アングレカム・レオニス
表示
アングレカム・レオニス | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||
Angraecum leonis (Rchb.f.) André (1885) | ||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||
|
アングレカム・レオニス (学名:Angraecum leonis )は、アングレカム属のラン科植物。長い距のある白い花を咲かせる。背は高くならず、葉は左右に扁平。
特徴
[編集]常緑性の多年草で、着生植物[1]。単茎性のランで、茎はごく短く、数枚の葉を密につけ、その基部は互いに重なる。葉は長さ5-25cm、左右から扁平で表面のない単面葉、緩やかな曲線を描いて先端はやや尖る。葉質は多肉質で固い。
花茎は葉腋から斜め上に向いて出て長さ1.5-2cmと長く伸びず、一個から数個の花を着ける。花は径6cmほどでロウ質、薄緑色に咲いて、後に白くなる。萼片と側花弁は披針形で先が尖り、長さ2cm、幅は0.5cm。唇弁は広卵形から心形でラッパ状に広がり、基部には7-9cmの距が伸びる[2]。花期は冬から春。夜に香りを放つ。
分布
[編集]マダガスカル、及びコモロ諸島に分布する。標高200-1200mの低山地で、よく日の当たる岩の上や樹幹に着生する[3]。
利用
[編集]洋ランとして栽培される。この属のものとしては普及しているものである。
出典
[編集]参考文献
[編集]- 土橋豊『洋ラン図鑑』光村推古書院、1993年。
- 齋藤亀三『世界の蘭:380』主婦の友社〈主婦の友ベストBOOKS〉、2009年。
- 唐澤耕司『蘭』山と溪谷社〈山溪カラー図鑑〉、1996年。