アングルシー・セッター
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アングルシー・セッター(英:Anglesea Setter)は、イギリスのイングランド、スタッフォードシャー州原産のセッター犬種である。19世紀に同州ボーデサーのアングルシー侯爵の邸宅で独自にブリードと改良が行われた種である。名前は同家にちなんでおり、アングルシー島との関連は全くない。当時のイギリスでは、セッターの改良が盛んに行われており、その過程で賞賛された血統の一つであったが、その後、消滅した。
毛色は白・黒・茶の3色の入ったトライカラーで、コートは現在のイングリッシュ・セッターよりも硬くやや縮れているが、ウェルシュ・セッターよりはまっすぐであった。脚が長く、走るのが速いが、華奢な体つきで持久力に欠けたという。
参考文献
[編集]『デズモンド・モリスの犬種事典』デズモンド・モリス著書、福山英也、大木卓訳 誠文堂新光社、2007年