須賀しのぶ
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(アンゲルゼから転送)
須賀 しのぶ(すが しのぶ、1972年11月7日 - )は、日本の小説家。埼玉県出身。
経歴・人物
[編集]埼玉県立浦和第一女子高等学校を経て[1]、上智大学文学部史学科卒業[2]。1994年、『惑星童話』で上期コバルト・ノベル大賞の読者大賞を受賞[2]。以後、女性向けライトノベルを中心に活躍。2007年『スイート・ダイアリーズ』より一般文芸に移行。
2010年、『神の棘』で第13回大藪春彦賞候補[3]。2013年、『芙蓉千里』三部作で第12回センスオブジェンダー賞大賞受賞[3]。2016年、『革命前夜』で第18回大藪春彦賞受賞[4]、第37回吉川英治文学新人賞候補[1]。2017年、『また、桜の国で』で第156回直木賞候補[4]、第4回高校生直木賞受賞[4]。同年、『夏の祈りは』で「本の雑誌が選ぶ2017年度文庫ベストテン」1位、「2017オリジナル文庫大賞」受賞[1]。2018年、『夏空白花』で第9回山田風太郎賞候補[1]。
2017年、『帝冠の恋』と『また、桜の国で』がNHK-FM「青春アドベンチャー」にてオーディオドラマ化された[5]。
作品リスト
[編集]- 『スイート・ダイアリーズ』(2007年 角川書店)
- 『帝冠の恋』(2008年 集英社コバルト文庫 / 2016年 徳間文庫)
- 『芙蓉千里』シリーズ
- 『芙蓉千里』(2009年 角川書店 / 2012年 角川文庫)
- 『北の舞姫 芙蓉千里Ⅱ』(2011年 角川書店 / 2013年 角川文庫)
- 『永遠の曠野 芙蓉千里Ⅲ』(2012年 角川書店 / 2013年 角川文庫)
- 『神の棘Ⅰ・Ⅱ』(2010年 早川書房 / 2015年 新潮文庫[注 1])
- 『ゲームセットにはまだ早い』(2014年 幻冬舎 / 2017年 幻冬舎文庫)
- 『紺碧の果てを見よ』(2014年 新潮社)
- 『革命前夜』(2015年 文藝春秋)
- 『雲は湧き、光あふれて』(2015年 集英社オレンジ文庫)
- 『くれなゐの紐』(2016年 光文社)
- 『エースナンバー』(2016年 集英社オレンジ文庫)
- 『また、桜の国で』(2016年 祥伝社)
- 『夏は終わらない』(2017年 集英社オレンジ文庫)
- 『夏の祈りは』(2017年 新潮文庫)
- 『荒城に白百合ありて』(2019年 角川書店 / 2022年 角川文庫)
- 『夏空白花』(2020年 ポプラ文庫)
コバルト文庫作品
[編集]- 『惑星童話』
- 『MAMA』
- 『虚剣』
- 『女子高サバイバル』シリーズ
- 『女子高サバイバル』
- 『女子高サバイバル純情可憐編』
- 『天翔けるバカ』シリーズ
- 『天翔けるバカ―flying fools』
- 『天翔けるバカ―We Are The Champions』
- 『キル・ゾーン』シリーズ
- 『キル・ゾーン―ジャングル戦線異常あり』
- 『戦場のネメシス』
- 『破壊天使』
- 『密林』
- 『嘘』
- 『赤と黒』
- 『罠』
- 『罪』
- 『別れの日』
- 『異分子』
- 『激突』
- 『宴』
- 『虜囚』
- 『背信者』
- 『罰』
- 『叛逆』
- 『地上より永遠に』
- 『キル・ゾーン』番外編
- 『来たれ、壊滅の夜よ』
- 『グッドモーニング・ボルネオ』
- 『ジャングル・フィーバー/キル・ゾーンリミックス』
- 『ブルー・ブラッド』シリーズ(キル・ゾーンシリーズと同一の世界設定の物語である)
- 『ブルー・ブラッド』
- 『ブルー・ブラッド―復讐編』
- 『ブルー・ブラッド―虚無編〈上・下〉』
- 『流血女神伝』シリーズ
- 『帝国の娘〈前・後〉』
- 『砂の覇王〈全9巻〉』
- 『女神の花嫁〈前・中・後〉』
- 『暗き神の鎖〈前・中・後〉』
- 『喪の女王〈全8巻〉』
- 『流血女神伝』番外編
- 『天気晴朗なれど波高し。<1・2>』
- 『ブラック・ベルベット』シリーズ
- 『ブラック・ベルベット―神が見棄てた土地と黒き聖女』
- 『ブラック・ベルベット―病める真珠が愛した司祭』
- 『ブラック・ベルベット―緑を継ぐ者と海へ還る少女』
- 『ブラック・ベルベット―菫咲くころ君を想う』
- 『ブラック・ベルベット─緋の眼』
- 『アンゲルゼ』シリーズ
- 『アンゲルゼ 孵らぬ者たちの箱庭』
- 『アンゲルゼ 最後の夏』
- 『アンゲルゼ ひびわれた世界と少年の恋』
- 『アンゲルゼ 永遠の君に誓う』
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “埼玉県出身作家 須賀しのぶさん記念講演「本と埼玉と私」”. www.sailib.com. 埼玉県図書館協会. 2021年9月16日閲覧。
- ^ a b “作家の読書道 第126回:須賀しのぶさん|作家の読書道|WEB本の雑誌”. WEB本の雑誌. 2021年9月16日閲覧。
- ^ a b 朝世, 瀧井. “革命前夜の民衆の言葉が勝利をおさめた高揚感を描きたかった――須賀しのぶ(1)”. 文春オンライン. 2021年9月16日閲覧。
- ^ a b c 「オール讀物」編集部. “須賀しのぶ『また、桜の国で』 高校生直木賞受賞記念インタビュー”. 文春オンライン. 2021年9月16日閲覧。
- ^ “はがき通信:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2021年9月16日閲覧。
- ^ https://bunshun.jp/articles/-/89?page=3
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- no.99 - 公式サイト
- 須賀しのぶ (@sugashinobu) - X(旧Twitter)