アレイアンテナ
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アレイアンテナ(英語: array antenna)は、複数のアンテナ素子(放射素子)を規則的に配列し、一定の励振条件で給電するアンテナのこと。
概要
[編集]放射素子の振幅・位相を電気的に制御できることから、アンテナ指向性の制御を容易に行えるという特徴がある。放射素子の配列法に応じ、以下のような種類がある[3]。
- リニアアレイ (linear array) - 直線状
- プレーナアレイ (planer array) - 平面状
- サーキュラーアレイ (circular array) - 円形状
- コンフォーマルアレイ (conformal array) - 任意形状
アレイアンテナで用いられるアンテナ素子としては、ダイポールアンテナ、スロットアンテナおよびマイクロストリップアンテナなどがある[3]。
なお、放射素子の励振係数の相対位相によってビーム方向や放射パターンの制御を行うアレイ・アンテナを、特にフェーズドアレイ・アンテナと称する。これには、アンテナ全体で1組の送信機・受信機を共有するパッシブ式(PESA)と、放射素子ごとに送信機・受信機を備えているアクティブ式(AESA)がある[4]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 海人社(編)「海上自衛隊の現有艦載レーダー」『世界の艦船』第607号、海人社、2003年2月、41-45頁、NAID 40005630576。
- 藤木, 平八郎「艦載レーダー発達の歴史 (特集 最近の艦載レーダー)」『世界の艦船』第607号、海人社、2003年2月、69-75頁、NAID 40005630579。
- 吉田, 孝『改訂 レーダ技術』電子情報通信学会、1996年。ISBN 978-4885521393。