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アルフレッド・ド・ドルー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルフレッド・ド・ドルー
Alfred De Dreux
作者不詳の肖像画
生誕 1810年3月23日
フランスの旗 パリ
死没 1860年3月5日
フランスの旗 パリ
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アルフレッド・ド・ドルー(本名:Pierre-Alfred Dedreux、作品への署名は Alfred De Dreuxとした。1810年3月23日 - 1860年3月5日)はフランスの画家である。馬の絵や騎乗した人物の絵、動物画家として知られる。

略歴

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パリで生まれた。父親は建築家の Pierre-Anne Dedreux (1788-1834)で、1815年に若手芸術家の登竜門であるローマ賞を受賞して、ローマ留学した人物である。1823年から画家であるおじのPierre-Joseph Dedreux-Dorcy (1789-1874)に勧められて、絵画を学び、レオン・コニエテオドール・ジェリコーの生徒となった。この頃から、馬の絵はお気に入りの題材であった。1831年に初めて、サロン・ド・パリに出展し、その後も1859年まで常時出展を続けた。1832年に皇太子、オルレアン公の最初の乗馬肖像画を描いた。おじの推薦でウージェーヌ・イザベイの工房で働くことができた。

1842年に国から注文でオルレアン公の肖像を描き、翌年、国王ルイ・フィリップに同行してイギリスを訪れ、その後何度もイギリスを訪れることになった。1848年にルイ・フィリップが失脚し、イギリスに亡命しクレアモントに住むことになった時、ド・ドルーも同行し、イギリスでもイギリス貴族の乗馬肖像画を多く描いた。

1852年にパリに戻りスタジオをつくり、ナポレオン3世の家族や周辺の人物の肖像画を描いた。1857年にレジオンドヌール勲章シュヴァリエを受勲した。

作品

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参考文献

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  • Catalogue de l'exposition, Alfred De Dreux, Maisons-Laffitte, Château, du 25 mai au 1er juillet 1928, préface par Raymond Régamey.
  • Marie-Christine Renauld Beaupère, Alfred de Dreux le peintre du cheval, 1988 Ed. Caracole ISBN 2-8289-0286-2
  • Amaury de Louvencourt, Alfred De Dreux, 1810-1860 peintures, dessins, aquarelles, lithographies Ed. Galerie La Cymaise 1988
  • Marie-Christine Renauld, Alfred De Dreux, le cheval, passion d'un dandy parisien, préface par Jacques Foucart. Paris, rétrospective à la Fondation Mona Bismarck, Paris, 1997, Marie-Christine Renauld Commissaire de l'exposition.
  • Catalogue de l'exposition Alfred De Dreux, Peintre de chevaux, 70 ans après, Maisons-Laffitte, Château,du 17 avril au 10 juin 1998. Avec une réimpression de la préface du catalogue de 1928, et le texte de la causerie inédite de Monsieur André de Fouquières faite au château de Maisons en 1928.
  • Marie-Christine Renauld, L’univers d’Alfred De Dreux, suivi du catalogue raisonné, Actes-Sud, 2008 ISBN 978-2-7427-6990-2