イェンナ・バウク
表示
イェンナ・バウク Jeanna Bauck | |
---|---|
ベルタ・ヴェークマンによる肖像画 | |
生誕 |
1840年8月19日 スウェーデン王国 ストックホルム |
死没 |
1926年5月27日 ドイツ国 バイエルン自由州 ミュンヘン |
イェンナ・バウク(Jeanna Bauck、1840年8月19日 - 1926年5月27日)はスウェーデン生まれの画家である。画家としての活動はドイツで行った。
略歴
[編集]ストックホルムに生まれた。父親はドイツ生まれの作曲家で、母親はスウェーデン人であった[1]。ストックホルムで美術を学んだ後、1863年にドイツに渡った。毎年、チロルやスイス、ヴェネツィアに旅し、ドレスデンではアドルフ・エアハルト(Adolf Ehrhardt)に学び、デュッセルドルフではアルベルト・フラム、ミュンヘンではユゼフ・ブラントに学んだ。その間にデンマーク育ちでドイツに留学していた女性画家、ベルタ・ヴェークマン(1847-1926)と親しくなり、2人でヨーロッパ各地を写生旅行した。
1880年から1881年の間、パリにヴェークマンと滞在し、サロン・ド・パリなどの展覧会に出展した。
1882年にヴェークマンはデンマークに帰国し、バウクもミュンヘンに移り、ミュンヘンで女性のための美術学校を開いた。1890年代にはベルリンでベルリン芸術家協会の絵画授業で教え、その時期の学生に当時21歳であったパウラ・モーダーゾーン=ベッカーがいて、パウラは後に初期の表現主義を代表する画家となった。
バウクの作品はスウェーデン国立美術館などに収蔵されている。
作品
[編集]-
「肖像画を描くベルタ・ヴェークマン」
-
A Woodland Lake
-
妹の肖像画
-
Mädchen mit Katze im Bett(1926)
脚注
[編集]参考文献
[編集]- J.T.: Bauck, Jeanna. In: Allgemeines Künstlerlexikon. Die Bildenden Künstler aller Zeiten und Völker (AKL). Band 7, Saur, München u. a. 1993, ISBN 3-598-22747-7, S. 511.
- Georg Nordensvan: Bauck, Jeanna Maria Charlotta. In: Ulrich Thieme, Felix Becker (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 3: Bassano–Bickham. Wilhelm Engelmann, Leipzig 1909, S. 53
- Bauck, Jeanna. In: Hans Vollmer: Allgemeines Lexikon der bildenden Künstler des XX. Jahrhunderts. Band 5: V–Z. Nachträge: A–G. E. A. Seemann, Leipzig 1961, S. 277.
- Bettina Baumgärtel, Museum Kunstpalast (Hrsg.): Die Düsseldorfer Malerschule und ihre internationale Ausstrahlung 1819–1918, Band 2, Imhof, Petersberg 2011, ISBN 978-3-86568-702-9, S. 60; S. 126f.