ラッカ県
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ラッカ県 الرقة | |
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ラッカ県の位置 | |
北緯36度0分 東経38度54分 / 北緯36.000度 東経38.900度 | |
国 | シリア |
県都 | ラッカ |
面積 | |
• 合計 | 19,616 km2 |
人口 (2021年推計)[1] | |
• 合計 | 940,000人 |
• 密度 | 48人/km2 |
等時帯 | UTC+3 |
ISO 3166コード | SY-RA |
主要言語 | アラビア語 |
ラッカ県(ラッカけん、アッ・ラッカ県、Ar Raqqah Governorate, アラビア語: مُحافظة الرقة)は、シリアの14ある県の一つ。面積は19,616平方km、人口は940,000人(2021年推計[1])。県都はラッカ(アッ・ラッカ)。
地理
[編集]シリア北部に位置し、東はハサカ県とデリゾール県に、北はトルコ国境に、西はアレッポ県・ハマー県に、南はホムス県に接する。
乾燥した土地が多いが、県内をユーフラテス川が貫き、北からバリフ川が合流する。川沿いは肥沃な農地となっており綿花などが栽培され、農業と牧畜がおもな産業である。
歴史
[編集]新石器時代のテル・アブ・フレイラ遺跡などのほかにも、青銅器時代、ローマ帝国時代の遺跡が多数ある。
ラッカはかつてアッバース朝の都にもなった街である。
2014年8月24日、過激派組織ISILは、ラッカ県にあるシリア政府軍の空軍基地を制圧、ラッカ県のほぼ全てを手中に収めた[2]。
2017年6月、政府軍は県南部へ進軍しISILを放逐した[3](2017年南部ラッカ攻勢)。また同時期にアメリカ合衆国の支援を受ける反政府勢力のシリア民主軍がラッカを攻撃し、2017年10月に街を奪還した[4](ラッカの戦い)。2024年にアサド政権が崩壊する直前には、県の大部分をシリア民主軍が、県北部の国境地域をシリア国民軍が、県南部はシリア政府が実効支配していた[5]。
行政区分
[編集]ラッカ県には3郡が属する。
郡
[編集]- タル・アブヤド郡(Tal Abyad District) - タル・アブヤド
- アッ=サウラ郡(Ath-Thawrah District) - アッ=サウラ
- アッ・ラッカ郡(Ar-Raqqah District) - ラッカ
住民
[編集]民族
[編集]人口の多くはアラブ人だが、トルコ国境付近にはクルド人も多い。
言語
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宗教
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脚注
[編集]- ^ a b “Syria”. Citypopulation (2022年9月25日). 2024年12月24日閲覧。
- ^ SAM DAGHER (2014年8月25日). “「イスラム国」、シリア北部の空軍基地を制圧”. ウォール・ストリート・ジャーナル 2014年8月29日閲覧。
- ^ “After it used to control more than half of it… ISIS is out of Aleppo province”. シリア人権監視団 (2017年6月30日). 2024年12月24日閲覧。
- ^ “U.S.-backed Syrian forces recapture Raqqa from Islamic State group”. PBS (2017年10月17日). 2024年12月24日閲覧。
- ^ “Who controls what territory in Syria?”. ガーディアン (2024年12月3日). 2024年12月24日閲覧。