アンドレアス・グルーバー
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アンドレアス・グルーバー Andreas Gruber | |
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アンドレアス・グルーバー(2011年) | |
誕生 |
1968年8月28日(56歳) オーストリア ウィーン |
職業 | 小説家 |
言語 | ドイツ語 |
国籍 | オーストリア |
ジャンル | ミステリー、SF、ホラー |
公式サイト | http://www.agruber.com/ |
ウィキポータル 文学 |
アンドレアス・グルーバー(Andreas Gruber、1968年8月28日 - )は、オーストリアの小説家。男性。ウィーン生まれ。ニーダーエスターライヒ州グリレンベルク(Grillenberg)在住。
略歴・作風
[編集]ミステリー、SF、ホラーなどさまざまなジャンルの小説を執筆。短編小説の名手として知られ、1996年に本格的に短編小説の執筆を始めて以来、ドイツ幻想文学賞(Deutschen Phantastik Preis)やドイツSF大賞など複数の賞で受賞、あるいは上位入賞している。
2005年には初の長編小説『ユダの筐(はこ)』(未訳 Der Judas-Schrein)をオーストリア版ラヴクラフト叢書で上梓。この作品は山村での殺人事件というミステリーの要素にクトゥルフ神話の要素を合わせた怪奇小説で、翌年、ドイツ幻想文学賞の長編デビュー作部門第1位に選ばれた。その後も探偵ペーター・ホガートを主人公とするサイコサスペンスシリーズや、ホラー小説を対象とするヴィンセント賞(Vincent Preis)で長編部門第1位に選ばれた歴史ホラー小説『梟の門』(未訳 Das Eulentor)など、ジャンルを問わず作品を発表している。
日本語訳作品
[編集]単行本
- 夏を殺す少女 (訳:酒寄進一、2013年2月、東京創元社 創元推理文庫、ISBN 978-4-488-16005-0)(Rachesommer (2010))
- 黒のクイーン (訳:酒寄進一、2014年1月、東京創元社 創元推理文庫、ISBN 978-4-488-16006-7)(Schwarze Dame (2007))
短編
- ゴーストライター (訳:酒寄進一、『ミステリーズ!』57号、2013年2月、東京創元社)
- メスメリズムの実験 (訳:酒寄進一、『ミステリーズ!』57号、2013年2月、東京創元社)
- amazon.jp (訳:酒寄進一、『ミステリーズ!』63号、2014年2月、東京創元社)
- 『信じてほしい、私はワトスン博士だ』! (訳:酒寄進一、『ミステリーズ!』63号、2014年2月、東京創元社)
著書一覧
[編集]未訳作品の日本語タイトルは『夏を殺す少女』の訳者あとがき(酒寄進一)に従った。
長編小説
[編集]- 探偵ペーター・ホガート・シリーズ
- Schwarze Dame (2007) (『黒のクイーン』、酒寄進一訳)
- Die Engelsmühle (2008) (天使の風車)
- その他
- Der Judas-Schrein (2005) (ユダの筐)
- Das Eulentor (2008) (梟の門)
- Rachesommer (2010) (『夏を殺す少女』、酒寄進一訳)
- Todesfrist (2012) (断末魔へのカウントダウン)
短編集
[編集]- Der fünfte Erzengel (2000)
- Die letzte Fahrt der Enora Time (2001)
- Jakob Rubinstein (2003)
- Ghost Writer (2011)
主な受賞・候補歴
[編集]- 短編 Die letzte Fahrt der Enora Time
- 2002年 - ドイツ幻想文学賞(Deutschen Phantastik Preis)短編部門 第1位
- 2002年 - 同作を表題作とする短編集が、ドイツ幻想文学賞短編集部門第1位
- 2002年 - ドイツSF大賞 短編部門 第2位
- 2002年 - クルト・ラスヴィッツ賞 短編部門 第3位
- 短編 Mesmeristische Experimente (「メスメリズムの実験」、酒寄進一訳)
- 2003年 - ドイツ幻想文学賞 短編部門 第4位
- 長編 Der Judas-Schrein (ユダの筐)
- 2006年 - ドイツ幻想文学賞 長編デビュー作部門 第1位
- 長編 Das Eulentor (梟の門)
- 2008年 - ヴィンセント賞(Vincent Preis) 長編部門 第1位 (ホラー小説を対象とする賞)
- 短編 Die scharfe Kante des Geodreiecks
- 2009年 - ヴィンセント賞 短編部門 第1位
- 短編 Rue de la Tonnellerie
- 2012年 - ヴィンセント賞 短編部門 第2位
参考文献
[編集]- アンドレアス・グルーバー『夏を殺す少女』(2013年2月、東京創元社) 訳者あとがき(酒寄進一) - 未訳作品の日本語タイトルはこれに従った