エクシードアンドエクセル
エクシードアンドエクセル | |||||||||||||||||||||
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欧字表記 | Exceed And Excel[1] | ||||||||||||||||||||
品種 | サラブレッド[2] | ||||||||||||||||||||
性別 | 牡[1] | ||||||||||||||||||||
毛色 | 鹿毛[2] | ||||||||||||||||||||
生誕 | 2000年9月5日[1] | ||||||||||||||||||||
父 | デインヒル[1] | ||||||||||||||||||||
母 | Patrona[1] | ||||||||||||||||||||
母の父 | Lomond[1] | ||||||||||||||||||||
生国 | オーストラリア[1] | ||||||||||||||||||||
生産者 | Ascot Breeding Partnership[1] | ||||||||||||||||||||
馬主 |
N Moraitis & A S Osburg Sheikh Mohammed[1] | ||||||||||||||||||||
調教師 | Tim Martin[1] | ||||||||||||||||||||
競走成績 | |||||||||||||||||||||
生涯成績 | 12戦7勝[1] | ||||||||||||||||||||
獲得賞金 | $1,282,375 | ||||||||||||||||||||
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エクシードアンドエクセル(Exceed And Excel、2000年9月5日 - )は、オーストラリアの競走馬、種牡馬である[1]。
2003年ドバイレーシングクラブカップ(G1)、2004年ニューマーケットハンデキャップ(G1)など重賞を6勝[1][2]。2003/2004年シーズンオーストラリア最優秀スプリンター[3][4]
オーストラリアの種牡馬としてはゴールデンスリッパーステークス馬オーヴァーリーチをはじめとする2歳G1勝ち馬などを輩出し、2012/2013年シーズンには豪リーデングサイアーとなった[5]ほか、北半球ではアイルランド産馬エクセレブレーションを輩出するなどシャトル種牡馬として両半球で成功を収めた[6]。
戦績
[編集]2歳(2002/2003年)
[編集]2003年、主戦となるヒュー・ボウマンの手綱でデビュー戦を勝利し[7]、3戦目のトッドマンスリッパートライアル(G2)で重賞を初制覇する[8]。4月12日のゴールデンスリッパーステークス(G1)では9着と大敗した[9]。
3歳(2003/2004年)
[編集]2003年、始動戦のサンドメニコステークス(G2)では6着となった[10]が、続くアップ&カミングステークス(G3)、ローマンコンサルステークス(G3)と1200mの競走を連勝[11][12]。9月21日、迎えた1400mのドバイレーシングクラブカップ(G1)でも優勝し、3連勝でG1初制覇を挙げた[13]。次いで1600mのコーフィールドギニーに出走したが、6着に敗れた[14]。
2004年、1180mのロイヤルソヴリンステークス(G2)を制する[15]と、続いて3月6日のニューマーケットハンデキャップ(G1)を勝利[16]。その後ダーレースタッドによって約2200万豪ドルの価格で購入された[17]。ドバイゴールデンシャヒーンを回避し[17]、ロイヤルアスコット開催のゴールデンジュビリーステークスを目標に据えることになったが、血液の異常のためにこれも回避[6]。7月8日、ジュライカップ(G1)に出走したが、20頭立ての19着に敗れ、これを最後に競走馬を引退した[6]。
エクシードアンドエクセルは、当季のオーストラリア最優秀スプリンターに選出された[3][4]。
競走成績
[編集]以下の内容は、Racing Australia[18]の情報に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭数 | 枠番 | 馬番 | 着順 | タイム | 着差 | 騎手 | 斤量 | 1着馬(2着馬) |
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2003. | 3. 6カンタベリー | ハンデ戦 | 芝1100m(良) | 9 | 3 | 3 | 1着 | 1:04.32 | 1馬身 | H.ボウマン | 56 | (Freeze) | |
3.22 | キャンベラ | ブラックオパールS | G3 | 芝1200m(良) | 15 | 10 | 5 | 2着 | - | 0.2馬身 | H.ボウマン | 56 | Handsome Ransom |
3.29 | ローズヒル | トッドマンスリッパートライアル | G2 | 芝1200m(良) | 6 | 4 | 3 | 1着 | 1:10.57 | 0.2馬身 | H.ボウマン | 56 | (Untouchable) |
4.12 | ローズヒル | ゴールデンスリッパーS | G1 | 芝1200m(良) | 16 | 13 | 2 | 9着 | - | 4.3馬身 | H.ボウマン | 57 | Polar Success |
8. 9 | ランドウィック | サンドメニコS | G2 | 芝1000m(良) | 9 | 6 | 2 | 6着 | - | 6.5馬身 | H.ボウマン | 57 | Regimental Gal |
8.23 | ランドウィック | アップ&カミングS | G2 | 芝1200m(稍) | 9 | 9 | 3 | 1着 | 1:11.82 | 2.3馬身 | H.ボウマン | 56 | (Danbird) |
9. 6 | ランドウィック | ローマンコンサルS | G3 | 芝1200m(良) | 9 | 8 | 3 | 1着 | 1:09.14 | 0.8馬身 | H.ボウマン | 57 | (Hasna) |
9.21 | コーフィールド | ドバイレーシングクラブC | G1 | 芝1400m(良) | 20 | 5 | 7 | 1着 | 1:21.20 | 1.8馬身 | C.ブラウン | 53 | (Reactive) |
10.11 | コーフィールド | コーフィールドギニー | G1 | 芝1600m(稍) | 13 | 2 | 3 | 6着 | - | 4.6馬身 | H.ボウマン | 56 | In Top Swing |
2004. | 2.14ランドウィック | ロイヤルソヴリンS | G2 | 芝1180m(良) | 10 | 6 | 2 | 1着 | 1:08.27 | 0.2馬身 | C.ブラウン | 59 | (Lightning Star) |
3. 6 | フレミントン | ニューマーケットH | G1 | 芝1200m(良) | 15 | 10 | 3 | 1着 | 1:08.72 | 0.5馬身 | C.ブラウン | 55 | (Titanic Jack) |
7. 8 | ニューマーケット | ジュライC[19] | G1 | 芝6F(良) | 20 | 18 | 6 | 19着 | - | 9馬身 | K.マカヴォイ | 60 | Frizzante |
種牡馬時代
[編集]2005年にダーレーグループのケルビンサイドスタッドで種牡馬入りし、シャトル種牡馬としても運用された[20][21]。
