB.com Angels Press Release (January 11, 2011). December 16, 2014閲覧。
  20. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2012』廣済堂出版、2012年、211頁頁。ISBN 978-4-331-51612-6 
  21. ^ Alden Gonzalez (January 17, 2012). “Angels, Callaspo agree on one-year deal”. MLB.com. December 16, 2014閲覧。
  22. ^ Alden Gonzalez (January 18, 2013). “Angels, Callaspo agree to two-year deal”. MLB.com. December 16, 2014閲覧。
  23. ^ William Boor (April 20, 2013). “Callaspo hits DL; Kohn added to bullpen”. MLB.com. December 16, 2014閲覧。
  24. ^ William Boor (May 4, 2013). “Callaspo returns to lineup against Orioles”. MLB.com. December 16, 2014閲覧。
  25. ^ A's acquire Angels INF Alberto Callaspo in exchange for INF Grant Green”. MLB.com A's Press Release (July 30, 2013). December 16, 2014閲覧。
  26. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』廣済堂出版、2014年、196頁頁。ISBN 978-4-331-51809-0 
  27. ^ A's Place IF Callaspo on 15-Day DL; Recall IF Parrino from Sacramento”. MLB.com A's Press Release (July 13, 2014). December 16, 2014閲覧。
  28. ^ A's reinstate Callaspo, option Freiman”. MLB.com A's Press Release (July 27, 2014). December 16, 2014閲覧。
  29. ^ Scores for Sep 30, 2014”. ESPN MLB (September 30, 2014). December 16, 2014閲覧。
  30. ^ Braves agree to terms with free-agent infielder Alberto Callaspo”. MLB.com Braves Press Release (December 15, 2014). December 16, 2014閲覧。
  31. ^ Braves agree with Alberto Callaspo”. ESPN MLB (December 10, 2014). December 16, 2014閲覧。
  32. ^ Dodgers and Braves Complete Six-Player Trade MLB.com 英語 (2015年5月27日) 2015年5月28日閲覧
  33. ^ Weisman, Jon (August 19, 2015). “Alberto Callaspo designated for assignment”. dodgers.com. August 20, 2015閲覧。
  34. ^ a b c d MLB公式プロフィール参照。2021年8月22日閲覧。
  35. ^ JACKFISH SIGN MLB VETERAN ALBERTO CALLASPO”. Welland Jackfish Baseball Club (2020年12月8日). 2021年8月22日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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