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アレイアンテナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
導波管スロットアレイ・アンテナ (OPS-28)[1]
 
プレーナアレイ・アンテナ (AN/SPS-48)[注 1]

アレイアンテナ英語: array antenna)は、複数のアンテナ素子(放射素子)を規則的に配列し、一定の励振条件で給電するアンテナのこと。

概要

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放射素子の振幅位相を電気的に制御できることから、アンテナ指向性の制御を容易に行えるという特徴がある。放射素子の配列法に応じ、以下のような種類がある[3]

アレイアンテナで用いられるアンテナ素子としては、ダイポールアンテナスロットアンテナおよびマイクロストリップアンテナなどがある[3]

なお、放射素子の励振係数の相対位相によってビーム方向や放射パターンの制御を行うアレイ・アンテナを、特にフェーズドアレイ・アンテナと称する。これには、アンテナ全体で1組の送信機・受信機を共有するパッシブ式(PESA)と、放射素子ごとに送信機・受信機を備えているアクティブ式(AESA)がある[4]

脚注

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注釈

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  1. ^ 導波管スロットアレイを縦に並べた構造である[2]

出典

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  1. ^ 海人社 2003.
  2. ^ 藤木 2003.
  3. ^ a b 吉田 1996, ch.4 アンテナ.
  4. ^ 吉田 1996, ch.11 特殊なレーダ技術.

参考文献

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  • 海人社(編)「海上自衛隊の現有艦載レーダー」『世界の艦船』第607号、海人社、2003年2月、41-45頁、NAID 40005630576 
  • 藤木, 平八郎「艦載レーダー発達の歴史 (特集 最近の艦載レーダー)」『世界の艦船』第607号、海人社、2003年2月、69-75頁、NAID 40005630579 
  • 吉田, 孝『改訂 レーダ技術』電子情報通信学会、1996年。ISBN 978-4885521393 

関連項目

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