アンレペンタント・ジェラルディーンズ
『アンレペンタント・ジェラルディーンズ』 | ||||
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トーリ・エイモス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | イングランド コーンウォール マーシャン・エンジニアリング | |||
ジャンル | オルタナティヴ・ロック、バロック・ポップ | |||
時間 | ||||
レーベル | マーキュリー・クラシックス | |||
プロデュース | トーリ・エイモス | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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トーリ・エイモス アルバム 年表 | ||||
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『アンレペンタント・ジェラルディーンズ』(Unrepentant Geraldines)は、アメリカ合衆国の女性シンガーソングライター、トーリ・エイモスが2014年に発表した通算14作目のスタジオ・アルバム。純粋な意味でのオリジナル新曲集としては『Night of Hunters』(2011年)以来3年ぶりの作品に当たる[13]。
背景
[編集]「16シェイズ・オブ・ブルー」はポール・セザンヌの絵画「黒い大理石の時計」にインスパイアされた曲で、タイトルはセザンヌが16以上の色調の青を塗り分けていたという逸話に基づいている[14][15]。また、タイトル曲はダニエル・マクリース作のエッチングにインスパイアされた[14]。
「プロミス」は、当時13歳だったエイモスの娘ナターシャ(タッシュ)とのデュエット曲で、ナターシャは同曲のミュージック・ビデオにも出演した[16]。
反響
[編集]母国アメリカでは総合アルバム・チャートのBillboard 200で7位に達し、『Abnormally Attracted to Sin』(2009年)以来5年ぶりの全米トップ10アルバムとなった[1]。また、『ビルボード』のロック・アルバム・チャート及びモダン・ロック/オルタナティヴ・アルバム・チャートではいずれも2位、デジタル・アルバム・チャートでは10位を記録した[1]。
オランダでは2014年5月17日付のアルバム・チャートで初登場10位となり、『アメリカ人形軍団』(2007年)以来7年ぶりのトップ10入りを果たした[2]。全英アルバムチャートでは13位を記録し、『Abnormally Attracted to Sin』以来5年ぶりに全英トップ20入りを果たした[3]。
評価
[編集]Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「瑞々しくメロディックである一方、時として辛辣でもあり、時に耳障りでありながら心を慰める場面も多く、その心地よい質感が最終的には不穏になっている」と 評している[17]。また、デイヴ・シンプソンは『ガーディアン』紙のレビューで5点満点中3点を付け「クラシックに影響を受けたアルバム3作において、19世紀のおとぎ話に基づいた音楽性に進出した後、トーリ・エイモスは最終的に、彼女を大スターにした1990年代の声とピアノによるフォーマットに回帰した」「新しいファンよりは、昔からのファンを興奮させると思われるが、彼女の声がパワフル、或いはピュアに響く場面はめったにない」と評している[18]。
収録曲
[編集]全曲ともトーリ・エイモス作。
- アメリカ - America (4:12)
- トラブルズ・ラメント - Trouble's Lament (3:44)
- ワイルド・ウェイ - Wild Way (2:55)
- ウェディング・デイ - Wedding Day (3:44)
- ウェザーマン - Weatherman (4:41)
- 16シェイズ・オブ・ブルー - 16 Shades of Blue (3:52)
- メイズ・オブ・エルフェン=メール - Maids of Elfen-Mere (2:53)
- プロミス - Promise (4:04)
- ジャイアンツ・ローリング・ピン - Giant's Rolling Pin (4:11)
- セルキー - Selkie (4:04)
- アンレペンタント・ジェラルディーンズ - Unrepentant Geraldines (6:57)
- オイスターズ - Oysters (5:14)
- ローズ・ドーヴァー - Rose Dover (3:55)
- インヴィジブル・ボーイ - Invisible Boy (4:57)
参加ミュージシャン
[編集]- トーリ・エイモス - ボーカル、ピアノ、ハモンドオルガン、プログラミング、アディショナル・インストゥルメンテイション
- マック・アラディン - ギター、プログラミング、アディショナル・インストゥルメンテイション
- タッシュ - デュエット・ボーカル(on #8)
- アン・ウォーカー - ピアノ・テクニシャン
脚注・出典
[編集]- ^ a b c Tori Amos | Awards | AllMusic
- ^ a b Tori Amos - Unrepentant Geraldines - dutchcharts.nl
- ^ a b TORI AMOS | full Official Chart History | Official Charts Company - 「Albums」をクリックすれば表示される
- ^ Tori Amos | Longplay-Chartverfolgung - musicline.de
- ^ Tori Amos - Unrepentant Geraldines - austriancharts.at
- ^ danishcharts.com - Tori Amos - Unrepentant Geraldines
- ^ Tori Amos - Unrepentant Geraldines - hitparade.ch
- ^ italiancharts.com - Tori Amos - Unrepentant Geraldines
- ^ ultratop.be - Tori Amos - Unrepentant Geraldines
- ^ ultratop.be - Tori Amos - Unrepentant Geraldines
- ^ finnishcharts.com - Tori Amos - Unrepentant Geraldines
- ^ lescharts.com - Tori Amos - Unrepentant Geraldines
- ^ Levine, Nick (2014年5月5日). “Tori Amos announces new album 'Unrepentant Geraldines'”. Attitude. 2016年6月11日閲覧。
- ^ a b 日本盤CD (UCCL-1176)ライナーノーツ(トーリ・エイモス/訳:佐藤空子)
- ^ Cheal, David (2014年5月21日). “One woman and her piano”. Chicago Tribune. 2016年6月11日閲覧。
- ^ Breihan, Tom (2014年7月31日). “Tori Amos - "Promise" (Feat. Her Daughter, Natashya) Video”. Stereogum. SpinMedia. 2016年6月11日閲覧。
- ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Unrepentant Geraldines - Tori Amos”. AllMusic. 2016年6月11日閲覧。
- ^ Simpson, Dave (2014年5月8日). “Tori Amos - Unrepentant Geraldines review: a return to 90s-style voice and piano”. The Guardian. Guardian News and Media. 2016年6月11日閲覧。