オーヴァーリーチ、アースクエイク、リワードフォーエフォート、アウトストリップ、ゲルフ、ヘルメットといったオーストラリアの産駒が2歳G1を優勝するなど早熟性を伝えた一方で、4歳でクイーンエリザベス2世ステークスを圧勝したエクセレブレーションや、それぞれ5歳および6歳でG1を勝利したアンバースカイおよびフランベルジュなど、息の長い競走馬も輩出した[6]。
2024年を持って種牡馬を引退した[22]。
種牡馬成績
[編集]主な産駒
[編集]- 2006年生
- Reward For Effort / リワードフォーエフォート(2009年ブルーダイヤモンドステークス、2010年コンコルドステークス)[23]
- 2008年生
- Excelebration / エクセレブレーション(2011年ムーランドロンシャン賞、ハンガーフォードステークス、独2000ギニー、2012年ジャックルマロワ賞、クイーンエリザベス2世ステークス、グラッドネスステークス)[24]
- Helmet / ヘルメット(2011年サイアーズプロデュースステークス、豪シャンペンステークス、コーフィールドギニー、コーフィールドギニープレリュード)[25]
- Margot Did / マーゴットディド(2011年ナンソープステークス)[26]
- 2009年生
- Amber Sky / アンバースカイ(2014年アルクォズスプリント)[27]
- Flamberge / フランベルジュ(2014年スタンディッシュハンデキャップ、セブリングステークス、theshark.com.auステークス、2015年ザグッドウッド、2016年オークレイプレート、ウィリアムレイドステークス)[28]
- 2010年生
- Guelph / ゲルフ(2013年サイアーズプロデュースステークス、豪シャンペンステークス、フライトステークス、豪1000ギニー、ティーローズステークス、ブルーダイヤモンドプレリュードフィリーズ)[29]
- Overreach / オーヴァーリーチ(2013年ゴールデンスリッパーステークス、モエエシャンドンステークス (フィリーズ))[30]
- 2011年生
- Earthquake / アースクエイク(2014年ブルーダイヤモンドステークス、リースリングステークス、ブルーダイヤモンドプレリュードフィリーズ、サラブレッドクラブステークス)[31]
- Outstrip / アウトストリップ(2013年ブリーダーズカップジュヴェナイルターフ、英シャンペンステークス)[32]
- 2012年生
- Mr Stunning / ミスタースタニング(2017年香港スプリント、スプリントカップ、ジョッキークラブスプリント、2018年香港スプリント、2020年チェアマンズスプリントプライズ)[33]
- 2016年生
- Bivouac / ビヴァーク(2019年ゴールデンローズステークス、ラントゥザローズ、キンダーガーテンステークス、ヴェインステークス、2020年ニューマーケットハンデキャップ、スプリントクラシック)[34]
- Queen Supreme / クイーンスプリーム(2019年イエローウッドハンデキャップ、2020年パドックステークス、2021年パドックステークス)[35]
- Excellent Proposal / エクセレントプロポーザル(2021年香港クラシックマイル)[36]
- Exceedance / エクシーダンス(2019年クールモアスタッドステークス、サンドメニコステークス)[37]
- Microphone / マイクロフォン(2019年イングリスサイアーズ、スカイラインステークス、2020年オータムステークス)[38]
- 2017年生
- September Run / セプテンバーラン(2020年クールモアスタッドステークス、2022年ウィリアムレイドステークス)[39]
- 2018年生
- 2020年産
- Mischief Magic / ミスチーフマジック(2022年ブリーダーズカップジュヴェナイルターフスプリント、シレニアステークス)[41]
- Mawj / モージュ(2022年ダッチェスオブケンブリッジステークス、2023年1000ギニー、クイーンエリザベス2世チャレンジカップステークス)[42]
- Cylinder / シリンダー(2024年ニューマーケットハンデキャップ)[43]
ブルードメアサイアーとしての主な産駒
[編集]- 2010年産
- Bounding(父Lonhro)- レイルウェイステークス
- 2015年産
- Crown Prosecutor(父Medaglia d'Oro)- ニュージーランドダービー
- 2016年産
- Ten Sovereigns(父No Nay Never)- ミドルパークステークス、ジュライカップ
- Anthony Van Dyck(父Galileo)- 英ダービー
- Elite Street(父Street Boss)- ウインターボトムステークス
- 2017年産
- Magic Attitude(父Galileo)- ベルモントオークスインビテーショナルステークス
- Tuvalu(父Kermadec)- トゥーラックハンデキャップ
- 2018年産
- Laws Of Indices(父Power)- ジャンプラ賞
- Overpass(父Vancouver)- ウインターボトムステークス
- 2021年産
血統表
[編集]エクシードアンドエクセルの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父 *デインヒル Danehill 1986 鹿毛 |
父の父 Danzig1977 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Pas de Nom | Admiral's Voyage | |||
Petitioner | ||||
父の母 Razyana1981 鹿毛 |
His Majesty | Ribot | ||
Flower Bowl | ||||
Spring Adieu | Buckpasser | |||
Natalma | ||||
母 Patrona 1994 栗毛 |
Lomond 1980 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
My Charmer | Poker | |||
Fair Charmer | ||||
母の母 Gladiolus1974 栗毛 |
Watch Your Step | Citation | ||
Stepwisely | ||||
Back Britches | Carry Back | |||
Foxbritches | ||||
母系(F-No.) | (FN:23-b) | [§ 2] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer 3×3=25%、Natalma 4×4×4=18.75% | [§ 3] | ||
出典 |
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m “Exceed And Excel | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ a b c “Exceed And Excel(AUS)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2022年5月17日閲覧。
- ^ a b “Horse Directory Australia - Racing History - Champion Awards”. www.horsedirectory.com.au. 2022年4月7日閲覧。
