アル・プン
種別 | 日刊紙 |
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所有者 | エルメス・コムニカシオネス |
設立 | 1979年2月24日 |
政治的傾向 | カタルーニャ民族主義、左派 |
言語 | カタルーニャ語 |
廃刊 | 2011年7月31日 |
本社所在地 | スペイン・カタルーニャ州ジローナ県ジローナ |
発行数 | 25,800部(2005年) |
『アル・プン』(カタルーニャ語: El Punt, カタルーニャ語発音: [əɫ ˈpun])は、スペイン・カタルーニャ州ジローナ県ジローナで発行されていた日刊紙。カタルーニャ語紙だった。「El Punt」とは英語における「The Point」であり、日本語では「視点」を意味する。1979年2月24日にプン・ディアリ(Punt Diari)として創刊され、1990年にアル・プンに紙名を変更した。2011年7月31日にはアブイ紙と合併してアル・プン・アブイ紙となった。
歴史
[編集]1975年までのフランコ体制下のスペインではカタルーニャ語メディアが大きく制限されていたが、スペインの民主化移行期である1979年2月24日にカタルーニャ語紙のプン・ディアリ紙が創刊され、1990年にアル・プン紙に紙名を変更した。長らくジローナ県のみでしか発行されていなかったが、2004年9月11日にはバルセロナ県でも購入が可能となった。ジローナ市長やカタルーニャ州首相を務めたカルラス・プッチダモンはアル・プン紙で働いていた経験がある[1]。
2009年11月27日、アル・プン紙の発行元であるエルメス・コムニカシオネス社は、アブイ紙の発行元であるカタラナ・デ・コムニカシオン社を買収し[2]、両紙のウェブ版は紙面より先に統合された。2011年7月31日には両紙の紙面も統合されてアル・プン・アブイ紙となった。ただしジローナ県のみでは引き続きアル・プン紙という名前で発行が続けられている。2010年4月11日にはバルセロナにおいて、アル・プン紙と同様にカタルーニャ語紙のアラ紙が創刊された。
特徴
[編集]2008年時点では、バルセロナ版、ジローナ版、バルサルネス郡版、マレズマ郡版、カム・ダ・タラゴーナ=テラズ・ダ・レブラ版、パナデス版、バリェス・ウクシデンタル郡版の7版が発行されていた。カタルーニャ州政府はカタルーニャ語メディアに対して助成金を交付しており、2008年にはもっとも多くの助成金の交付を受けていた新聞がアル・プン紙だった。
脚注
[編集]- ^ “Carles Puigdemont i Casamajó”. Enciclopèdia.cat. 2016年1月9日閲覧。
- ^ La Generalitat, Planeta y Godo venden Avui ABC、2009年11月28日