アンリ・オットマン
表示
アンリ・オットマン Henri Ottmann | |
---|---|
自画像 | |
生誕 |
1877年4月10日 フランス共和国、アンスニ |
死没 |
1927年6月1日 フランス共和国、ヴェルノン |
運動・動向 | ポスト印象派 |
アンリ・オットマン(Henry Ottmann または Henri Ottmann、1877年4月10日 – 1927年6月1日)はフランス生まれの画家である。
略歴
[編集]フランス、ロワール=アトランティック県のアンスニに生まれたが、若い時代にベルギーのブリュッセルに移った。1898年にブリュッセルでに設立された、画家オーギュスト・オレフ(Auguste Oleffe: 1867-1931)を会長とする美術家グループ「労働(Labeur)」に加わった。ベルギーで活動を続け、1902年にブリュッセルで結婚した。1903年にブリュッセルの「ラ・リーブル・エステティーク(自由美学)」の展覧会に初めて出展した。
1905年にパリのモンマルトルに移り、パリの芸術家のなかで活動した[1]。パリのアンデパンダン展[2][3]やサロン・ドートンヌ、国民美術協会の展覧会、サロン・デ・チュイルリー(Salon des Tuileries)などにに出展した。
パリの画廊でアルマン・ギヨマン、アンリ・ルバスクといった画家たちと展覧会を開いた。
風景画やヌードなどを描いた。代表作には、現在オルセー美術館にある「ブリュッセルのリュクサンブール駅」などがある。
1925年に日本で開催されたフランス現代美術展覧会に『眠れる女』が出品される予定ではあったが、警視庁による事前検閲で「善良な風紀を紊す恐れがある」との指摘を受けて公開は控えられた[4]。
1927年に交通事故がもとで亡くなった。
作品
[編集]-
「ブリュッセルのリュクサンブール駅」(1903)
オルセー美術館 蔵 -
マルセイユ港 (1920)
-
水浴する女性たち (1920)
-
眠る遊女(Courtisane Endormie)(1920)
国立近代美術館 (フランス)
-
リュクサンブール駅
-
"Madame Ottmann"
-
青いストッキングの女 (1917)
国立近代美術館 (フランス) 蔵 -
妻の肖像画 (個人蔵)
脚注
[編集]- ^ Dictionnaire des peintres à Montmartre. Geraadpleegd op 12/12/2021.
- ^ Société des artistes indépendants : catalogue de la 21me exposition, 1905; p 184 (180) Metropolitan Museum of Art Libraries
- ^ L'Europe nouvelle, 1926/04/03 (N424), p. 432 Gallica BnF
- ^ 「ゴッホなど四点に撤去命令」『東京日日新聞』1925年9月3日夕刊(大正ニュース事典編纂委員会 『大正ニュース事典第7巻 大正14年-大正15年』本編p.630 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
参考文献
[編集]- AGORHA Delarge Musée d'Orsay
- Artists of the World Online