アントワーヌ・ベスティエ
アントワーヌ・ベスティエ Antoine Vestier | |
|---|---|
 自画像 (1785年) | |
| 生誕 |
1740年4月27日 フランス王国、アヴァロン |
| 死没 |
1824年12月24日 フランス王国、パリ |
アントワーヌ・ベスティエ（Antoine Vestier、1740年4月27日 - 1824年12月24日[1]）はフランスの画家である。肖像画、装飾画を描いた。
略歴
[編集]アヴァロンの商人の家に生まれた。若い頃から絵の才能を示し、シャテリュクス伯爵(comtes de Chastellux)に注目されて、伯爵の支援を受けて、パリに移り、王立絵画彫刻アカデミーの教授、ジャン＝バティスト＝マリー・ピエールの学生となった。エナメル画を得意とするレヴェラン(Antoine Reverend)からエナメル画の技法を学び、1764年にレヴェランの娘と結婚した。1766年にイギリスに旅した。
1885年に王立絵画彫刻アカデミーの会員の候補に選ばれ、ガブリエル＝フランソワ・ドワイアンとニコラ＝ギー・ブリュネ(Nicolas-Guy Brenet)の肖像画をアカデミーに提出して、1786年に王立絵画彫刻アカデミーの会員になった。アカデミーの会員としてフランス革命が起こる前は、ルーブル宮殿に部屋が与えられて活動した。
多くの肖像画を描き、モデルになった著名な人物には、音楽家のフランソワ＝ジョセフ・ゴセックやマリー・アントワネットの家具を制作したジャン・アンリ・リーゼナー(Jean Henri Riesener)らがいた。
息子のニコラ・ジャック・アントワーヌ・ベスティエ(Nicolas Jacques Antoine Vestier: 1773–1846)は建築家になった。娘のマリー・ニコル・ベスティエ(Marie-Nicole Vestier: 1767–1846) は画家になり、画家のフランソワ・デュモンと結婚した[2]。
作品
[編集]-
本を持つ女性 -
チェリスト -
Portrait de Mademoiselle Larmoyer en harpiste -
脚注
[編集]- ^ Carnegie Magazine. The Institute. (1944). p. 35
- ^ Profile of Marie-Nicole Vestier at the Dictionary of Pastellists Before 1800.
参考文献
[編集]- Charles Oulmont, « Antoine Vestier d’après des portraits de famille inédits », Gazette des Beaux-Arts, 1913, p. 295-313 .
- Jean-Claude Sueur, Le portraitiste Antoine Vestier (1740-1824), Neuilly-sur-Seine, 1974. — Cet ouvrage dactylographié publié par l'auteur à 200 exemplaires est consultable à la BnF site Tolbiac, Rez-de-jardin-magazin, cote 4-LN27-91066.
- Anne-Marie Passez, Antoine Vestier, 1740-1824, Paris, La Bibliothèque des Arts, Fondation Wildenstein, 1989. — Ouvrage publié avec le concours de Joseph Baillio et de Marie-Christine Maufus.
