アントニオ・スマレーリャ
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アントニオ・スマレーリャ | |
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基本情報 | |
生誕 | 1854年5月5日 |
出身地 | イストリア |
死没 | 1929年4月15日(74歳没) |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | 作曲家 |
アントニオ・スマレーリャ(Antonio Smareglia, 1854年5月5日 プーラ - 1929年4月15日 グラード)はイタリアのオペラ作曲家。
生涯
[編集]オーストリア=ハンガリー帝国領のイストリアに生まれる。生家は現在スマレーリャとその作品を記念する博物館となっている。父フランチェスコ・スマレーリャはディニャーノ(現クロアチア領イストラ郡ヴォドニャン Vodnjan)出身のイタリア人で、母ジュリア・スティグリチは、イツィッチ(Ičići)出身のクロアチア人だった。スマレーリャの代表作《イストリアの結婚式 Nozze Istriane 》は、父親の故郷が舞台となっている。
マリア・イェッティ・ポッラと結婚して5人の子を儲ける。46歳で失明したため、家族や友人・門人の口述筆記で創作活動を継続した。そのような協力者に、息子のアリベルトやマリオ、プリモ・デッラ・ゾンカ、ガストーネ・ズッコーリ、ヴィート・レヴィらが挙げられる。
主要作品一覧
[編集]- 1幕の劇付随音楽《遙かなる狩》 Caccia lontana (1879年、学生時代の習作)
- 交響詩《レオノーラ》 Leonora (1876年)
- 歌劇《気取り屋の女》 Preziosa (1879年、原作:ロングフェローの『スペインの学生』)
- 歌劇《ビアンカ・デ・チェルヴィア》 Bianca de Cervia (1882年)
- 歌劇《王者ナーラ》 Re Nala (1887年)
- 歌劇《シゲートの家来》 Il vasallo di Szigeth (1889年、台本:ルイージ・イッリカ。"Der Vasall von Szigeth" のドイツ語名でウィーンでも上演)
- 歌劇《コルネリオ・シュット》 Cornelio Schutt (1893年、台本:ルイージ・イッリカ。ドレスデン上演)
- 歌劇《イストリアの結婚式》 Nozze Istriane (1895年、台本:ルイージ・イッリカ)
- 歌劇《蛾(売笑婦)》 La Falena (1897年9月4日にヴェネツィア・ロッシーニ劇場にて初演、ジャルディーノ・ジャルディーニ指揮)
- 歌劇《大洋神の娘》 Oceana (1903年)
- 歌劇《奈落の底》 Abisso (1914年)
- Canzoni gradesi
- サルヴェ・レジーナ Salve regina
- 主の祈り Pater noster
- アヴェ・マリア Ave Maria
参考文献
[編集]- Antonio Smareglia (1854-1929) - Sveučilišna knjižnica u Puli (Universitätsbibliothek Pula), 2004
外部リンク
[編集]- 略歴(イタリア語)[1]
- 肖像写真と略伝(イタリア語)[2]
- Memorial room of Antonio Smareglia / Sveučilišne knjižnice u Puli [3]
脚注
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