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アルフレッド・ウォリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルフレッド・ウォリス
Alfred Wallis
ウォリスの墓
生誕 1855年8月18日
イギリス,デヴォンポート
死没 1804年12月12日
イギリス,Madron
運動・動向 素朴派
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アルフレッド・ウォリス(Alfred Wallis、1855年8月18日 - 1942年8月29日)はイギリスの「素朴派」の画家である。

略歴

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デヴォン州プリマスのデヴォンポートに生まれた。父親はコーンウォールペンザンス出身の労働者で父親が亡くなった後、一家はペンザンスに戻った。9歳から商船や漁船に乗って下働きをした。1885年に結婚した後、漁船を雇ってペンザンスで商売して元手を稼ぎ、1890年にセント・アイヴスに移り店を営んだ。1920年に妻が亡くなった後、独学で絵を描き始めた。ボール紙や板材やカンに地元で購入できる船舶用の塗料で描いた。ウォリスの宗教の理解にもとづいて、安息日の日曜日には作品は布で隠された。

1928年に、前衛画家のベン・ニコルソン(1894-1982)と、クリストファー・ウッド(1901-1930)がセント・アイヴスを訪れ、セント・アイヴスが芸術家のコロニーにを作りはじめ時、若い前衛的な画家たちはウォリスの絵の価値を認め、画家の仲間に迎えた。ウォリスは素朴な絵のスタイルを変えず、その絵画はほとんど売れないまま、生涯を終えた。葬儀にはナウム・ガボエイドリアン・スコット・ストークス、マーガレット・メリス、バーナード・リーチバーバラ・ヘップワースといったセント・アイヴスにゆかりのある芸術家たちが集まった。リーチが墓のデザインをした。

没後の1962年になって、ロンドンで個展が開かれた。ウォリスの作品の最大のコレクションはケンブリッジのケトルズ・ヤードハウスにある。

作品

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参考文献

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  • Wallis, Alfred. In: Hans Vollmer: Allgemeines Lexikon der bildenden Künstler des XX. Jahrhunderts. Band 5: V–Z. Nachträge: A–G. E. A. Seemann, Leipzig 1961, S. 75.
  • Volker Dallmeier, Werner Poeschel: Naive Kunst : Geschichte und Gegenwart. Ausstellungskatalog. Bielefeld : Kunsthalle Bielefeld. 1981, S. 17 f.; S. 128 f.
  • Eric Lister, Sheldon Williams: Twentieth century British naïve and primitive artists. London : Astragal Books, 1977, S. 182 f.
  • Anatole Jakovsky: Lexikon der Laienmaler aus aller Welt. Dictionnaire des peintres naïfs du monde entier = Lexicon of the world's naive painters. Basel : Basilius-Presse, 1976, S. 627
  • Oto Bihalji-Merin: Die Naiven der Welt. 2. Aufl. Stuttgart : Kohlhammer, 1973, S. 92; S. 299
  • E. Mullins: Alfred Wallis. Cornish Primitive Painter. London, 1967