アーナンド県
アーナンド県 Anand district | |
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乳製品会社アムールの入口。 | |
愛称: キング・チャロタール (kingCharotar) | |
グジャラート州内の位置 | |
国 | インド |
州 | グジャラート州 |
面積 | |
• 合計 | 3,204 km2 |
人口 (2011) | |
• 合計 | 2,092,745人 |
• 順位 | 州内 14位 |
• 密度 | 650人/km2 |
言語 | |
• 公用語 |
グジャラート語 ヒンディ語 英語 |
等時帯 | UTC+5:30 (IST) |
ナンバープレート | GJ-23[1] |
ウェブサイト |
ananddp |
アーナンド県 (Anand District) は、インド西部グジャラート州の県で、異称のチャロタール (Charotar) としても広く知られている[3]。1997年にケーダー県から分離して創設された。行政の中心となる県都は、アーナンドである。北側はケーダー県、東側はヴァドーダラー県、西側はアフマダーバード県に接しており、南側はカンバート湾に面している。主要都市は、カンバート、カラムサード、タラプール、ペトラード、ソジトラである。
人口構成
[編集]2011年インド国勢調査によると、アーナンド県の人口は 2,092,745人で[4]、そのうち男性は 1,088,253人[5]、女性は 1,002,023人で[5]、おおよそ北マケドニアの総人口と等しく[6]、アメリカ合衆国ニューメキシコ州の人口と概ね同じ水準にある[7]。これは、全部で640あるインドの県の中で 219位にあたる[4]。アーナンド県の人口密度は 711人毎平方キロメートル (1,840/sq mi) である[4]。2001年から2011年にかけての10年間における人口成長率は 12.57%であった[4]。アーナンド県では男性1000人に対して、女性は921人で[4]、識字率は 85.79%となっており[4]、男性の93.23%[5]、女性の77.76%は識字力を有している[5]。
2011年インド国勢調査の時点では、人口の 96.67%が第一言語としてグジャラート語を使用しており、ヒンディー語とした者は 2.25%、ウルドゥー語は 0.58%であった[8]。
人口推移 | ||
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年 | 人口 | ±% p.a. |
1901 | 512,296 | — |
1911 | 502,049 | −0.20% |
1921 | 509,946 | +0.16% |
1931 | 554,746 | +0.85% |
1941 | 659,996 | +1.75% |
1951 | 796,376 | +1.90% |
1961 | 958,629 | +1.87% |
1971 | 1,173,757 | +2.05% |
1981 | 1,448,666 | +2.13% |
1991 | 1,642,615 | +1.26% |
2001 | 1,856,872 | +1.23% |
2011 | 2,092,745 | +1.20% |
source:[9] |
経済
[編集]アーナンドの経済は、農業から大規模な産業まで幅広く、活気に満ちている。主要な産物としては、タバコとバナナがある。アーナンドの近郊には、有名な乳製品会社であるアムールなどがある、非常に大規模な工業地区 Vitthal Udhyog Nagar がある。この工業地区には、エレコン・エンジニアリングなどの有名企業も進出している。この他にも、1938年創業のチャロタール鉄工所 (The Charotar Iron Factory)、ウォーム・スティーム (Warm Steam)、ミルセント (Milcent)、アトランタ・エレクトリックス (Atlanta Electrics) などが立地している。 アムールは、アーナンドに本拠を置くインドの乳製品会社である。アムールは、インドの白い革命 (White Revolution) に拍車をかけ、インドを世界最大の牛乳、乳製品生産国に押し上げた。アムールはインド最大の食品ブランドであり、海外市場にも進出している。,
行政区画
[編集]アーナンド県は、テシル/郡に相当する8つのタルカ (taluka) に区画されている。すなわち、アーナンド、アンクラヴ、ボルサード、カームバート、ペトラード、ソジトラ、タラプール、ウムレトである[10]。
名所
[編集]- アーナンド[11] - アムール (AMUL: Anand Milk Union Limited) の創業者にして、協同組合運動「ミルク・シティ (Milk City)」の生みの親であるトリブヴァンダス・キシバイ・パテールの生誕地[12]。
- アムール - 「インドの白い革命」と言われるオペ レーショ ン ・ブラッ ドの起源[13]。
- 全国酪農開発委員会本部[14]
- アーナンド農村経営研究院
- アーナンド農業大学[15]
- カラマサード - サルダール・パテールの生誕地。
- カームバート - カームバート湾に面した古代以来の歴史的な港で、外国貿易の地。
- バドラン - 1世紀ほど前のマハーラージャサヤジラオ・ガイクワード3世統治下の繁栄と土木事業によって「ガイクワードの州のパリ (Paris of Gaekwad state)」と称される。
- サルダール・パテール大学- アーナンド県ヴァラブ・ヴィディヤナガールに所在[16]。
脚注
[編集]- ^ “RTO Gujarat Codes”. 2016年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月28日閲覧。
- ^ “Anand Pin Code”. MapsofIndia.com. 2016年5月28日閲覧。
- ^ “History of Anand District”. Gujarat Government. 2012年10月9日閲覧。
- ^ a b c d e f “District Census 2011”. Census2011.co.in (2011年). 2011年9月30日閲覧。
- ^ a b c d “Anand District Panchayat”. ananddp.gujarat.gov.in (2016年). 2016年5月28日閲覧。
- ^ US Directorate of Intelligence. “Country Comparison:Population”. 2011年10月1日閲覧。 “Macedonia 2,077,328 July 2011 est.”
- ^ “2010 Resident Population Data”. U. S. Census Bureau. 2013年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年9月30日閲覧。 “New Mexico - 2,059,179”
- ^ 2011 Census of India, Population By Mother Tongue
- ^ Decadal Variation In Population Since 1901
- ^ “Gujarat Administrative Divisions 2011”. Office of The Registrar General & Census Commissioner, Ministry of Home Affairs, Government of India. 2011年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月5日閲覧。
- ^ [1]
- ^ “Patel, Tribhuvandas | BIOGRAPHY”. Ramon Magsaysay Award Foundation. 2015年11月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月5日閲覧。
- ^ 中里亜夫「インドの農村開発としてのオペレーション・フラッド計画 (<シンポジウム>「途上国開発と地理学」)」『地理科学』第54巻第3号、1999年、195-202頁。 NAID 110002960727
- ^ “National Dairy Development Board”. National Dairy Development Board. 2019年11月5日閲覧。
- ^ “Anand Agricultural University”. Anand Agricultural University. 2019年11月5日閲覧。
- ^ “About the University”. Sardar Patel University. 2019年11月5日閲覧。
関連項目
[編集]ケーダー県 | ||||
アフマダーバード県 | ヴァドーダラー県 | |||
アーナンド県 | ||||
(カームバート湾) | バルーチ県 |