アンリ=エマニュエル・コック
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アンリ=エマニュエル・コック(Henri-Emmanuel Koch[1], 1930年6月4日 - 2005年3月15日)は、ベルギー出身のヴァイオリニスト。
リエージュの生まれ。 地元の音楽院でヴァイオリニストの父アンリ=フランソワの指導を受けた後パリに行き、ジャック・ティボーとジョルジュ・エネスコの下で学んだ。
1954年にヴュータン国際ヴァイオリン・コンクールでヴュータン賞を受賞[2]し、マースリヒト交響楽団のコンサートマスターに就任。一方で室内楽にも積極的に取り組み、イェルク・デムス、パトリック・クロムランク、桑田妙子らと共演を重ねた。 1969年には、父が創始したソリスト・ド・リエージュを引き継ぎ、マリー=クレール・アラン、モーリス・アンドレ、ジャン=ピエール・ランパル、ジュール・バスティンらをソリストに立ててヨーロッパ各地を演奏して回った。 1970年からは母校のリエージュ音楽院教授に就任した。
モン・レ・リエージュで没。