- ^ a b “Exceed And Excel | Australia” (英語). www.darley.com.au. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Stallion Roster Display”. www.arion.co.nz. 2022年4月7日閲覧。
- ^ a b c d “The making of Exceed And Excel north and south of the Equator | Bloodstock News | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Racing Australia | Horse Racing Results”. racingaustralia.horse. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Racing Australia | Horse Racing Results”. racingaustralia.horse. 2022年4月7日閲覧。
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- ^ “Racing Australia | Horse Racing Results”. racingaustralia.horse. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Racing Australia | Horse Racing Results”. racingaustralia.horse. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Racing Australia | Horse Racing Results”. racingaustralia.horse. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Racing Australia | Horse Racing Results”. racingaustralia.horse. 2022年4月7日閲覧。
- ^ a b “Exceed And Excel sale confirmed by stud” (英語). The Sydney Morning Herald (2004年3月16日). 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Racing Australia | Horse Racing Results”. racingaustralia.horse. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Full Result 2.55 Newmarket (July) | 8 July 2004 | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ ““Exceed And Excel really is quite remarkable” | Europe” (英語). www.darleyeurope.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Exceed And Excel joins the 100 club | Europe”. www.darleyeurope.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ エクシードアンドエクセルが種牡馬を引退、豪州と欧州で大成功JRA-VAN Ver world、2024年3月7日配信・閲覧
- ^ “Reward For Effort | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Excelebration | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Helmet | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Margot Did | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Amber Sky | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Flamberge | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Guelph | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Overreach | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Earthquake | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Outstrip | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Mr Stunning | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Bivouac | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Queen Supreme | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Excellent Proposal | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Exceedance | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Microphone | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “September Run | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年4月7日閲覧。
- ^ “Montassib | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2024年9月8日閲覧。
- ^ “Mischief Magic | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年11月5日閲覧。
- ^ “Mawj| Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2023年5月8日閲覧。
- ^ “Cylinder| Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2024年3月9日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|Exceed And Excel(AUS)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2022年4月7日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post