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船場センタービル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
船場センタービル
9号館(2015年7月撮影)
御堂筋交差部東望)
情報
用途 店舗、事務所、駐車場
設計者 日建設計大建設計
施工 熊谷組(1号館)、鴻池組(2、3号館)、清水建設(4号館)、竹中工務店(5、6、9号館)、大林組(7号館)、奥村組(8号館)、大成建設(10号館)
建築主 大阪市開発公社
事業主体 大阪市、大阪市開発公社
管理運営 大阪市開発公社
構造形式 RC造(1 - 9号館)、SRC造(10号館)
建築面積 31,248.35 m²
延床面積 170,324.94 m²
階数 地上2階、地下2階(1号館、10号館)、地上3階、地下2階(2号館)、地上4階、地下2階(3 - 9号館)
着工 1967年昭和42年)8月1日
竣工 1970年(昭和45年)2月28日
開館開所 1970年(昭和45年)3月12日
所在地 541-0055
大阪府大阪市中央区船場中央1丁目 - 4丁目(大阪市道築港深江線中央大通)高架下)
座標 北緯34度40分54.5秒 東経135度30分14.5秒 / 北緯34.681806度 東経135.504028度 / 34.681806; 135.504028 (船場センタービル)座標: 北緯34度40分54.5秒 東経135度30分14.5秒 / 北緯34.681806度 東経135.504028度 / 34.681806; 135.504028 (船場センタービル)
備考 営業時間 物販店舗街・事務所 9:00 - 18:00、飲食店街 9:00 - 22:00(1Fについては21:15分以降は出入不可[要出典]
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株式会社大阪市開発公社
Osaka City Development Corporation Co.,Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
541-0055
大阪府大阪市中央区船場中央2丁目3番6号
船場センタービル6号館4階401号室
設立 1964年(昭和39年)6月25日
業種 不動産業
法人番号 4120001077600
事業内容 船場センタービル経営・管理業務
駐車場経営業務
代表者 玉井得雄(代表取締役社長
上田隆昭(代表取締役専務)
資本金 1億円(2019年3月31日現在)
売上高 営業収益16億0138万9千円(2011年3月期)
営業利益 2億1002万1千円(2011年3月期)
純利益 9億4625万7千円(2011年3月期)
純資産 88億4722万3千円(2011年3月31日現在)
総資産 110億4747万0千円(2011年3月31日現在)
従業員数 38名(2019年7月1日現在)
決算期 3月31日
主要株主 大阪市(67.02%)
外部リンク semba-cb.jp
特記事項:1973年設立の土地開発公社である「大阪市土地開発公社」とは別法人。1972年の公有地の拡大の推進に関する法律(公拡法)施行による土地開発公社設立前は、当法人が大阪市における土地の先行取得を行っていた[1]
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船場センタービルのロゴマーク

船場センタービル(せんばセンタービル)は、大阪府大阪市中央区船場中央にある商業ビル。株式会社大阪市開発公社が運営をするとともに、1 - 3号館・10号館の全部と4 - 9号館の一部を所有している。

概要

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大阪市のほぼ中央を東西に通る幹線道路「中央大通」の建設により、道路用地となった船場の唐物町南部・北久太郎町北部、上町の農人橋詰町北部・両替町南部・農人橋北部の移転先として、1970年昭和45年)にオープンした。

中央大通の建設当時、移転交渉は元の地価の高さから補償問題で難航していた。そこに小林茂喜という実業家が「利用できる面積が減らなければよいのだろう」と道路の直下にビルを造るアイデアを出し、名案として即座に採用が決まったものである[2]

東は箒屋町筋から西は渡辺筋まで、中央大通の平面道路(かつての唐物町通と北久太郎町通)に挟まれた街区に立地している。地上4階・地下2階建てだが、高架道路の傾斜により両端が低くなっており、建物の無い箒屋町筋以東と渡辺筋以西はそれぞれ駐車場として利用されている。地上を交差する道路によって1 - 10号館に分かれ、地下を交差する大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)堺筋線御堂筋線によって3つのゾーンに分かれている。

堺筋以東の1 - 3号館はインポートマーケット(大阪舶来マート)、堺筋 - 御堂筋間の4 - 9号館は繊維問屋街、御堂筋以西の10号館は専門店を中心としたショッピング街となっている。また、地下を中心に飲食店街も展開しており、5 - 8号館の地下にも駐車場を備えている。

ビルの屋上には阪神高速13号東大阪線および中央大通の高架道路が通っている(写真参照)。地下には大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)中央線が中央大通に沿って通っているが、当ビル付近は平面道路の地下を通っているため、上下線の間隔が約42 mと広くなっている。

2012年平成24年)3月に、大阪府のグランドデザイン・プロジェクトチームは都市構造の見直し案として、阪神高速13号東大阪線の西船場ジャンクション - 東船場ジャンクションの約1 kmを撤去と中央大通車道の地下化を想定して、当ビルの撤去も今後検討すると公表した[3]

2013年(平成25年)から2015年(平成27年)にかけて外壁改修工事が行われた。

2020年(令和2年)、交差する大阪市道築港深江線阪神高速道路、Osaka Metro中央線の本町駅堺筋本町駅と共に「ビル・高架道路・地下鉄駅の一体整備」として、土木学会選奨土木遺産に選ばれる[4]。また、生きた建築ミュージアム・大阪セレクションに選定された。

中央大通船場地区貫通の記

交通

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鉄道
  • 堺筋本町駅(Osaka Metro堺筋線・中央線)
    • 6・7・10・11番出口が直結している。
  • 本町駅(Osaka Metro御堂筋線・中央線・四つ橋線
    • 10・16番出口が直結している。
道路
駐車場
  • 東駐車場:1号館の東
    • 出入口は箒屋町筋(南行き一方通行)
  • 中央駐車場:5 - 8号館の地下
    • 入口は中橋筋(南行き一方通行)
    • 出口は三休橋筋(北行き一方通行)
  • 西駐車場:10号館の西
    • 出入口は渡辺筋(南行き一方通行)
  • 船場パーキング:約200m南にある立体駐車場
    • 出入口は北久宝寺町通(西行き一方通行)および三休橋筋(北行き一方通行)

脚注

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  1. ^ 大阪市土地開発公社経営改善計画執行監理委員会《第5回会議》議事録 大阪市
  2. ^ 辰巳博『大阪市電が走った街 今昔』JTBパブリッシング、2000年、p.88
  3. ^ 大阪府:都市構造の見直し案、大阪駅南側も緑地に 駅前ビル取り壊し”. 毎日jp. 毎日新聞社 (2012年3月28日). 2012年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年6月7日閲覧。
  4. ^ 土木学会 令和2年度選奨土木遺産 ビル・高架道路・地下鉄駅の一体整備”. www.jsce.or.jp. 2022年6月9日閲覧。

参考文献

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  • 大阪市都市計画街路築港深江線「船場地区」建設事業誌 大阪市土木技術協会 1995年3月

関連項目

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外部リンク

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