アンリ・エル
表示
アンリ・エル(Henri Hell 本名ジョゼ・エンリク・ラスリ José Enrique Lasry 1916年 - 1991年4月)は、美術、音楽、文芸評論家、音楽学者。
生涯
[編集]文学評論家として『Fontaine』、『Combat』、『la Table Ronde』、『l'Express』、『Nouvel Observateur』、『ル・モンド』、『新フランス評論』の各媒体で活躍した。『Fontaine』の経営面ではマックス=ポル・フーシェの補佐を務めた。『la Revue Musicale』、『Candide』、『la Table Ronde』、『Gazette de Lausanne』、『メルキュール・ド・フランス』の音楽評論家でもあった。出版社『フェイヤール』の社長も歴任。フランシス・プーランクに関する文献はこの出版社から刊行された[1]。美術に関するコラムニストとしても活動した。
主要作品
[編集]- 1944年: La France au cœur : Chroniques de la servitude et de la libération, juin 1940–juin 1943 マックス=ポル・フーシェの作品への前書き。
- 1956年: L'amour vagabond アンドレ・フレニョー著の小説への協力(パリ、プロン社)
- 1957年: Les Élus du Seigneur ジェームズ・ボールドウィン著『Go Tell It on the Mountain』(山にのぼりて告げよ)の仏訳。
- 1958年: Francis Poulenc, musicien français (プロン社、フェイヤール社) 英語版がウェブで閲覧可能
- 1962年: L'univers romanesque de Marguerite Duras
- 1990年: Un regard スティーブン・スペンダーの作品への前書き
- ルネ・エティアンブルとの往復書簡
- フランソワ・ヌリシエとの往復書簡
- フランシス・プーランクとの往復書簡 1951年
出典
[編集]- ^ “HENRI HELL: Francis Poulenc”. Fayard. 2021年11月10日閲覧。