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アングル (肌着メーカー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アングル・ミユキから転送)
アングル株式会社
Angle Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 アングル
本社所在地 日本の旗 日本
582-0003
大阪府柏原市堂島町5-6
設立 1931年(昭和6年)3月1日
業種 繊維製品
法人番号 7122001023993 ウィキデータを編集
事業内容 高級肌着の企画、製造、販売
代表者 取締役社長 小林照雄
資本金 1億円
売上高 43億円(2007年現在)
純利益 2100万円(2020年03月31日時点)[1]
総資産 12億1000万円(2020年03月31日時点)[1]
従業員数 491名(2007年現在)
主要株主 富士紡ホールディングス
関係する人物 山本発次郎(創業者)
外部リンク https://www.angle-fujibo.net
特記事項:創業は1894年(明治27年)・大阪にて。 2020年(令和2年) - 株式会社フジボウアパレルがアングル株式会社を吸収合併。
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アングル株式会社(あんぐる、英称:Angle Co., Ltd. )は、かつて大阪府柏原市に本社を置いていた高級肌着の企画・製造・販売の企業である。現在は、フジボウアパレルのブランド名。

概要

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白髪染めヘアカラー「パオン」で知られる山発産業の創業者、山本発次郎(初代)が、1894年(明治27年)に、大阪にてメリヤスの製造卸をおこなう「山発商店」を開く[注 1]

創業当初より、製の肌着・下着で定評を持つと共に、1953年(昭和28年)には同社の基幹ブランド「アサメリー」[2]の名で、販売を展開すると共に、関西を中心にその名を知られた。1963年、アングルに商号変更。

1980年代中期以降、低価格による海外からの製品に流入により、採算が悪化。2002年(平成14年)に御幸毛織の傘下に入ると共に、社名をアングル・ミユキ株式会社に改名。また生産縮小に伴い、子会社工場の売却等を余儀なくされた。

2012年(平成24年)より富士紡ホールディングスの傘下企業となり、再び社名をアングル株式会社に戻している。

本場・大阪では老舗の下着・肌着メーカーとして知られており、かつては皇室から御愛顧を賜ったこともあるという。

2020年(令和2年)に株式会社フジボウアパレルが吸収合併し、企業としては126年の歴史に幕を下ろすが、アングルの名としてのブランドは残っている。

沿革

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  • 1894年(明治27年) - 大阪・安土町にて山本発次郎商店を創業。
  • 1931年(昭和6年) - 法人組織に変更、株式会社山発商店を設立。
  • 1946年(昭和21年) - 柏原市に柏原工場を新設。
  • 1953年(昭和28年) - 同社ブランド「アサメリー」を創設。
  • 1963年(昭和38年) - アングル株式会社に商号変更。
  • 1989年(平成元年) - 本社ビル竣工。
  • 2001年(平成13年) - 本社を船場センタービル内の大阪店に移転。
  • 2002年(平成14年) - 御幸グループの傘下に入る。
  • 2003年(平成15年) - アングル・ミユキ株式会社に商号変更。
  • 2004年(平成16年) - 本社・大阪店を堺筋本町に移転。新感覚のメンズインナー「N-One(エヌワン)」発売。
  • 2006年(平成18年) - 配送センターを柏原工場に集約。メンズインナー「ピエール・カルダン」、レディースインナー「ショーズ・シュシュ」発売。
  • 2007年(平成19年) - レディースインナー「エクラヴィフ」発売。
  • 2010年(平成22年) - 本社・大阪店を柏原工場内に移転。
  • 2012年(平成24年) - 富士紡ホールディングス傘下に入り、再度社名をアングル株式会社に変更する。
  • 2020年(令和2年) - 株式会社フジボウアパレルがアングル株式会社を吸収合併。

商品

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  • 「アサメリー」
  • 「エアメリー」
  • 「REGAL」
  • 「N-One(エヌ・ワン)」
  • 「ミラ・ショーン」
  • 「ピエール・カルダン」
  • 「PAUL&JOE」
  • 「PAUL&JOE SISTER」

スポンサー番組(全て過去)

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テレビでの提供はないが、2012年以降、新聞で広告活動を行っている。

脚注

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注釈

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  1. ^ 後継の2代目山本発次郎洋画家佐伯祐三などの美術コレクターとして知られる。

出典

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  1. ^ a b アングル株式会社 第97期決算公告
  2. ^ 実際には、その後麻製の肌着は高騰化を招いたため、のちに原料が綿製に変わっている。

外部リンク

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